丹生谷貴志ツイートまとめ(2015年7月)

丹生谷貴志さんの2015年7月のツイートをまとめました。
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nibuya @cbfn

周知のように二千年から演奏が始まって2639年に終わるケージの大曲『ASLSP』はすでに15年前に演奏開始、未だ続いているはずだが「聴かないでいる」選択を含んだこの曲が演奏されているという現実は僕らを鎮静した気持ちにさせるが、しかし・・空海は高野山で未だ食事を待っている、と?

2015-07-30 10:54:35
nibuya @cbfn

録音を嫌った、というか事実上演奏の度に異なる曲をCD化し聴くことに意味はないことになるが、ともあれ『In a Landscape」なんてCDをぼんやり聴いていると・・・まあ、定義上?音楽史上もっとも抒情的かもしれない作曲家を見出す・・・抒情的か悲劇的か喜劇的か感傷的か、いろいろ。

2015-07-30 11:12:12
nibuya @cbfn

ケージのピアノ曲、例えば『Dream』みたいなのを聴いていると・・・不意に作曲家としてのクリント・イーストウッドの、いつも同じ音域の少ない音だけで出来た作曲を思い出し・・・妙に納得してしまう・・・何を?

2015-07-30 11:12:40
nibuya @cbfn

・・・どうでもいい付け足し。ちなみに僕は「フランス音楽」が基本的に好きではありません。昔は積極的に嫌いだったのがかろうじて「好きではない」に変わった程度、ドビュッシーは大の苦手、ラヴェルはましですが演奏家によっては苦手、フォーレは苦痛・・・その他。

2015-07-30 15:55:03
nibuya @cbfn

四谷シモンさんが金井美恵子と名乗って講演会場に現れ、金井美恵子を女だと思っていたのはあんたたちの勝手ね、さらに加えてあたしを男と思っているのもあんたたちの勝手ね、と主催者を罵倒する夢を見る・・・起きてしばらくどこかで読んだ実話だったような気がしているが、無論、夢なのだ。

2015-07-31 08:53:56
nibuya @cbfn

所謂「サブカル論」みたいなのがウンザリさせるのは、それが要するに「サブカルはこれほど多くの深刻な問題を表出している」という型で書かれているからで、なんでまあ「問題主張」が見出せないと落ち着かないのか。所謂「ラノベ」が苦手なのもその大部分が「青少年の主張・註-番外編」みたいだから

2015-07-31 09:40:05
nibuya @cbfn

「問題小説」というと中国では五四運動に並行したもので魯迅がその中から出てきたと一応言われる訳ですが、日本では「問題小説」というと僕の子供の頃は暴力的冒険とエロを売りにした「大人の雑誌」に載っている小説みたいなのを意味し・・・今は「エンターテイメント・ベストセラー」のことのようです

2015-07-31 09:46:56
nibuya @cbfn

・・・例えば永井均さんがデカルトの最初の「我」は凄いが続く「我」はガッカリさせるというときそれは、最初の「我」が思考者自身を含んでひたすら全てを途方に暮れさせる瓦解性であるのに、第二の「我」は「答え」としてその瓦解を停止させ不意に建設的な身振りの「主体」となってしまうからでしょう

2015-07-31 10:06:08
nibuya @cbfn

ラジオの書評コーナーのために神戸、金井美恵子『恋人たち・降誕祭の夜』、自選短編集だが周到な選択と配列によって一巻の小説として冒頭から末尾に向けて読まれるべきもの、その時これは過去の選集ではなく全くの新作として置かれる。金井さんの小説の「場所」への最高の窓。と語るつもりが、さてね。

2015-07-31 21:28:05
nibuya @cbfn

・・・ともかく久しぶりに日本語で書かれた完璧な小説を読んだという、久しぶり過ぎて忘れかけていた充足感がある。とのかく余計な賢しらなしに冒頭から胃一気に最後の『原色図鑑』まで読み通すこと・・・そして二度目はこの小説が別の顔になって読まれることに必ず気づくはず・・・

2015-07-31 21:40:03
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