戦時下に東京にいた外国人達

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印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

「戦時下のドイツ大使館」の著者は渋谷駅近くの外国人向けコンドミニアムのようなものに住んでいて、東京大空襲を経験する。最初は落ちてくる焼夷弾に水や砂をかけて消していたが、その内手が回らなくなって、防空壕に逃げ込む。ドアが木製だったので燃えないように、水をかけ続けたという

2015-08-13 10:14:21
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

リアルだなと思ったのは、家の中に落ちてきた焼夷弾に消化器を使うと燃えているテルミットが周囲に飛び散るばかりでかえって延焼してしまうので、焼夷弾の周りの壁に消化器の泡をかけると温度が下がって延焼しなかったという描写。覚えておこう(いつ使う?そんな知識)

2015-08-13 10:17:04
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

それから、昭和17年に横浜で爆沈したドイツ海軍の仮装巡洋艦トールを訪れており、正に爆沈の瞬間に艦上にいた。隣のタンカーが爆発したので慌てて海に飛び込み、必死に岸まで泳いだという。

2015-08-13 10:19:56
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

東京大空襲の翌日、ドイツ大使館まで歩いて行ってみたが、道中焼死体だらけ。死体は「青っぽい茶色」だったという。

2015-08-13 10:23:26
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

そして、在京ドイツ人の安否を確認し合ったが、中には明治神宮に避難していたら、「外国人」だというので日本の若者に襲撃され、それに通りがかりの兵士まで混じって、殺されそうになった人も。パスポートを出して、ようやくドイツ人だとわかってもらったが、それでも若者の一人で青竹でぶん殴られた

2015-08-13 10:26:56
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

東京大空襲の翌日なんかは、きっと撃墜されて降下したB29のパイロット達は、市民の自主的な襲撃に遭って、あちこちでブチ殺されていたんだろうなぁ・・・

2015-08-13 10:29:18
山口多聞P @yadamonn23

@ven12665 何せ日本軍のパイロットすら殺されていますからね

2015-08-13 10:30:42
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

@yadamonn23 間違って殺したといいますが、「降下してくるのはとりあえず敵兵」というムードがあったんでしょうか。この本によると、横浜で爆沈したトールの乗組員が海を漂流しているところを漁船に救い上げられたのですが、漁師はそのドイツ兵達をすぐに殺そうとしたそうです。

2015-08-13 10:33:18
山口多聞P @yadamonn23

@ven12665 トールの話は初めて聞きましたが、普通にありそうな話ですね。

2015-08-13 10:34:17
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

@yadamonn23 当時の日本人の感覚だと、「外国人=鬼畜英米」だったんじゃないでしょうか。そもそも外国人を見ることもほとんど無いでしょうし。政府や軍部も「外国人の中には同盟国人もいるので気をつけるように」と周知していたようにも思えません。

2015-08-13 10:36:15
zorotto@充電モード @zorotto_BJ

@ven12665 日本のパイロットですら、日本上空で脱出し日本の本土に着地した後に日本人に殺されてますからね。相当ブチ切れたんでしょうし、米軍も君が空爆した地域で脱出するのは望ましくないとか言ってるし

2015-08-13 10:43:58
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

@zorotto_BJ やっぱり空襲に遭ったら、平静じゃいられないのも無理もないかもしれません。ソマリアで米兵の死体が引きづり回された映像なんか見ると、そんな風に思います。

2015-08-13 10:45:26
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

戦時中に帝大で英語を教えていたイギリス人教師の手記を読んだことがあるが、その人は突然道端で刀を持った軍人に追いかけられたという。その軍人は、「ワッハッハ!」と笑いながら刀を振り回してきたそうだ。コワ~・・・

2015-08-13 10:38:48
よしの番長 @YoshinoBancho

@ven12665 @pisces1235 当時の帝大で英語教えてたって、英国でも相当のステータスの人を呼んでたはずです。帝大の環境に慣れてて、日本の叩き上げ下士官の悪い部分に触れてびっくりしたのかも。でもイギリス人だからこそ、そこを解ってて当然だと思うんですが・・・。

2015-08-13 11:12:15
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

@YoshinoBancho @pisces1235 この方は駐英大使だった吉田茂に招聘されて、開戦直前に訪日し、身分としては外務省の嘱託扱いだったそうです。だから、特高や憲兵も露骨に手を出さなかったとか。真面目な人でカフェーに行くと、片言の英語の話す女給さんにビックリしています

2015-08-13 11:16:53
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

そうかと思うと、ドゥーリットルの爆撃の時には銀座でタクシーに乗っていたが、運転手は「あんた何人?」「イギリスジンデス」「へぇ~まあいいや、どこまで?」「ドウゲンザカマデオネガイシマス」「あいよっ!」と和やかだったとか。まぁまだ本格的な空襲が無い頃だし、日本人も余裕があったのかも

2015-08-13 10:42:18
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

戦時中、渋谷でドイツ人達が住んでいた集合住宅みたいなものには、毎日巡査が「安否確認」と称して巡回に来ていた。誰が訪ねて来たかを逐一記録していたという。そのため、ドイツ人が周囲の日本人を家に招いても、誰も来なかったとか。

2015-08-13 10:48:35
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

戦時中、ドイツ大使館がやっていた英語のラジオ放送では女子アナとして、アメリカンスクール出の在日ドイツ人の若い女性を起用していたが、スタッフと駆け落ち騒ぎを起こして降板。後任は「小柄でハスキーな声」の日系アメリカ人の女性だった。ぼかされているのだが、どうも「東京ローズ」の一人らしい

2015-08-13 10:59:53
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

「吉田茂の英語は訛っていて、ところどころ聴き取り辛かった」なんて読むと、日本人って本当に英語が話せるようになるものかと思ったりするねぇ。

2015-08-13 11:18:47