鹿児島県阿久根市の壁画問題

鹿児島県阿久根市、竹原信一市長によって推進されている壁画政策 市内を覆い尽くす壁画は以下の通り http://d.hatena.ne.jp/akune_genjo/ かかる(壁画政策でなく)壁画を語り合う
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ナスカの痴情ェ @synfunk

実際見ると怖さが違います。人がいないし、絵を描かれた所の人がこっちを凝視していて、大戦下、欧州でダビデの星を書かれた人が周囲を伺う図させ思い浮かんだりして。"2011-01-01 - 写真で見る阿久根市の現状" http://goo.gl/Nqo10  @m_a_suslov:

2011-01-06 08:03:15
ナスカの痴情ェ @synfunk

またお王様気に入りの自称画伯に描かせて回ってるというところがなんとも。中世のたしなみかよ。

2011-01-06 08:10:36
石川初 Hajime B. S. Ishikawa @hajimebs

「まちづくり」と「アート」が無根拠に束ねられていることも気に入らないんだよね。お互いに対して失礼だと思うが。史上、「政治的に正しい芸術」がろくなもんになったためしはない。

2011-01-06 10:55:59
鞘次郎(sayajirao) @sayajir

阿久根市のシャッター壁画は(市場の評価を待たずして)既に現代アートたり得ている。が、そこで判断を停止させていると日本全国こうなる日は遠くない。ディズニー化するカネも無くなれば、壁画の出番だ。アジア、欧米、旧社会主義圏、アフリカ…下降局面に入った社会でお馴染みの風景が、遂に上陸。

2011-01-06 10:58:45
増田聡 @smasuda

阿久根のシャッター絵の話が http://bit.ly/ih5bv6 で紹介されて北朝鮮呼ばわりされてるけど、以前 http://bit.ly/g6APZk で同じ絵が紹介されたときの面白がられ方と随分反応違う。同じ対象でも紹介の文脈によって全く異なる言説に接合されますよの一例か

2011-01-06 11:53:22
増田聡 @smasuda

オレも阿久根市の状況はひどいと思うし他人事じゃないけど、同じ絵の意味作用がこれだけ正反対に使われるという事例は面白いと思うし、そのメカニズムがどうなってるのか考えるのが(政治運動家ではなく)学者の役割なんだろうなあと思ってます

2011-01-06 12:02:03
増田聡 @smasuda

うどん喰いながらぼんやり考えた。いまから大風呂敷広げてみよう

2011-01-06 13:32:18
増田聡 @smasuda

阿久根シャッター絵を離れて一般的に、われわれの社会では文化的作品を自律した存在として見るよりも、それを作った存在や取り巻く存在との関連で見ることを要請する力が働きがちな気がします。それを換喩的想像力と呼んでみようか

2011-01-06 13:34:31
増田聡 @smasuda

換喩的な想像力とは、その作品自体の構造や類似性よりも「それがだれのものか」「それがだれによってつくられたか」「それはだれを喜ばせ/失望させるか」に注意が向くような想像力、としておこう

2011-01-06 13:36:05
増田聡 @smasuda

甲子園の砂が甲子園の換喩になるとかそういうこと

2011-01-06 13:36:59
増田聡 @smasuda

そのような想像力の元では、文化的作品はイデオロギーを運ぶものであるか(「だれがつくったか」)あるいは消費者個々の単なる娯楽であるか(「だれを喜ばせ/失望させるか」)のどちらかの極におかれがち

2011-01-06 13:38:55
増田聡 @smasuda

で、文化的作品「それ自体」よりも、それが何の換喩となっているか(あるいは何の換喩として何に奉仕しているか)が重要視される傾向がつよくなる

2011-01-06 13:41:49
増田聡 @smasuda

「作品のメカニズムとか悠長なことは問題ではない、それが何にどう奉仕しているか、またはそれを批判/擁護することが問題なのだ」的な感じについつい流れていくんですね。オレもその傾向ある。いわゆる批評の○×式問題

2011-01-06 13:43:19
増田聡 @smasuda

阿久根の絵を紹介した二つのケースは(結論は正反対であれ)換喩的想像力の水路に等しく従う。http://bit.ly/g6APZk の方は面白い「作品」であるから阿久根市長に好意的な立場を示し、http://bit.ly/ih5bv6 は阿久根市長の批判が絵の批判にそのまま連続する

2011-01-06 13:47:02
増田聡 @smasuda

ここでは「絵は面白いけど阿久根市長はサイテー」「阿久根市長は素晴らしいが(描かせた)絵の趣味はどうも…」といった言説がとても出現しにくくなる。絵の評価とそれが換喩する存在(阿久根市長が行う市政?)とは不可分なものとして扱われがちだから

2011-01-06 13:49:02
増田聡 @smasuda

で、このような作品がおかれた想像力のメカニズムみたいな悠長な話をしていると、「そんなことはどうでもいい、お前は阿久根市長のやりかたに賛同するのか反対するのか」みたいな議論の方が大事、と言われる。まあそりゃそうでしょうけどオレはそれが大事とはあまり思わない

2011-01-06 13:51:37
増田聡 @smasuda

オレが大事と思うのは、「絵と市政は繋がってるけど別々のこととしても考えられるでしょ」と繰り返し言って、換喩的想像力以外の考え方のルートを確保しておくことです。もちろんあなたが一緒に考えるのを止めやしない。けど「一緒のものとして考える以外の考えは認められない」というのには反対する

2011-01-06 13:54:53
増田聡 @smasuda

なので「阿久根シャッター絵について論じるときは阿久根市政への賛否を明らかにしてからしろ」という意見や姿勢にはオレはあんまり同意できません

2011-01-06 14:01:30
T斎藤 @tsaito

阿久根のことを悪く言う人が多すぎると思う。

2011-01-06 12:29:45
kukky🥦 @kukkyx

.@tsaito 同じものをとりあげても、これだけ印象に差があるんだなあと。DPZの記事では阿久根に行ってみたいと思ったのですが、今回のあの記事では思いませんでしたねー。

2011-01-06 12:36:18
T斎藤 @tsaito

@kukkyx あの記事はわざと悪印象を抱かせるように写真を撮ったり書いたりしたのでしょう。反市長派の地元のかたが書かれたんでしょうが・・・

2011-01-06 12:50:19