NNN ドキュメント「2つの"マル秘"と再稼働〜国はなぜ原発事故試算を隠したのか ?」

thouautumn @thouautumn

1961年（昭和36年）国会に18ページだけ提出。 NNNドキュメント

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倉澤さん「226ページに及ぶ詳細なデータは、ついに、国会に提出されませんでした」（表やグラフがたくさんある）「その背景にはいったい何があったのでしょうか」 NNNドキュメント （国はなぜ原発事故試算を隠したのか？）

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国会に提出された18ページと、マル秘とされた226ページが積んである。暑さで違いが一目瞭然。 NNNドキュメント

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「詳細な226ページが隠された痕跡がある。隠された報告書の目次にある、附録A～Gが、国会に出されたものにはない」NNNドキュメント

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画面に写った目次の附録部分： 附録A 事故の種類と規模 21（数字はページ数） 附録B 想定する原子炉設置点と周辺の状況 31 附録C 煙霧の拡散、沈下 49 附録D 放出放射能の人体及び土地使用に及ぼす影響 87 （続く） NNNドキュメント

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画面に写った目次の附録部分（続き）： 附録E 放出放射能の農漁業への影響 189 附録F 物的、人的損害額の試算基礎 207 附録G 大型原子炉事故から生じうる人的物的の公衆損害の試算結果 235 NNNドキュメント

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同じく目次、国会に提出された18ページ分： まえがき 第1章 公衆災害の伴う大型原子炉の可能性 1 第2章 損害資産の基本的考え方と仮定 6 第3章 試算結果とその評価 15 NNNドキュメント

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（200ページ以上の附録を、第3章の3ページにまとめたって感じ？ 国会版）

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「また、本文中に数カ所ある、附録に関する記録も消去されている」（画面にその比較例） NNNドキュメント

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倉澤さん「原子力の憲法ともいえる原子力基本法には、”自主・民主・公開” の三原則が盛り込まれています。しかし政府は、原発が稼働する前から、公開の原則を捻じ曲げていました」 NNNドキュメント

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1999年に国会で、隠された試算について質問する共産党 西山登紀子議員（当時）にインタビュー。「この試算はどこかの原発を想定したものですか？」 NNNドキュメント

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西山登紀子さん「東海原発1号炉（日本初の原発）を念頭においたものであるということは、この試算書を克明に見ますとね、わかってまいります」 NNNドキュメント

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「気象観測のページには、東海村付近とある。さらに原発から20kmに、当時人口10万人の水戸市、120kmに人口600万人の東京。」（資料には都市名書かず、水戸市は「中小都市」、東京は「大都市」と書いてある） NNNドキュメント

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聞き手「すごい想定ですね。大都市東京にまで影響が及ぶかどうか最初に試算してあった」 西山さん「最大の損害書くっていうのが3兆7000億。当時の日本の一般会計予算が1兆7000億ですから、2倍以上のとてつもない損害額を想定している報告書だったわけです」 NNNドキュメント

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「現在の貨幣価値に換算すると59兆円（国家公務員の初任給で比較） 」 NNNドキュメント

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事故での死亡者は最大720人、「要観察者」は最大で400万人と推定。 NNNドキュメント

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西山さん：国会できちんと糺しておく必要があると、原本を持ってきてもらったらマル秘の判子が押してあるのでびっくりして。慌てて写真に撮っておきましょうよと、中から鍵かけて（写真を撮った）」NNNドキュメント

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西山さん「なぜ隠してたのかと質問をしたわけです／40年も前のことなのでなんで隠したのかようわかりませんということです」NNNドキュメント

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画面に資料のページ、核種ごとの放出量、被爆7日目の1日間の線量」、被曝後1週間の線量、30日間、90日間、1年間、被曝後5年間、被曝後50年間の線量まで推計値が載っている。 NNNドキュメント

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「胃の受ける線量」、「小腸の受ける線量」の計算、事故後の汚染野菜、牛乳、沿岸魚、淡水魚、貝のストロンチウム（Sr89、Sr90）の推計もある。 NNNドキュメント

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1994年に国会でこの問題を追及した、公明党の加藤修一さんにインタビュー「原賠法を作る過程でやったことですから、マル秘になったということは、情報を開示したくないということですね。公開という観点からも法律に著しく抵触することをなぜやったのか」 NNNドキュメント

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「原賠法を審議していた当時（1961年）、用意できる賠償額は最大で50億円だった」NNNドキュメント

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「ところが、資産の単位は、億ではなく兆だったのだ」NNNドキュメント

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三億円事件は1968年

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「その後、日本全国に54基の原発が作られていった。原発事故が起きると甚大な被害が出ると、国は最初から分かっていたのだ」 NNNドキュメント