うがやさん @hirougaya の語る、『普通というCategorizeの病理』・・・朝日新聞の記事を例に
- Eric_Ridel
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「普通」の人なんて一人も見たことあらしません。 RT @hirougaya: 結局「普通」というカテゴライズは「人間は一人ひとり違う」という当たり前の現実を否定する。「やわらかな抑圧」につながらざるをえないのだ。だから「普通」という言葉は「個性」と反対の極にある。
2011-01-06 21:13:27自分が「普通」すぎて何の「個性」もない、と罪悪感や自己嫌悪に苦しむこともあるだろう。その人が「普通」と言われればますます苦しむ。「誰も自分の苦しみをわかってくれない」という孤立感に苦しむだろう。
2011-01-06 21:31:21「優秀」であっても同じかもしれない。村上春樹の小説みたくRT @hirougaya: 自分が「普通」すぎて何の「個性」もない、と罪悪感や自己嫌悪に苦しむこともあるだろう。その人が「普通」と言われればますます苦しむ。「誰も自分の苦しみをわかってくれない」という孤立感に苦しむだろう。
2011-01-06 21:32:37孤立感こそが人を追い込む。この朝日の連載は「孤立」について取材しているのに「2010年のいま、孤立とは何なのか」という着想がおそろしく古くさく(職場や近所など旧来のコミュニティと断絶している)、定型的で、凡庸だ。記者の「発想」が劣化していると思う。
2011-01-06 21:32:37また「インターネットでの交流が増えると、リアルでの交流は減る」という「集会の衰退」(D•ブーアスティン)のことをほとんど素通りしてしまう。連載一回くらいは割く価値があるのに。
2011-01-06 21:33:57@hirougaya 学生の頃、通信インフラが発達すればするほど人間本来のコミュニケーション能力が衰えていく、と言う話を聞いたことがあります。手垢がついたような指摘ではありますがなんとなく気になります。通信インフラが充実した無縁社会。
2011-01-06 21:36:22まるでオールド・メディアが信頼され、紐帯の機能を担っていた旧来型コミュニティを懐古し、その復興を誘導しているかのようにさえ邪推してしまいます。RT @hirougaya ・・この朝日の連載は「孤立」について・・着想がおそろしく古くさく・・定型的で、凡庸だ・・
2011-01-06 22:11:14@xxcalmo そこまで記者がオールドコミュニティ回帰に意識的ならまだ救われるのですが、実態は「思考の定型化」「浅薄で凡庸な思考と発想」という『トホホ」な状態が現実ではないかと思われます。
2011-01-06 22:33:07の朝日の連載「孤族の国」10回目は「2010年のいま、孤立とは何なのか」という着想がおそろしく古くさく(職場や近所など旧来のコミュニティと断絶している)、定型的で、凡庸だ。 と先に述べた。
2011-01-06 22:37:34記者が劣化しているのは「記者の職業的技量」(ジョブスキル)の劣化だ。記事の質=アジェンダの設定×取材先の選択×取材の準備(調査)×インタビューでの応答力×文章力×…と無数の変数=ジョブスキルの乗(かけ算)である。どれかが下がると乗は下がる。
2011-01-06 22:41:30朝日の連載「孤族の国」10回目を貫く視点は(1)「職場や近所など旧来のコミュニティと断絶している」ことが「孤立」である(2)その孤立から逃れうる唯一の場所がインターネットだった(3)そしてそのネットでの絶望した。というロジックである。
2011-01-06 22:43:34この記事の致命的な欠陥は「自殺した男性の周囲はインターネットをどれくらい使っていたのだろう」という「インターネット環境」にまったく触れないことである。つまり「自殺した男性の」インターネット生活にしか筆が及ばないことがそもそも記事の欠陥なのだ。
2011-01-06 22:45:19そういう平板な発想でしか取材しないと「リアルな世界での人間関係からはじかれた男性が唯一関係性を見いだすのはインターネット」「そこでも拒絶され、自殺へ」という安直で凡庸なロジックに陥りいるしかない。
2011-01-06 22:46:27周囲の上司や友人たちのリアルな面談の場(『集会』=集まって話す機会)がどれくらいインターネットで減ったのか、という視点はどうしてないのか。
2011-01-06 22:47:39インターネットがあった「のに」男性は自殺するほど孤立した。のではなく、インターネットがあった「から」男性は自殺するほど孤立した。のではないか。
2011-01-06 22:48:20私はネット以前は記者仲間や取材先と毎晩ご飯を一緒に食べて情報交換(?)していたが、最近はほとんどしない。それでもツイッターやメール、BBS、チャット、SNSで毎晩のように議論、意見交換している。
2011-01-06 22:50:52当たり前のことだが、かつて「盛り場に出かけなければできなかったこと」の大半はネットのおかげで「家にいたままできること」になってしまった。ここ20年、いや10年の最大の変化である。
2011-01-06 22:51:51「自殺するほど苦しんでいる人が、その苦しみを分かち合う相手がネットの上にしかない」のが批判に値するのか?ネットの上にいればいいのではないか?
2011-01-06 22:54:14自殺した彼の人間関係がネットに軸足があったように、いまやインターネットはによって大半のコミュニケーションは済んでしまう。リアルな「集会」は衰退するばかりだ。彼の周囲の人間も、そうやってリアルな集会から離れる生活だったのではないか。
2011-01-06 22:57:39