伝説のセメントマッチから30年。今振り返る佐山聡と前田日明の関係~(ふるきち氏 fullkichi)

ふるきち@fullkichi さん本人の文章から 『本日(※2015年9月2日)、大阪臨海スポーツセンターでの佐山聡(スーパータイガー)と前田日明のセメントマッチから30周年。これを機会に、佐山と前田の交流&抗争史そしてその終結に至るまでをまとめてみる』 まさにそういう話です。 続きを読む
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ふるきち @fullkichi

山陰在住の、嫁と世間にいじめられている給料泥棒です。元・格闘技ファン、元々・プロレスファン。ほとんどの世俗に対し隠居状態のため、ひたすら愚痴と繰り言をツイートします(笑)。

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ふるきち @fullkichi

本日、大阪臨海スポーツセンターでの佐山聡(スーパータイガー)と前田日明のセメントマッチから30周年。これを機会に、佐山と前田の交流&抗争史そしてその終結に至るまでをまとめてみるツイート連投始めます。何と全42ツイート!! 皆さまご笑覧、もしくは20分ほどご容赦ください(^^;)。

2015-09-02 06:10:15
ふるきち @fullkichi

本日、大阪臨海スポーツセンターでの佐山聡(スーパータイガー)と前田日明のセメントマッチ(急所蹴りによる佐山の反則勝ち)から30周年。これを機会に、佐山と前田の交流&抗争史そしてその終結に至るまでをまとめてみようというのが今回の試みであります、お立会い(笑)。まあ佐山と前田の(続)

2015-09-02 06:10:58
ふるきち @fullkichi

(続)一時期の仲の悪さは語られること多いところですが、そもそもの佐山&前田の縁の深さ--ほとんど業に近い(笑)--についてはあまり語られないところではないでしょうか。まずそもそもが(1)前田のプロレス入りのきっかけが佐山と前田の師匠・田中正悟氏の接触であるという。こちらの(続)

2015-09-02 06:11:20
ふるきち @fullkichi

(続)インタビューにも詳しいですが⇒excite.co.jp/News/reviewboo… まあとにかく前田のプロレスキャリアの初めから佐山の存在は欠かせないものであったという。そしてまた(2)プロレスの「仕組み」について前田に初めて教えたのも佐山であったという。前出のインタビューの(続)

2015-09-02 06:11:30
ふるきち @fullkichi

(続)続き記事excite.co.jp/News/reviewboo…でも語られてるところですが、まあこのあたりプロレス入りのきっかけとなった者としての責任もあって、というところだったでしょうね、佐山さんとしては。さらにこれはいよいよ佐山のタイガーマスク時代の話ですが(3)佐山のタイガー(続

2015-09-02 06:12:02
ふるきち @fullkichi

(続)デビューの伝説的試合・対ダイナマイト・キッド初戦においてそのフイニッシュを新間さんと並んで見守っていたのが前田(笑)。youtube.com/results?search… 見ていただければわかりますが、佐山タイガーの見事なジャーマンを新間さんの横でボーッと見守ってたのは(続)

2015-09-02 06:12:24
ふるきち @fullkichi

(続)まぎれもなく前田さんでございますね(苦笑)。自分のプロレス入りきっかけの人間の劇的ブレイクの瞬間をしっかり見守ってたわけですね、前田さんは(笑)。そしてこれはあまり知られてませんが、(4)タイガーのタッグでの初敗戦のパートナーが前田(笑)。81年11月30日にカネック&(続

2015-09-02 06:12:38
ふるきち @fullkichi

(続)スーパーマキナ組と対戦して、カネックに前田がフォールされてるわけであります。わたしゃこれで「前田明(当時)」の名を覚えたくらいですから(苦笑)。無敗のタイガーにタッグながら黒星をつけてしまう、その張本人みたいな役をあてはめられて、前田兄さんもさぞ複雑だったろうと(苦笑)(続

2015-09-02 06:13:07
ふるきち @fullkichi

(続)そしてこれはもう有名なのが、(5)タイガーデビューで「サミー・リー」佐山がイギリスマットから抜けた、その穴埋めに英国マットで「クイック・キック・リー」としてデビューしたのが前田・・・ここまで並べると、いかに佐山と前田の縁が深かったか、てのが改めてお分かりではないかと。(続)

2015-09-02 06:13:20
ふるきち @fullkichi

(続)まさに前田が新日入りした77年から第一次U単独興行停止の85年に至るまで、佐山と前田は最も密接な交流関係にあったわけで・・・ちなみに84・85年当時、まだ創刊間もない週プロでは選手を映画俳優やロックミュージシャンに見立てるのが流行っておりまして、その中で第一次U時代の(続)

2015-09-02 06:13:58
ふるきち @fullkichi

(続)佐山&前田はアメリカンニューシネマ「真夜中のカーボーイ」のダスティン・ホフマン(=佐山)&ジョン・ボイト(=前田)に見立てられていたという・・・何とも太ったダスティン・ホフマンもあったものですが(苦笑)。しかしこの二人の奇妙な友情が当時のファン&関係者からいかに好意的に(続

2015-09-02 06:14:17
ふるきち @fullkichi

(続)見られていたかが分かろうというものです。・・・しかし、その佐山&前田の8年間にわたる友情が、85年いきなりの破綻を見ることになる。第1次UWFは後楽園ホール等の一部のマニアからは熱狂的支持を得ますが、他の地方会場では大苦戦。それにも関わらずオピニオンリーダー佐山は(続)

2015-09-02 06:14:47
ふるきち @fullkichi

(続)現行のルールをさらに格闘技的に(頭突き禁止など)推し進めていきます。なぜここまで佐山が強気だったかといえば、経営破たんしてもいざとなれば選手をスーパータイガージムで抱え込んでシューテイング(現・修斗)の選手にしてしまえばいいやといった思惑があったともとれます。少なくとも(続

2015-09-02 06:15:05
ふるきち @fullkichi

(続)前田はそう取ったのだろう。それゆえの佐山への反発が85年9月2日大阪府臨海スポーツセンターでのセメントマッチにつながったのだと思えるのですね。youtube.com/watch?v=AFcsq9… 形としては佐山の反則勝ちになったものの、内容的には完全に前田の圧倒、さらに(続)

2015-09-02 06:15:29
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ふるきち @fullkichi

(続)この一戦のあと佐山と、前田を中心とする他の選手たちの亀裂が明確になり佐山はそのままUを離脱。前田らは新日本へのUターン提携へと動くことになるわけであります。・・・さて、新日本と第一次Uの提携時代においては佐山と前田の間に大きなトラブルはありません。むしろ前田対ニールセン(続

2015-09-02 06:15:48
ふるきち @fullkichi

(続)の直後、佐山が北九州で開いた講習会において「ニールセンと戦った時の前田の蹴りはコークスクリューキック(当時佐山が提唱していた膝から入ってターンする蹴り)になっていた」と前田にエールを送るような発言をしていたのを、観覧していた僕は覚えていたりします。問題は第2次Uにおける(続

2015-09-02 06:16:08
ふるきち @fullkichi

(続)前田の世間的大ブレイク後であります。自分が生み出した格闘プロレススタイルをもって、前田と第2次UWFが世間的成功を収めたことに対する憤懣からであったのでしょうか、当時エスエル出版会から出ていた「格闘技探検隊」関連の著作(webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/det…)(続)

2015-09-02 06:16:55
ふるきち @fullkichi

において、佐山は痛烈な第2次UWF批判を繰り広げるわけです。youtube.com/watch?v=lAxUDm… 今、プロレスに舞い戻ってる姿勢と矛盾してなくないのかとも思え(苦笑)。それがいったん収まるのが第2次U分裂後というのも何ともはやなのですが(苦笑)。やがて(続)

2015-09-02 06:17:42
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ふるきち @fullkichi

(続)佐山は別の形をもって、U系プロレスへの強烈な攻撃を繰り広げることになります。アルテイメット・ファイテイング・チャンピオンシップ(UFC)旗揚げに乗じてのヒクソン・グレイシー招聘(しょうへい)、ヴァーリトゥードジャパン94開催がそれであります。U系戦士ケン・ウエイン・(続)

2015-09-02 06:18:01
ふるきち @fullkichi

(続)シャムロックがUFC1において乾杯を喫したホイス・グレイシー、そのホイスが「自分より10倍強い」と畏敬するヒクソンを招いて真剣勝負を繰り広げるというのは、まさにU系への興行的挑戦状に他ならなかったわけであります。そしてそのヒクソンに第一回戦で当てたのがリングス参戦経験の(続

2015-09-02 06:18:24
ふるきち @fullkichi

(続)ある西良典であったというのもかなりにえげつない(苦笑)。こちらもご参照あれ⇒d.hatena.ne.jp/fullkichi1964/… youtube.com/watch?v=7EXOVV… さてここまでされて黙っている前田日明ではないわけで(笑)。翌年のVТJ95には何と山本宜久が(続)

2015-09-02 06:19:04
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ふるきち @fullkichi

(続)送り込まれ、ヒクソン・グレイシーと対戦します。これがリングスの大会で発表されたときの会場の興奮はWOWOWの中継からでもハッキリと分かるものでした(^^)。まさに85年の直接対決を第一次佐山・前田戦争とするならば、95年のこれは間接的ながら第二次佐山・前田戦争と(続)

2015-09-02 06:19:20
ふるきち @fullkichi

(続)言えるものであったろうと思うのです。さてその結果は・・・山本はルールのスキを突いてのロープつかみの奇策でヒクソンの首を取ってのネックロックで苦しめはしましたが、ロープを放して絞め直すまでの度胸を持ち得なかったので仕留めるには至らない・・・結局テイクダウンされて寝技に(続)

2015-09-02 06:20:07
ふるきち @fullkichi

(続)持ち込まれるとあっけなくチョークの餌食になってしまい完敗、今日に至るまで高い評価を得たとは言い難い結果になってしまいました。一方で佐山が送り込んだ中井祐樹はゴルドーのサミング攻撃を耐えきってのヒールホールド一回戦突破、圧倒的体重差を乗り越えてクレイグ・ピットマンに腕十字(続

2015-09-02 06:20:30