「ヘイトスピーチ」(法規制なし)と「暴言」(法規制あり)の違い ~”目指す”のはどちらの無い社会か?
で、一般のひとが、差別に加担するのって、こういう要素があるから。 愛情は、時に、加害にすらなる。 pic.twitter.com/9MUn5vHtGM
2015-11-26 08:30:21で、これが僕の認識。 赤字で書いた部分を重要だというのは、まさにあの領域は、何の法的保護がないから。 不思議なことに、「暴言」へ対抗できる法律はあっても、「暴言かつ差別」への法律はない pic.twitter.com/HWvBwnyvGm
2015-11-26 08:39:22で、「『暴言』には法的に対抗できる手段はあっても『暴言かつ差別』には法的に対抗できる余地はない」という視点に立つと、高島弁護士の行為が、実に不思議であることがわかってくる。
2015-11-26 08:50:13(RT) 要するに、高島章弁護士の行為から導かれる論理だと、 目指しているのは「暴言を許さない社会」であって、「差別を許さない社会」ではない、と言う事になりますよと言う話、かと思います。 「ヘイトスピーチではない暴言」も「暴言ではないヘイトスピーチ」も、いくらもある。
2015-11-26 09:27:44続)そして、「暴言」は程度によって名誉毀損と言う法的訴えが可能だが 「ヘイトスピーチ」(≒生得属性への憎悪・差別言動)への法的訴えは、方法が無い。 今回、罰則なしの規制法制定すら見送られていますから。 「ヘイト+暴言」になっていないと訴えられない状態、と言う事です。
2015-11-26 09:35:49ここはnoiehoie氏の「暴言」とは意味がずれてます。「暴言」で法規制出来るなら「暴言+差別」にも規制できるものがあるはず、と”暴言”をより広く捉えています。noiehoieさんの言う「暴言かつ差別」は1語で「ヘイトスピーチ(現在法規制ナシ)にあたる言葉、と言う事かと。自分の方はそれ以外の「暴言でないヘイトスピーチもある」、と言う理解で、以下を書いています。…言い直したと言うよりは結構意味が変わっていますね(汗。新たなベン図が必要かも。noiehoie氏の図では「暴言」は必ず「加害行為」姓を持っていますが、自分の場合、その判定が困難なものが存在する、と考えて「暴言でないヘイトスピーチ」と呼んでいます。「ヘイトスピーチ」と「暴言」の基本的な違いは、前者は集団的な属性の否定であり、後者は個人の人格的否定であるところです。
自分の認識のベン図を作ってみました(Ver0.1)。
「ヘイトスピーチ」と「暴言」の関係について、 現在の自分としての概念理解のベン図を作りました(Ver0,1)。 完全排他でなく「看做しにくい」グラデーション。 *なお、ここでの「暴言」は『個人への/集団への』両方ひとまとめです。 pic.twitter.com/lF3Vx0qMGj
2015-11-27 15:47:56ここで大事な点を細かく書き直すと、「ヘイトスピーチ」は必ず集団が対象だが、「暴言」には対個人と対集団の2種がある。ただし一般には「暴言」と言えば相手は個人ですね。また対象集団が「生得属性」に関係ない場合は、一般にヘイトスピーチとは看做されない。ややこしい。
続)「暴言でないヘイトスピーチ」とは、例えて言えばドイツでは禁書である、ヒトラーの「我が闘争」を朗読する事です。「この様に優秀である、劣等である、道徳に劣る、怠惰である、動物にも劣る」、など。これは”汚い言葉”ではないわけです。言葉としては普通。主語との結び付けの問題。
2015-11-26 09:40:53ここに書かれた「である」の例をそのまま読むと素で取られたコメがありましたけど、要するにそう言う表現を含んだ何ページかを読む、くらいのイメージです。
続)対して「ヘイトスピーチでない暴言」が、「個人攻撃」なわけです。なぜヘイターへのカウンターの言葉は「個人攻撃」になるのか、その理由ですね。 「個人攻撃」は個人への暴言であって、他の誰かを巻き込むものではない。
2015-11-26 09:47:22続)一例として、 まず口にされる「アメリカ人は動物にも劣る」が”ヘイトスピーチ”で、 それへのカウンターとなる「お前は動物にも劣る」が"暴言"です。 日本では後で出たものをを先に問題にし(名誉毀損=法規制あり)、 原因である前者を忘れてしまう(ヘイトスピーチ=法規制なし)。
2015-11-26 09:55:47個人と集団とハードボイルド
タフでなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく"資格”が無い。 (レイモンド・チャンドラー「探偵フィリップ・マーロウ」)ハードボイルドだど。 資格は「deserve」で、「価値」の意味もある。 生きていく資格が"自分に"ない、の意と取るべきかも。
2015-11-28 12:54:11「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」。「Take my tip—don't shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember?」(フィリップ・マーロウ) この訳は元とだいぶ違う。(続
2015-11-28 13:05:03続)知恵袋さんの解釈だと「腕が上がらない限り、人混みに向かって撃つな」だそう。 peopleだから不特定多数なのが問題。一人を特定しているなら今の腕で撃ってもいい。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de… … … 集団攻撃と個人攻撃、より高いモラルが問われるのは、前者。
2015-11-28 13:16:04続)ハードボイルド(固ゆで卵)は石部金吉ほどではないが、つまり固い。 自分の判断を、自分の資格=「deserve」=「価値」に従わせる。 自分で自分に従う、自分を裏切らない、自分に嘘をつかない。 つまり「自己責任」。人権の「内在制約説」にも繋がる。まあ、そう考えています。
2015-11-28 13:24:02自分が書いたのは70年代に知った頃の訳ですね。そういえば最初に知ったのは、すがやみつる先生がコミカライズ「仮面ライダーアマゾン」である回のシメに使っていたのを読んだ時でした(笑。 twitter.com/bionzx/status/…
2015-11-28 13:28:26自分に資格(価値)を認めない者の攻撃は、ハードボイルドではない。匿名でも実名でも。よりインモラルなのは、個人でなく集団への攻撃、
続)まずレイシスト(人種・民族などの差別主義者)が、「○○人は豚だ」と言う。 カウンターは「お前はレイシストだ」。"レイシスト"は生得ではないが、属性。本人には"自然"かもですが。 すると「お前の方が属性を攻撃している。矛盾だ」と返す。 日本には法的定義がないので千日手。(続
2015-11-26 10:17:20続)属性の話は法未整備で千日手。なお、目の前で続くヘイトスピーチ(日本には法規制なし)を、人権擁護のためにやめさようとしたら、これはもう 「個人に立ち返って、ヘイトスピーチをする個人を攻撃する」しかなくなるわけです。 他者の属性を攻撃し、自分の属性に隠れる相手ですから。
2015-11-26 10:22:51続)ヘイトスピーチに対するカウンターとしての個人攻撃は、要するに「はだしのゲン」。「ピカがうつるけえのお、おお怖」と言う人に「おどりゃ、ドタマかち割ったるぞ」。ゲンは相手を脅かす様な汚い言葉(暴言)を使うべきでなかったと思いますか。
2015-11-26 10:28:19これは本人が言われた場合よりは、横にいる仲間がそう言われた場合の返しをイメージしてます。