「帝国の慰安婦」朴裕河教授の在宅起訴に学者ら54人抗議声明(全文) huffingtonpost.jp/2015/11/26/par… @HuffPostJapanさんから
2015-11-27 15:05:11朴裕河氏の著書、「帝国の慰安婦」は、元慰安婦から名誉毀損で起訴され、朴裕河氏側が敗北して文章の修正を命じられた。本来問題はそこで決着が付いたはずである。しかし韓国検察による起訴となると、話は「朴裕河氏の著作はデタラメだ」という言論上の批判と全く次元が異なる。
2015-11-27 14:55:17朴裕河氏の本は、基本的な事実の間違いが指摘されているという。では、それを言うあなたが、「基本的な事実の間違いをいくつか指摘されて」名誉毀損で検察に起訴されたとしたらどうだろう?
2015-11-27 14:55:34「朴裕河氏の専門は文学」という批判もよくあるが、ネット上で批判している人の多くが、そもそも学者ですらない素人。専門をあげつらう場合、そもそも「専門家を批判する資格があるのは専門家だけ」という専門家支配の問題も考えたほうがいい。
2015-11-27 14:55:53さすがに検察もそこまでずさんな起訴理由ではなく、根拠に上げたのは河野談話や米下院決議だった。しかしホロコースト否定論法が、まだしもホロコースト研究の積み重ねによって事実が覆らないと判定された中で作られたのに対し、河野談話や米下院決議は、
2015-11-27 14:56:14これでは学問を、政治に従属させることになる。河野洋平氏や、日米の識者が抗議声明を出した。検察は河野談話といった外国の権威を借りれば、体裁ができると思ったのだろうが、当の日米の人たちから批判される結果になった。ハシゴを外された韓国検察。
2015-11-27 14:57:13「セカンドレイプやヘイトスピーチは言論の自由ではない」という意見がある。私も基本的に賛成するが、「何がヘイトスピーチで、何がヘイトスピーチではないか」という定義を決めるのが、「警察、検察だ」となったら、ただの全体主義になるだろう。
2015-11-27 15:00:03【記者手帳】朴裕河氏起訴に抗議する「良心的」日本人 Chosun Online | 朝鮮日報 chosunonline.com/site/data/html… @chosunonlineさんから
2015-11-27 15:20:12で、朝鮮日報のこの反応は、のんきな気がする。今回の抗議声明に名を連ねた人物、たとえばアンドルー・ゴードン教授に、朝鮮日報はインタビューをしている。 b.hatena.ne.jp/entry/www.chos…
2015-11-27 15:23:49追加
ところで、今回の一件で朴裕河氏批判側は、すでに元慰安婦の起こした名誉毀損裁判で負けていることをあげている。韓国の法律がどうなっているのか知らないが、日本を例にとると、名誉毀損の裁判は訴訟を起こした被害側のほうが有利といえる。
2015-11-27 20:56:46通常の名誉毀損の場合、書かれている内容の真実性や真実に相当する裏付けを証明しなければならないのは、訴えられた書き手だ。日本の歴史関係の裁判でも、提訴された東史郎氏の裁判で負け、中国人の被害者が訴えた裁判でよく勝っている。
2015-11-27 20:57:08(「百人斬り」裁判のように、訴訟自体に無理があるのは例外。)東史郎裁判では、保守・右翼系の知識人が被告側に有利にならないように、証言封じを働きかけた。退役軍人団体の社会的規制力は強いから、もともと被告側に高かったハードルが、これでは勝ち目がない。
2015-11-27 20:57:48朴裕河氏の起訴には、慰安婦支援団体・挺身隊問題対策協議会も絡んでいる。韓国では逆に、アジア女性基金の償い金を、挺対協が受け取らないように元「慰安婦」に圧力をかけたりし、これまで生活が不安定で、社会的支援が頼りの元「慰安婦」は従わざるを得ない、という話もある。
2015-11-27 20:58:36日本よりも、歴史問題で社会的規制力の強い韓国で、組織的な証言封じがあったら、絶対に勝てない。それで敗訴して、ベルトコンベアーのように続いて検察権力に起訴されることを、当然視するのだろうか?
2015-11-27 20:59:52昔の中国王朝では、御史台という官僚を取り締まる政府機構があったが、疑いをかけられた官僚は自ら無実であることを証明しなければいなかった。100%証明できなければ処刑された。もーそういうノリでしょ。
2015-11-27 21:03:06追加
追記。東史郎裁判とは、元日本軍兵士の東史郎氏が、中国における自分を含めた日本軍の残虐行為を出版したところ、元上官から名誉毀損で提訴され、東氏が敗訴した裁判。
2015-11-28 09:26:03