あなたに研究対象を愛していないとは言わせない──研究者の本音と「知的誠実さ」の二つの定義

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TOCKY @tttocklll

ノーベル生理学・医学賞の大村智先生の「ノーベル賞は、自分よりも、微生物にあげたい」という言葉に只ならぬ微生物愛を感じる今日この頃

2015-10-05 23:55:17
ITフリーランス(無職) @kenfif_pi

ノーベル賞とった大村教授の微生物への愛がすごい。

2015-10-05 23:19:14
西の彼方 @WestEdgeQ

「XX研究をする人はXXを好きでなければならない」というのは昔中東研究やってる人から聞いたなあ。まあ分野に拠ってはそういう規範がある(場合もある)ということなんだろう。

2015-03-19 12:31:11
西の彼方 @WestEdgeQ

おそらく知的誠実さの概念が少し異なっていて、特定の立場に与しないことが政治学における「誠実さ」、中立的・客観的というのは厳密には不可能なんだから、それだったら自分の立場を最初から明示した方がいいというのが社会学/人類学の「誠実さ」…というのは社会学とか人類学の人たちと話してて思う

2015-03-19 12:51:18
西の彼方 @WestEdgeQ

これはどちらが正しいかというよりは、研究対象や方法論の違いから生じる問題意識の違いなんだろう。

2015-03-19 12:53:14
西の彼方 @WestEdgeQ

好きっていうのを「研究対象への愛」というふうに考えると、愛があるからこそ見えてくるものもあるし、愛が無いからこそ見えてくるものもある。政治学が対象としているモノというのはどちらかというと後者、つまり適度な距離感から見えてくるものが多いということなんだと理解している。

2015-03-19 12:56:21
西の彼方 @WestEdgeQ

まあ研究対象への愛がないと研究じゃないみたいな考えは結構根強い。文系の場合。

2014-05-07 02:58:04
西の彼方 @WestEdgeQ

「研究対象から一定の距離を置くことが望ましい」という分野と「研究対象を好きであることが望ましい」という分野があって、両者の壁は結構分厚いという印象。最近だと周りにそういう知り合いもいないのだが、院生時代に知り合った数人の中東研究者は皆、研究対象を「愛してる」という感じだった。

2015-11-24 18:53:32
西の彼方 @WestEdgeQ

こればかりは文化の違い。だから、「○○研究者は○○が好きに違いない」と思われるのはある種仕方のないような…。まあそういう考え方もあるよね(^_^;)という。

2015-11-24 18:55:12
💙💛 Fly, ODG, Fly💙💛 @odg1967

まあ研究対象、長いつきあいになると好きなときも嫌いなときもどうでもよくなったときもあるよなという感じ。好きとか嫌いとかいう感情は自分ではどうにもならんのでな。

2015-11-24 19:11:27
Yuuna Tonegawa @cruela53

美術史家=研究対象の作家・作品への愛で溢れている、みたいなイメージを変えていきたいなあ。

2015-10-04 17:22:26
竹内綱史 @t_77

それと、「ニーチェ研究者」はニーチェが大好きだと思われるのは、正直迷惑。「ニーチェ愛が足りない」的なことを言われたこともあるけど、私の感覚では、研究対象に愛は邪魔でしかないと思う。ニーチェが好きでたまらないニーチェ研究者もいるみたいだけど、私はそういうのは引いてしまいます。

2014-12-10 00:36:04
⊆(・Θ・)⊇ @crepuscule1118

わたしは研究対象に愛情を感じるタイプだという自覚はあるけど、人から自分の研究を「デュラスへの愛を感じます」って評価されるとものすごい違和感を覚えるんですよね…(あまのじゃく)愛を基点にしたとき、その終着点を「愛ですね」と言われちまったら、それはまさにトートロジーなわけで。

2014-11-06 02:29:58
Kyoko Nakanishi @mmktn

(宗教史を研究していると、必ずしも同意できない思考や行動の型の主も研究対象にせざるをえないことはままあるのだけれど、そのような人やそのような人を生んだ時代を骨の髄まで好き好き大好き心中したいくらいに思っていると思われるのは大迷惑であるなあ。。。人間ってそんなに単純なものではない)

2015-11-25 08:19:52
シャシリプ @Vladimir_vodkin

自分が共感不可能なものをどうやって理解するかというのが大事だと思うのもあって、ことさらに研究対象への愛を述べる人が苦手なんだよな

2016-08-24 17:58:52
シャシリプ @Vladimir_vodkin

研究対象の面白さを伝える論文がいい論文みたいな言い方する人に抵抗を感じるのもここが大きい

2016-08-24 18:05:27
石田一裕 @lokottara

インド仏教研究には、おそらくインド好きの仏教好き、インド好きの仏教嫌い、インド嫌いの仏教好き、インド嫌いの仏教嫌いがいるのだろう。インド好きには、インド現地が好きな人と、文献に現れるインドが好きな人がいるかもしれない。仏教好きも同じかな。

2015-11-25 07:24:58
toriyamayusuke @toriyamayusuke

一定のルールを弁えていれば研究対象に愛があってもなくても構わないと思うのだけど、外国のことやってると側からはその国を丸ごと研究対象にしているようにイメージされてことがあり、その国丸ごと好きに違いないと思われるのは結構迷惑な話だったりする。

2015-11-25 07:13:39
toriyamayusuke @toriyamayusuke

@ge_48 アメリカだと確かにあまりないかもしれない(そんな国にわざわざ注目するのは好きだからに違いない、という感覚は薄いと思うので)。ただまあ研究者じゃなかったらわからないかも。

2015-11-25 07:30:40
toriyamayusuke @toriyamayusuke

ロシアの外交政策を批判しながらチャイコフスキーが好きというのはおかしい、矛盾だ、なんて言うのは当然馬鹿げているわけだけど、実際これと大差ない論理に基づく話がさも良識的な意見であるかのごとく賛同者を集めていることは案外多いように思う。

2015-11-24 20:31:24
saebou @Cristoforou

研究対象に愛がなくてもあっても別にいいと思うんだが、一番悲惨なのは、研究対象に愛のない指導教員+愛に満ちた学生の組みあわせ、あるいは愛に満ちた指導教員+愛のない学生の組み合わせ。全く話がかみ合わないし、どちらも教員の指導がただの押し付けになり得る。

2015-11-24 21:56:09
増田聡 @smasuda

「音楽が好きなので音楽学を勉強して研究者になりたいです」という若い人が時々おるけど、職業的に音楽学者やっていると聞きたくもない音楽ばかりを必要に迫られて聴くことになります。「〇〇が好きなので〇〇に関わる仕事がしたいです」という人はよく考えよう

2015-11-27 22:41:26