起重機船那珂関連で調べてたら「船の火葬場」というものが、横浜港本牧地区にあった事を知った。 木造の艀や漁船などをスロープで港から引き上げて、そのまま大型焼却炉へ入庫させ焼却処理していたらしい。
2015-02-17 20:25:00「横浜港20年の歩み」より 運河に艀や木造船達の骸だらけで邪魔だから船の火葬炉を造ったよ~ というおはなし。 pic.twitter.com/NV1qRLWfqO
2015-12-19 20:37:54那覇港で廃船火災があったけど、昭和40年代、木造船の特にハシケの廃船問題に悩まされていた横浜港では「船の火葬炉」を造った事がある。 それまでは空地で野天焼却をしてたんだが、やはり問題があるので扇島の埋立地に沈廃船焼却施設を竣工した。 pic.twitter.com/U0j9pWu3vw
2015-12-19 20:33:08横浜港扇島 沈廃船焼却処理施設について 1 昭和30年代後半においてそれまで就航していた老朽艀は次第に不経済艀となって船溜まり、河川運河に放棄されるようになり、その数250隻となった。 航路障害や都市美観上も引揚処理が必要となる。
2015-12-19 20:44:40横浜港扇島 沈廃船焼却処理施設について 2 当初、これらの沈廃船は埋立地の空地で野天焼却をしてきたが、限界があるため本格的な焼却施設を計画する事となった。 事業費1億5500万円、県有地4300平方m 昭和44年6月完成。 この手のものとしてはわが国最初の本格的なものである。
2015-12-19 20:47:26横浜港扇島 沈廃船焼却処理施設について 3 施設は長さ29m、幅9m、高さ5mの焼却炉が1基。荷重70tの三脚デリッククレーン1基に台車が1台。曳航された廃船を陸揚し、台車に載せて炉内へ送り込み、6基の重油バーナーを点火して約6時間で焼却後、徐冷する方法。月間で20隻を処理可。
2015-12-19 20:57:33横浜港扇島 沈廃船焼却処理施設について 4 以上 下記資料より引用 『横浜港二十年の歩み 1951-1971 港湾管理二十周年記念』発行 横浜市
2015-12-19 21:00:56昭和47年の空中写真より扇島の沈廃船焼却設備と思われる施設の所を矢印で示してみた。 まだこの頃は扇島は北半分だけの状態で南は埋め立て造成中。 pic.twitter.com/dFwgcYngzI
2015-12-19 21:23:15「処理方法は廃船を焼却場にえい航し,起重機船でつりおろし,井桁状に4~5隻を積みあげ,重油を助焼剤としてふりかけ野天焼却するものである」(横浜市 調査季報27号 特集 都市廃棄物)野天焼却すごい……。
2015-12-19 20:52:28「扇島における野天焼却場所の奥に,扇島石油基地のタンク群が建設されることとなり焼却場所の付近をパイプラインが走るところから火災予防上野天焼きができない破目となってしまった。そこで,同基地と折衝をかさね,本格的な焼却場を建設することになった」なるほど……
2015-12-19 20:55:57以上は横浜市『調査季報27号 特集:都市廃棄物』4 港湾汚染と沈廃船より city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisak…
2015-12-19 20:58:30@Kojimamo バッチ方式(運転)とは、運転と休止をある一定間隔毎に繰り返す管理方式を指す。 焼却炉の場合、燃焼と徐冷・灰出しがある運転方式です。
2015-12-19 23:31:27@armyghobby 運河に沈船がある光景とか、ひと昔前のドラマなどでよく写ってた記憶があります。いまは本当に綺麗になったんですねぇ。ヘドロの問題とかあるけれど。
2015-12-22 20:20:18