増山麗奈氏がネットで言われている映画資金の件についてブログで回答

増山氏のブログより
http://renaart.exblog.jp/25135535/

【バイブレータにまつわるパフォーマンスについて】

自衛隊が初めてイラクへ海外派遣をされた２００3年１２月から一年後、私はバイブレータを使ったパフォーマンスを行ないました。 これはブッシュ米大統領によるイラクへの侵略戦争と、その後のアブグレイブ刑務所での捕虜への虐待、戦時性暴力の危険性を、身体を通じて公立美術館の場で前衛芸術として表現したものです。

私の芸術作品も含めたこの展覧会の展示内容は、マスコミの美術番組でも取り上げられ、広く一般に評価されたものです。パフォーマンスの内容は、事前に美術館の担当者と協議をしたうえで行いました。直後に執筆した著書「桃色ゲリラ―ＰＥＡＣＥ＆ＡＲＴ」では、会場に子どもがいた記述はありません。後日、回想と脚色を加えて執筆した絵本「幼なじみのバッキー」（第10回岡本太郎現代芸術賞入選作）の中で、子どもがいたという記述がありますが、これは自分の子ども（当時２才）を会場とは別の場所で預けていたという意味です。

実際には、会場にいた他の作家にも確認しましたが、パフォーマンス当日、会場に子どもはいませんでした。着衣をしてアート表現をしたものであり、これは大人たちへのアート表現でした。お子さんへの悪影響は全くありませんでした　今後、アート表現について誤解を招かないよう細心の注意を払ってまいります。

柳原滋雄Webサイト 社民党の“内紛劇”に思う 2005/01/12(Wed)
http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/kd_diary.cgi?viewdate=20050112

今日付の『産経』によると、社民党の職員９人が来週、クビを切られるという。事態はとうとうここまで来たかという感じである。記事によると、同党所属の国会議員数が減り、政党助成金が激減したので、職員をリストラするのだという。そのため９人は徹底抗戦。記事は、「労働者の党」で起きている“内紛”というスタンスだ。どの程度、信憑性のある記事か知らないが、私は８年前のことを思い出した。
　９６年１０月、小選挙区制による初めての総選挙が行われた。このとき社民党は、民主党に大量合流し、職員も二分される格好となった。そのため機関紙『社会新報』でも、選挙戦を、民主党と社民党のニュースを半々に扱うという奇妙な紙面展開となった。その間、機関紙の編集幹部も民主党に大量に移動し、後に残った人間で構成された編集部は、それまでとはおよそ似て非なる職場となった。編集経験ゼロの総務畑の人間が「編集長代行」として君臨するようになり、職場の雰囲気は以前と比べかなりイビツなものになった。
　私は当時まだ編集部に残っていたが、新しい体制とはまったくソリが合わなかった。取材先にいると、一時間で戻ってこいなどの理不尽な電話を受け、反発したことを覚えている。そんなことに理由をつけて、私を解雇しようという動きが始まったのはそれから間もなくのことである。背景には別の思惑があったと私は思っているが、生活の問題にも直結するため、弁護士に相談し、代理人をたてて「労働者の党」と交渉したことがある。そうして出てきた「妥協案」で結局、私は職場を辞めた。
　党と私との関係はこれで終わったはずだったが、その当時のことを、事実を正確に把握することもなく、公開の「法廷」の場に「陳述書」として出してきた「現職」の社民党職員（社会新報記者）がいる。「田中稔」。村山富市の首相秘書官も務めたことのある人物だが、その人物によると、私は「厳しい党の混乱のさなかに大金を受け取った」「無断欠勤や仕事を怠って解雇された」という、いうなれば不審な人物として描かれている。「田中」の論理からすれば、いま解雇問題と闘っている「９人」も、「厳しい党の混乱のさなかに」動いている“不審な人物たち”ということになるのだろう。私の場合と、構図はまったく変わっていない問題だからだ。
　これが“かつての同僚”の書いたものかと幻滅を感じないではいられないが、そのほとんどが「伝聞」にもとづく記述であり、裏づけさえきちんととっていない。そんな文章を書き並べ、「法廷」に提出する人間が「ジャーナリスト」を名乗るのも考えものである。「事実」に依拠しない者たちと付き合うからこうなるのか、もともと似ているから群れるのかはよくわからない。ただこれでは「新潮」記者の書いてきた陳述書のほうが、自分の目で見た（と思っている）ことを書いているという点ではまだマシである。
　私と当時の社民党とでかわした合意では、退職金などに関する事項は「非公開」とすると取り決めてあったが（社民党側の要請による）、党の構成員である「現職」の「社民党職員」がその「合意」を一方的に破り、「公開の法廷」に持ち出したばかりか、いい加減な金額を書き連ね、こともあろうに相手を貶める目的で使用している。これが、「労働者の党」と称する政党職員の“現実の姿”である。
　しかも、「日本共産党」という別政党の関係者が密接にかかわる裁判において出してきた「書面」である。「田中」が２００３年７月、国会近くでたまたま私と会ったとき何と言っていたか。拙著『拉致被害者と日本人妻を返せ～北朝鮮問題と日本共産党の罪』のことが話題にのぼり、「事実を書いていると思う。感心する」と彼は語っていた。共産党関係者にも同じことを述べていたのだろうか。
　この際、現社民党の幹部にも、キチンと事情説明したほうがよさそうである。

【産経】社民党「労働者の党」で雇用内紛“勃発”　来週、党本部職員９人を解雇
http://www.sankei.co.jp/news/morning/12pol002.htm