ベースになったついのべ作品と、それに対するついりみっくす作品の順でまとめています。作品それぞれとキーワードに着色しました。なお前回のまとめは こちら です。
#twnovel つららかと思ったら、宝石が枝につらなっていた。光をはじいてきらめく姿に息を飲む。ふいに思い出したのは先日助けた雪の精霊だった。いそいそと宝石を集めて部屋に入ると、あっという間に溶けてなくなった。ふと見ると冷凍庫の扉も開いていて、中にいるはずの精霊も消えていた。
2016-01-26 23:08:02帰り道に雪だるまがに五つ並んでいた。何だか寒そうだったので一つ一つにマフラー、毛糸の帽子、手袋、イヤーマフ、ダウンベストを着せて上げた。次の日、風邪をひいた。高熱にうなされながら寝ているとおでこがひんやり。あの雪だるまさんが乗っている。お、重い。@23novel #twremix
2016-01-27 17:34:56つららがぺそぺそ連なっている。朝日に輝くそれらは宝石のようだけど、手に入れたらその瞬間にぐりぐり輝きを失うのだろう。だからぼくは眺めるだけにとどめる。隣には満面の笑みの雪の精霊。自慢げな顔は美しいつららを作れたからだろうか。ぼくはそれを無視した。@23novel #twremix
2016-01-27 20:37:17
#twnovel ふわふわの粉雪で作ったシフォンケーキを口いっぱいにほおばる。ふた口めはわた雪のクリームをたっぷりつけて。やわらかな口当たりと繊細な冷たさが口の中でとろけていく。こんなにおいしいのにカロリーはほとんどない。樹氷のカフェに今日も雪女が集まっていることに深く納得する。
2016-01-26 23:25:20#twremix @23novel ふわふわの粉雪で作ったシフォンケーキを口いっぱいにほおばる。ふた口めはわた雪のクリームをたっぷりつけて。やわらかな口当たりと繊細な冷たさが口の中でとろけていったのだろう。雪山で遭難し事切れる直前、彼女はそんな幻覚を見ていたようだ。
2016-01-26 23:30:32ふわふわの粉雪で作ったシフォンケーキ。ちょっと固い雪で作ったお団子。色を付けた氷で作ったステーキ。貧しい家の子供たちのために雪女が開いた無料のレストランだ。誰もが笑顔でおいしそうに食べている。でも栄養価は全くないのでみんながみんな痩せこけている。@23novel #twremix
2016-01-27 17:44:07樹氷カフェは大人気。ノンカロリーな氷菓子は今日も大盛況だ。でもねそこには罠がある。食べると胃から凍ってみんな動けなくなってしまうんだよ。それを雪女たちが愛でるんだ。粉雪のシフォンケーキは美味しいかい?凍ったきみの苦悶の顔はもっと美味しいよ。 @23novel #twremix
2016-01-27 20:39:13
#twnovel 冬はコタツでぬくぬくするに限る。雪で覆われた庭なんかを見ていると、絶対に外には出たくない。何かおしりに違和感を感じる。猫のしっぽがはえている。ものすごい勢いでコタツから体を引き剥がし、驚く家族をかわして外に飛び出した。どれくらいかけ回れば犬に戻れるだろう。
2016-01-26 23:45:40何か変だぞ。ものすごい違和感で目が覚めた。体がふくれて行く感じ。あわててこたつから跳び出すと、そのままぼくは床を転がり出し、壁に当たってやっと止まった。鏡を見て驚いた。ぼくの身体は真ん丸で手も足もない。「猫はこたつで丸くなる」ってマジだったんだ。@23novel #twremix
2016-01-27 18:05:08コタツでもやもやしてたら丸くなった。元に戻るために寒風吹きすさぶ外に出たら四角くなった。温まるためにカフェに入ったら不定形になった。さて、元のぼくはどんな形だっただろうか。街中は変な形の人であふれている。雪解けとともにみんな消えてしまうのだろう。@23novel #twremix
2016-01-27 20:41:06
#twnovel ひらがなの「 」が逃げてしま ました。 なくなってから「 」の大切さをかみしめて ます、と書こうとしたのですが、 なくてもなんとかなりそうです。ちょっと疲れて るのかもしれませんし、しばらく好きにさせてあげようと思います。あ。
2016-01-27 23:12:49どこかからひらがなの「い」が逃げてきました。「い」は寂しがり屋さんなので同じ仲間といいっしょにいいるのが好きだといいう事です。でも、そういいう事になったら文章を書くのにとても邪魔になるのでいいいいかげんに帰ってもらいいたいいものです。おしまいい。@23novel #twremix
2016-01-27 23:20:18