TPAM2016 ピチェ・クランチェン『Dancing with Death』まとめ
しかしその中でただひとり、上衣を脱いで下着姿になった女性がばったりと倒れ伏す。他のダンサーはそれを気にも留めてないかのように踊り狂う。祝祭的な空間にぽっかりと死への孔が開いている。トポロジー的な環の抽象的なセットと、有機的な照明も極めて暗示的だった。非常に完成度の高い作品。
2016-02-09 12:04:29TPAM in Yokohama2016でタイのピチェ・クランチェン「Dancing with Death」観ました。伝統の精霊のお祭りとコンテンポラリーダンスが合わさっていて、おもしろかったです〜ダンスマカブラなのでしょうか。
2016-02-09 12:16:18ピチェ・クランチェン『Dancing with Death』。メビウスの輪。心停止のような音。永続性を感じる営みのなかで逸脱する者。死の行列。蛍光色の精霊たちに棺のように運ばれていった白シャツ。その背後をいく、黒く輪郭だけ浮かび上がった身体。客席にむかって煽り続ける指揮者。
2016-02-09 13:16:53TPAM2016「Dancing with Death ピチェ・クランチェン・ダンスカンパニー」 人の世の決められた道。ゆっくりゆっくり人は往く。振り返り立ち止まり、誰かを追い越したり振り返り逆戻りしたり、走ったり止まったり、激しく狂い咲いたり、人生は短くも長く目の前にあった。
2016-02-09 23:25:26@queequeg 最後に退場するとき、照明の効果もあってあの半裸の女性だけがまるで焼死体みたいに真っ黒だったんですね。それでアピチャッポンを思い出したりしました。
2016-02-10 01:41:30@queequeg ピチェがマスターオブセレモニーのまま終わってたら印象は違っていたと思うんですが、また極彩色のガルーダたちが現れたことで綺麗に円環が閉じて。
2016-02-10 01:43:08@kigch そうか、アピチャッポンと同国人になるんですよね。それ踏まえると、たしかにまた色々喚起されますね。
2016-02-10 01:46:08観てないけど、今度のピチェ・クランチェンの作品は、ニジンスキーやピナ・バウシュとか色々な過去のダンスの振りの断片が登場したらしい。大文字のダンスの歴史に記名された死者の身体のゴースト?の召喚。そういうのはまあわかる。(作品が成功していたかは別として。観てないし。)
2016-02-15 03:41:19At TPAM, @P_A_R_C, Philipa Rothfield witnesses the gods descend to Earth in Pichet Klunchun’s Dancing with Death: realtimearts.net/article/131/12…
2016-02-22 09:01:01