K_OSANAI氏による観客と劇団の距離の変遷まとめ

小劇場劇団と観客の関係が70年代80年代90年代とどのように変遷してきたかを簡潔に説明されていたツイートでしたので勝手にまとめさせてもらいました。このようなことがあったなんて全然知らなかった。誰でも編集可能にしています。
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K_OSANAI @two_boats

.@hoshi_a1 21)星様にはご高承の昔話が過ぎました。これらの昔話で何を申し上げたかったのか。以下完全に私見です。2000年の前後数年間に、遊眠社の解散、第三舞台の10年間休止(封印解除万歳!)、東京サンシャインボーイズの休止(『リア玉』楽しみです)がありました。

2011-01-25 07:34:31
K_OSANAI @two_boats

.@hoshi_a1 22)この時期、90年代までの観客と興行側との関係史に、はっきりと断絶が生じたのではないか。断絶という言葉が不適当ならば歴史の大きな転換点、関係性の大きな変容と言っても良い。とにかく両者間の関係の何かが一度壊れたのではないか。そのように振り返るのです。

2011-01-25 07:34:56
K_OSANAI @two_boats

.@hoshi_a1 23)ご批判、異見は十分にあり得ると思います。2000年当時、私は最早本来の小劇場の観客ではなかった。中劇場以上にしか足を運ばなくなっていた。従って下北等の本当の小劇場で何が起こっていたのか、私は知りません。どなたか歴史をご存知の方からご高見を希う次第です。

2011-01-25 07:35:54
K_OSANAI @two_boats

.@hoshi_a1 24)前史だけでこれだけ使ってしまいました。申し訳ありませんが今日はここまでとさせていただきたく存じます。明日以降、時間を作って更に卑見の申述を重ねたいと思います。お目汚し失礼いたしました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2011-01-25 07:36:20
—- @____________514

@two_boats 何から書いたらいいのやら、非常に迷っておりますが、まずは「我々の世代の演劇人は、作品そのもので観客とコミュニケーションを取ることに全力を傾けてきました」 の件について、思うところを述べさせていただきます。

2011-01-27 00:14:10
—- @____________514

@two_boats 公演後の、お客さんとの面会ですが、ご想像の通り私は反対の立場の人間でした。正確には記憶していないのですが、ひどい時は楽屋での面会も禁止していたような気がします。

2011-01-27 00:17:18
—- @____________514

@two_boats とっかかりとして知人友人に公演告知をしているが、知人友人だから劇場に来てもらっているわけではない。客席にいる、その人がたまたま知人であるだけであって、仮に終演後に直接会話をしないと来てくれないというのであれば、その程度の舞台しか作れていないのだ。

2011-01-27 00:25:13
—- @____________514

@two_boats そういう矜持を抱いて、毎回公演を打ってきました。もしかしたら楽屋面会は許可していたかもしれませんが、知り合いでない普通のお客様がいる場内での面会など言語道断。私が制作のチーフとなって関わっていた公演は、極力その方式を採っていました。

2011-01-27 00:28:23
—- @____________514

@two_boats ですから、私の理想とする公演は、映画館のように、幕が降りたらお客さんはほとんど無言で劇場を後にする。でもそれで満足。第一、初めて我が劇団に足を運んでくださるお客さんが、仲間内でにぎわっている客席にいたらどう思うか。新しいお客さんほど居づらくなるだろう。

2011-01-27 00:34:00
—- @____________514

理屈としては、そういうことになりますが、本当のところは理屈ではありません。美意識です。作品世界で生きてきた登場人物と同じ見た目の人間が、客席に下りてきていて別人として出てきてしまっている。それが美しいとは思えなかったのです。@two_boats

2011-01-27 00:38:24
—- @____________514

おんなじような理由で、アフタートークなども苦手でです。@two_boats

2011-01-27 00:38:57
—- @____________514

私は批評家でも文筆家でもなく実践家です。現場だけで生きてきた人間ですので、どういう理由で「お客さんとの距離が近いとダメ」と論理的に言えないのですが、突き詰めれば、自分の美意識がそのような行為を許さない。そうとしか言えない。@two_boats

2011-01-27 00:44:22
—- @____________514

あ、ゴメンナサイ。ちょっと訳あってネットから抜けます。後は明日になるかもしれませぬ。 @two_boats に毎晩大量にツイートしていただきながら申し訳ないのですが…。

2011-01-27 00:48:36
—- @____________514

@two_boats 昨日の続きですが、そのような意識をもって私は制作として現場に携わって参りました。大学生の頃でしたので、計算すると'95〜01年の頃だったかと思います。

2011-01-27 19:08:29
—- @____________514

@two_boats あ、正確には、「大学生の頃から」です。日本大学芸術学部の学生劇団が私のキャリアのスタートでした。

2011-01-27 19:21:30
—- @____________514

むうう。早くも何が言いたいか判らなくなって来た…。

2011-01-27 19:34:47
—- @____________514

自分で言いたい事が判らなくなって来たところで、重要な投げかけが。発端は私のこのツイートでしたね。@two_boats

2011-01-27 19:52:00
—- @____________514

@two_boats「ワタクシが劇団やってたのはもう10年以上前だが、当時の自分と今の若い劇団さんとでは、「演劇」に求めるもの、「演劇」で実現したい事が、なんだか相当に違うような気がする。」

2011-01-27 19:52:18
—- @____________514

昨晩は妙に、所謂「客だし」と言われる「ロビーあるいは場内などでの、演者さんによるお客さんとの面会&お見送り」の事について述べてしまったのですが、書きながらなんかちがうなと思っていたのですが、 @two_boats

2011-01-27 19:55:07
—- @____________514

所謂「客だし」の是非や方法論を引っ張ると、ポイントが外れる気がするので元に戻します。そう、「求めるもの」「実現したいこと」が、若かった頃の自分と、今の若い劇団さんとでは違う気がすると感じていた。@two_boats

2011-01-27 19:59:26
—- @____________514

そしてまあ、誤解を恐れずに言ってしまえば、我々は「作品を世に問う」「自分の劇団を大きくして、それで食っていく」というのが目的で、今の子たちは上記に2点は当然ありつつ、もしや、劇団内およびお客さんも含めたコミュニケーションというか居場所作りを求める気持ちが、@two_boats

2011-01-27 20:02:47
—- @____________514

私どもよりも強い要素を占めているのではないか、と感じている訳です。凄くおおざっぱに言えば、ですが。@two_boats

2011-01-27 20:04:03
K_OSANAI @two_boats

.@hoshi_a1 素晴らしく面白いです。ただ、時間的にはずっと先に会話させていただくこととなりましょうが、「作品を世に問う」「自分の劇団を大きくして、それで食っていく」の少なくとも後者について、私は多少疑っています。取り敢えずは気にせずお続けください。

2011-01-27 20:07:02
—- @____________514

あ、言われて初めて今自覚できたのですが、私も「食っていく」という点は(疑っているというよりは)「あれ?その気がなさそう」とは感じてたようです。 QT @two_boats 少なくとも後者について、私は多少疑っています。取り敢えずは気にせずお続けください。

2011-01-27 20:16:02
—- @____________514

とにかくまあ、私が言っている事は全部明確な根拠などありません。小屋にあっては「現場バカ」に憧れて若い頃を過ごしてきました。最終的には現場の匂い、空気感、自分の本能で物事を判断します。論理的にはこっちだけど、本能が逆だと言えば、逆向きに反転するタイプです。@two_boats

2011-01-27 20:31:51