きまぐれツイ歌会まとめ(仮)

もう乱戦状態でとげったーが間に合いません。
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西巻 真 @cocoatalk2

それでは講評にうつっていきますです。それぞれ、自分が選んだお歌、そのなかでいい部分、あとは、選びたかったけど選べなかった歌、理由などもふくめてざっくばらんにお願いします。#kimagurekakai

2011-01-27 21:50:54
コウ @shibatakaori

「ビッシリと~」のお歌。皮膚細胞組織のような街、って巧い比喩ですね、感覚が理系的。個人的にはビッシリはびっしりと表記するかも。あと結句は「街を見下ろす」にするかも。あ、でも過去にする意図が何かおありなのかな?ぜひ伺いたい。 #kimagurekakai

2011-01-27 21:58:48
理阿弥 @Assam_Occam

雪の日の水族館にひっそりと降り積もりゆくクジラの骨は/万物流転、物質循環の歌と捉えました。遠き海で死んだ鯨の体に含まれた水分子が巡って、都市の水族館に積もるイメージ。 #kimagurekakai

2011-01-27 21:59:57
理阿弥 @Assam_Occam

雪の日の水族館にひっそりと降り積もりゆくクジラの骨は/(承前)ただ「雪」の語はなくても良かったんではないかなぁ、と。二重の説明になってしまっているというか、他の解釈を許さなすぎる気がしたのです。鯨の骨が水族館に降っている。それだけでいいような。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:03:30
山本克夫 @katuo0076

・雪の日の水族館にひっそりと降り積もりゆくクジラの骨は 好きな感じなのですが、ひっかったのは「水族館」でこれは「水族館」よりも「博物館」かなあ~と思ってしまったのです。#kimagurekakai

2011-01-27 22:04:15
コウ @shibatakaori

「(ああなんか~」のお歌。難しいですよね( )の使い方って。で、私は敬遠してしまいがちなのですが、このお歌は( )の使い方がすごく効果的。生が熱量で表される、というのもどこか機械的で、死に対する少し冷めた俯瞰的な視点が垣間見られてよいと思いました。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:06:24
理阿弥 @Assam_Occam

(ああなんかリトルビットも熱量が残ってないな) そんな死がいい/「ほんのすこしも」では、どこか感覚と齟齬がある。そこで、リトルビット。みんな知ってるけど、そういう使い方に気づかない言葉、それを持ってくるのが才能なんだろうと思います。作者が見えてくる。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:09:42
コウ @shibatakaori

「公園で~」のお歌。戦争体験のないものにとって戦争の歌は大変難しいテーマのひとつ。このお歌はどこかで読んだような既視感はあるものの、自分の身近に引き寄せたところで戦争を詠った姿勢がよいかなと思います。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:14:44
理阿弥 @Assam_Occam

@katuo0076 なるほど、博物館か。水族館に泳ぐ鯨を生きていると見るか、縛られた状態、つまり野性としての死と見るかでまた変わってきますね。博物館なら紛れもなく都市のなかでの死だけれど。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:14:57
朽木 祐 @ry_pekepom

「雪の日の~」雪、と、水族館、と、クジラの骨、少しずつずれる光景つなげる繊細な技巧の歌と読みました。一句ごとにイメージを絞ってゆき、ひっそりと、というところでクジラの骨の静かなイメージがつながる。幻想を焼き付けたスチール写真のようでした。  #kimagurekakai

2011-01-27 22:18:25
西巻 真 @cocoatalk2

「雪の日のー」僕は理阿弥さんの読みが出るまで、万物流転だともおもわなくて、ただ理屈をつけずに、素直にクジラの骨が水族館に降ってくる光景を歌った歌じゃないかと思いました。なるほど万物流転の感覚という読みはいいかもしれませんね。#kimagurekakai

2011-01-27 22:23:25
コウ @shibatakaori

「ペットボトル~」のお歌。過去と訣別しいまを生きる決意みたいなものが感じられます。 何首か迷ったうち、声にだして読んだとき、これだったんですよね。上句の句またがりが自然になじむのかも。#kimagurekakai

2011-01-27 22:25:56
山本克夫 @katuo0076

飛ぶ鳥のかげ地をすべるすれちがう私はずっと地上の人だ たぶんですが、飛ぶ鳥の影が地上に写っているのって見た事はないのですが、あるとしたら、物凄く速く移動してゆくのだろうと思いました。その動きの違いが改めて私を地上の人と感じさせる。そんな感覚かっ。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:26:41
理阿弥 @Assam_Occam

ペットボトルだった記憶を捨てきみを安い毛布として暖める/この一首は、なぜペットボトルなのか、とかそのへんは俺には分かってません。過去に別の人を愛した、その自分はもうリサイクルされて違う自分なんだよ、ということですよね。リサイクルという一点なのかな。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:26:57
朽木 祐 @ry_pekepom

「きしみつつ」。一瞬、歌が生まれる瞬間のことかと思ったんですが、推敲用とある。なら、きしみつつなお飛ぼうとする鳥に覚えた感動から、自分の歌をよくすることを思った、という歌でしょうか。きしみながらでも、歌う。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:27:15
理阿弥 @Assam_Occam

@cocoatalk2 雪と鯨の骨が、両方降っているというイメージですか。自分は、雪=骨、と結びつけてしまった。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:28:46
@satosi83

「ビッシリと」の歌は街を俯瞰している感じが見えてよかったです。「皮膚細胞組織」という言葉の固さにも都市の無機質さが表れていると思います。ただ、結句の「見下ろした」の突き放した言い方が気になりました。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:29:50
コウ @shibatakaori

「飛ぶ鳥の~」のお歌。写実の上句に対し、「地上の人だ」と収める下句。行間にただよう諦念感が巧い。個人的にはいちばん好きなお歌です。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:30:55
コウ @shibatakaori

@wang_lea 「雪の日の」のお歌、万物流転って読みは深いですね!迷ったお歌で、解釈が難しく採りませんでしたが、なるほどなって感じです! #kimagurekakai

2011-01-27 22:35:37
理阿弥 @Assam_Occam

@shibatakaori 水族館に泳ぐ鯨との対比がうまく行っているのか、人によって評価が別れそうな気も。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:39:38
西巻 真 @cocoatalk2

僕の場合、歌には情景プラス何かエモーションが絶対必要だとおもっているので、「雪が降る、水族館にずつと降る、まるでクジラのお骨のやうな」なんかちょっと作者の「私なりの発見」的な表現が入っているとよかったとおもいます。#kimagurekakai

2011-01-27 22:41:26
朽木 祐 @ry_pekepom

「雪の日の」なんですけど、「降り積もり行く」が「雪」と「クジラの骨」を縁語でつないでいる、と見たんですが。水族館に降り積もるはずがないものを、そこにあらしめる技巧。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:42:15
朽木 祐 @ry_pekepom

「雪の日の」なんですけど、「降り積もり行く」が「雪」と「クジラの骨」を縁語でつないでいる、と見たんですが。水族館に降り積もるはずがないものを、そこにあらしめる技巧。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:42:15
理阿弥 @Assam_Occam

@cocoatalk2 一首としてまとまりすぎている、ということでしょうか。でもやっぱり雪と鯨は暗喩で正解だった気もします。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:45:04
コウ @shibatakaori

@wang_lea たしかに。雪の日、も気になる。クジラの骨=白、で雪をイメージしただけならやや安直な感じを受けるかも。「雪の日の水族館」という見立てである必要性があるかな、という気もします。 #kimagurekakai

2011-01-27 22:46:23
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