エブリィ(DA64)のターボ車を、お手軽チューニングしてみたまとめ

一応、いじった車の諸元を簡単に。

エブリィJOINターボ(DA64V)の4型。
初年度登録は平成21年(2009年)。
エアクリーナーをmonsterのPOWER FILTER2(SA18)に交換している程度のノーマル車両。
カタログスペックは64馬力。

ブローオフ周辺の、負圧配管とか配線が違う車もある模様？
基本は変わらないと思うので、その辺は各自適当に。
あと、真似する際は自己責任でおながいします。

参考:DA64タービン交換メニュー

次のまとめ記事:エブリィ(DA64)のターボ車を、お手軽チューニングしてみた結果

って書いたけど、わざわざホースを買わなくても、外して余ったホースが使えそう。
ゼロ円チューンｗ

ツイートの内容から、正しく受け取って貰えない可能性があるので。

エブリィのノーマルの最大ブーストは、0.9kg/cm^2です。
ただ、条件が厳しくて、なかなかこのブーストに到達しません。
普段乗っていて思い切り踏み込んでも、実は0.5kg/cm^2程度しか掛かりません。
0.9kg/cm^2は、5速最大負荷で高回転フル加速と言う条件で、やっと到達するレベル。
普通はそこまで回しませんって領域でしか、ノーマルの最大パワーを体感できません。

今回の改造は、その最大パワーをどの領域でも得られるようにするというのが主目的です。
副次的に若干(+0.1kg/cm^2程度)のブーストアップはありますが、1.0kg/cm^2までならノーマルECUで燃料の増量がついてきてくれるそうなので、問題ない筈です。
ブーストリミッターは1.1kg/cm^2とか1.2kg/cm^2に設定されていて、更に上に紹介したサイトでは1.0kg/cm^2をノーマルと言っているので、十分安全圏内と考えられます。
どうしてもオーバーブーストが気になる人は、ブーコンを入れて最大ブーストを0.9kg/cm^2近辺に設定することをお勧めします。

帰宅後にと思っていたけど、駐車場で。

赤いホースの左側のタンク状の物は、多分負圧用のサージタンク。更にこれをバイパスしても、特性が少し変わるだけで多分無問題。
うっかりオーバーシュートするかも知れないけど、試してないので実際どうなるのかは知らんｗ
単にブーストの反応が、アクセルに対して超絶リニアになるだけかも。

移動中に最大負荷で試験した際に、ブースト計の針を見て驚いた模様。(；´∀｀)

因みに、運転していてブーストが1.0kg超えた時でも、ノッキングしている様子はありませんでした。
メーター読みでは、1.05kgまでは上がっていないような気がする。
誤差レベル？(；´∀｀)

K6AエンジンはECUのセッティングだけで80ps出せる(ケーターハム160)ので、元々のマージンは大きい模様。
ただ、エブリィではサブコンでのチューニングとかECUのチューニングとか一般的でないらしく、探しても安価なチューニングメニューは出てこなくて、非常に高価なターボの交換とかしか出てきません。
サブコンを使用しての燃料増量は、ECUが強力に補正してしまうので不可能らしいとのこと。

選択肢が無い中で体感できる安価なチューニングとしては、これは画期的だと思います。
ブースト0.1kgアップで最大馬力は推定70ps近くに、エンジン特性が変わってどの回転域でもブーストがノーマルより0.3～0.4kg/cm^2多く掛かってパワーの上乗せがあるので、数字以上のパワーアップに感じます。ブーストが掛かると、ノーマルとは比較にならない圧倒的なパワー感と吹け上がるエンジン。(実体験
コントローラー無しで最大ブースト1.0kg/cm^2に収まっている(瞬間的にはホンの少し超えますが(；´∀｀))し、エブリィの冷却系は優秀なので、追加メーターは絶対必要ということはないと思います。
不安であれば、ブースト計や水温・油温計を追加してもいいでしょう。
個人的には、もう少し検証したらブースト計を本設置しようかと思います。

意図せず予定していたよりも高いブースト圧が掛かると、ブーストリミッターが作動して燃料がカットされてエンジンが保護されます。
これは、CR22Sを所有していた時にEVCとサブコンをセッティングした際に経験しました。
激しく息継ぎして運転するどころではありませんでしたが、エンジンは無事に保護されましたｗ
その後は、ブーストリミッターいっぱいの1.1kg/cm^2にセッティングして、サブコンで燃料を増量して乗ってました。使用した追加メーターは、A/F計とブースト計。

結局、ブースト計を新規に発注。
古い機械式は、精度とチューブの引き回しに難ありなので。
エンジンを壊すよりは、圧倒的に安上がりだし。(；´∀｀)