まどマギの中で佐倉杏子が特別な存在なのは、宗教家である父親との関係が、虚淵玄自身の父親との関係を想像させるかのような生々しさがあること。虚淵玄の父親は俳優、劇作家の和田周。私が小学生の頃みてた戦隊ものの怪人の声をやっていたのはこの人だった。この時代の演劇人らしく左翼思想の強い人。
2016-04-21 04:38:29杏子「正直過ぎて優しすぎる人だった 毎朝新聞を読む度に涙を浮かべて真剣に悩んでるような人でさ」「親父は間違ったことなんて言ってなかった 。ただ他人と違うことを話しただけだ」「なのに誰も相手をしてくれなかった。悔しかった許せなかった」「私には我慢出来なかった。だからキュウべえに」
2016-04-21 04:54:46虚淵玄が作家を志した原点「装甲騎兵ボトムズ」、同じ高橋良輔監督「太陽の牙ダグラム」のサマリン博士の元ネタは、マカロニウエスタン「ガンマン大連合」の非暴力主義のサントス教授。監督のセルジオ・コルブッチは左翼活動家でもある。彼の生んだ代表的なキャラクター、ジャンゴの名は後に虚淵玄が
2016-04-21 05:09:19あらためて『ガンマン大連合』吹き替え版で見てるんだけど、革命派サントス教授の声が宮内幸平氏で、イメージがもろにサマリン博士なのであった。日本でしか通じなさそうだが。 pic.twitter.com/vNrMgQpO3L
2016-04-18 22:26:56サマリン博士とおんなじ声で「国粋主義というのは、常に国民の恐れや不安定な状態のあらわれなんだよ」とかバスコに説教すんだぜ? これ、サマリン博士の名言つってもばれないんじゃねーか?w
2016-04-18 22:47:13エロゲのタイトルに使い、クエンティン・タランティーノが「ジャンゴ 繋がれざる者」としてリメイクする。宗教と左翼思想は「エルトポ」のアレハンドロ・ホドロフスキーが「リアリティのダンス」のテーマ。主人公の父親はスターリンかぶれで独裁者を暗殺しようとしたら独裁者はスターリンそっくりで
2016-04-21 05:23:43父親自身スターリンそっくりになっていた。虚淵玄は和光大学出身で、なんというか、SEALDs。奥田愛基の父親は牧師で、宗教と左翼思想を体現している。和田周氏も奥田知志氏も品の良さが似ている。しかし息子は大変かもっていう。
2016-04-21 05:37:04上品な宗教家の娘である杏子は、それなのに何故あんなに品が悪いのか?スピンオフでは巴マミのしごきでひねくれたことになっていたけど、しかし私は「立派な父親への無意識の反発」が原因説を唱えたい。「フットルース」のジョン・ リスゴーの牧師と娘のロリ・シンガーがまさにそれ。
2016-04-21 05:55:25「フットルース」牧師の娘ロリ・シンガーの赤いブーツに対する執着。フットルースというくらいだから彼女が踊る場面では何度もブーツがアップになる。「赤」の魔法少女、佐倉杏子もまたブーツに対してこだわりを持っているように見える。 pic.twitter.com/z0KlUZVqeA
2016-04-21 06:07:21八話。杏子がジャンクフードばかり食べてるのも、ダーティーハリーと同じで、自分のせいで家族を失ったことに対する自分への罰なのだろう、とはよく言われている。
2016-04-21 06:26:05劇場版で差し替えられた、杏子から流れた血が赤と青になってそのままさやかに対する想いに重ね合わされて、初潮みたいにみえるの、表現主義的な演出でこれ以上見事なものをみたことがない。
2016-04-21 06:39:21私が思い付くって事は既に周知の事実なんだろうけど、スプスは聖人の象徴なんですね 彼のスーツの色、赤と青は聖母マリアの纏っている衣服で 赤は血に象徴される救済または愛、青は純潔や禁欲らしいし、青を天国の象徴と考える説も有るとか 天国はクリプトン星の事かなー
2016-04-20 21:57:30カミさんチョコのブログ更新しました。 藤田君が本当に嬉しそうにマミっていた…。 そして次回作近日製作決定! jimadonko.blog.jp/archives/10563…
2016-04-26 21:57:45一週間前にあげたまとめがけっこう読まれてるみたいなので補足つぶやきを。佐倉杏子痛チョコは友人の奥さんドンコさんが3日かけて作ってくれました。うちの嫁の痛チョコレートがハンパない - Togetterまとめ togetter.com/li/794081 togetter_jpより
2016-04-29 01:40:58杏子とは恭介の弾くバイオリンの音楽が実体化した存在説を補足すると5話6話12話と恭介がバイオリンを演奏する場面は必ず杏子の場面につながるんだよね。最後は恭介の「さやか・・」から杏子の「さやか!おい、さやかはどこだ!」へ。
2016-04-29 01:57:39虚淵玄「吸血殲鬼ヴェドゴニア」の弥沙子はメガほむ的な内気な性格でメタルマニア。親にも内緒で暴力的な音楽を好み聞いている。9話ループ内で恭介はメタル的な音楽を演奏しているように予想出来る。そこから、さやかも弥沙子同様に恭介の音楽にある暴力的な要素にこそひかれている、と推測してみる。
2016-04-29 02:23:07この場合、恭介の音楽にある暴力的な要素、その名前から狂気と連想するのはバイオリンの曲「ツィゴイネルワイゼン」をタイトルにした鈴木清順の映画のテーマが狂気であり桜をモチーフにしていることで、サクラキョウコが浮かびあがる。
2016-04-29 02:32:46映画「ツィゴイネルワイゼン」の冒頭レコードの針をあげても音楽が流れ続けるのは4話で恭介がバイオリンを弾き終えても音楽が流れてる場面に、藤田敏八と原田芳雄「高砂、気は確かか?」「狂ってるよ!」の会話は杏子とほむら「てめえ、それでも人間か!」「もちろん違うわ」、に引き継がれてるかも。
2016-04-29 02:32:58まどマギと「ツィゴイネルワイゼン」を結びつけるような発言は作者たちからはきかれないのとは違い、香港ルノワールからの影響は虚淵玄自身が何度も言及している。例えばオーディションの場面などジョン・ウー作品の記憶の引用にもみえる。 pic.twitter.com/65MRDS0Kxo
2016-04-29 02:40:48ジョン・ウーはクリスチャンであり、セルジオ・レオーネなどマカロニウエスタンからの影響を受けている。そこからのアイロニカルな宗教性というのは「魔法少女まどか☆マギカ」にも通底している。「男たちの挽歌」のチョン・ユンファが語るように神が人間をつくったのではなく、人間が神をでっち上げた
2016-04-29 03:14:12のだ、とか「狼・男たちの挽歌 最終章」でのチョン・ユンファはが自分のミスで失明しそうな女性を救おうとしたあげく、自分が目を撃ち抜かれるのはまどマギの「希望と絶望のバランスは差し引きゼロ」を体現しているみたい。杏子の父親は「2」のサム pic.twitter.com/bKqTRd0lst
2016-04-29 03:20:38を思わせる。杏子の「食べ物を粗末にするな!」は「2」のチョン・ユンファが炒飯を投げ捨てたヤクザにキレた場面が元ネタかも。ジャンクフードばかり食べてるのにその発言は不自然だし、リンゴを退けるさやかの理屈も変なんだけど、だからそれはさやかにとって音楽は依存する対象でもあって、故に
2016-04-29 03:31:33