野々村(ye2cun)氏の福島地裁でリアルタイム線量測定システム関連の裁判記録を閲覧した連ツイ

福島地裁でリアルタイム線量測定システム関連の裁判記録を閲覧してきた野々村(@ye2cun)氏の連ツイまとめ 第2弾 http://togetter.com/li/994365
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野々村 @ye2cun

@yard_1957 県出納局入札用度課の「幅広に認める」という意向が、ただのガバガバにしか思えず、まんまと嵌まってしまったこの顛末を、防ぐことは難しくなかったはずと思うと、至極残念でなりません。

2016-05-13 21:29:10
野々村 @ye2cun

自宅最寄りの駅に着いて、慌ただしい旅の終わり寂しさを、桃汁で慰めています。 pic.twitter.com/iFor5bZp6P

2016-05-13 23:12:55
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野々村 @ye2cun

普段公開している個人線量は、東京圏外を訪れた際のデータを除外しています。 5月13日、福島市を訪れた際※の個人線量は表(画像、赤数字)の通りです。 ※ 福島駅 7時44分着 19時51分発 pic.twitter.com/U1EG7sueCL

2016-05-14 00:13:42
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野々村 @ye2cun

昨日、福島地裁にて、福島電子計算センターと福島県との間で提起されている訴訟の裁判記録を閲覧し、その内容をかいつまんでだらだらツイートしたのですが、いくつか追加でだらだらツイートします。

2016-05-14 21:57:41
野々村 @ye2cun

福島電子計算センターは、測定器の不具合の調整に時間を要したのは、SIMカードの件の他、『県が測定器に割り振るID番号を開示するのが遅かった』、『県がテスト用サーバを確立しなかった』、と県の責任であると主張しています。

2016-05-14 22:07:16
野々村 @ye2cun

契約締結後、平成27年1月29日に、福島電子計算センターは測定器に割り振るID番号について県にお伺いを立てたところ、規制庁のサーバを管理する富士通に問い合わせるよう指示されます。 福島電子計算センターは富士通に問い合わせますが「規制庁に問い合わせるよう」と返されます。

2016-05-14 22:30:16
野々村 @ye2cun

福島電子計算センターは県に、富士通からは「規制庁に問い合わせるよう」との返答だった旨を報告し、その後ID番号が割り振られたものの修正される等し、確定したものが同社に開示されたのは3月18日でした(納期は3月31日)。

2016-05-14 22:33:50
野々村 @ye2cun

ID番号の割り振り、開示がずれ込んだことについて、県は作業工程に特段の影響を及ぼすものではないと主張しています。

2016-05-14 22:36:34
野々村 @ye2cun

テスト用サーバの確立について、福島電子計算センターは「県が準備をしてくれなかったからテストができなかった」と主張していますが、県は「そもそも仕様にテスト用サーバは含まれておらず、必要とするならば福島電子計算センター側が確立すべきもの」と主張しています。

2016-05-14 22:40:00
野々村 @ye2cun

ID番号やサーバの件等、データ送出について、福島電子計算センターは、県と規制庁をたらい回しにされたり、いよいよ納期が迫って関係各所一同に会したいとする時に、富士通から「年度末で忙しいので福島まで行けない」と断られてしまったりしています。

2016-05-14 22:47:12
野々村 @ye2cun

(これは私見ですが) 福島電子計算センターがあたふたしている様子に、地方あるいは地方の中小企業が、東京(政府)あるいは東京の大企業に翻弄されて(軽んじられて)いるような印象を抱きました。

2016-05-14 22:53:44
野々村 @ye2cun

今回の福島県が設置したリアルタイム線量測定システムの要求仕様のうち放射線測定器の項目について、国が設置したものと比較するとほぼ同じ内容なのですが、いくつか追加されている項目もあり、国設置のものよりも厳しく(詳しく)なっています。

2016-05-14 23:00:18
野々村 @ye2cun

県設置のものには『温度特性』の項目があり ±10% (+5〜+40℃) ±15% (-10〜+5℃、+40〜+50℃) とされています。

2016-05-14 23:04:50
野々村 @ye2cun

また、校正方法についても記載されています。 「日本の国家計量標準につながる校正を行ない、計量法認定業者の校正証明書、メーカー証明書、または所有者の自主検査記録等の校正試験成績書を作成すること」

2016-05-14 23:08:37
野々村 @ye2cun

ただし、裁判記録の中には校正証明書に類するものは一枚も含まれておらず、リアルタイム線量測定システムのディスプレイ表示と(測り比べの基準器としたと思われる)アロカのTCS-172Bの液晶表示を一枚に収めた写真が、全台分綴じられていました。

2016-05-14 23:14:38
野々村 @ye2cun

(これは私見ですが) リアルタイム線量測定システムとTCS-172Bの線量率表示を写真に収めるだけで、これを『校正』としてしまうことについて、甚だ疑問に感じますし、この点に突っ込みを入れない県の対応にも甚だ甚だ疑問を感じます。

2016-05-14 23:19:41
野々村 @ye2cun

平成27年3月31日の納期を過ぎて、4月22日、県は福島電子計算センターに契約解除を通告しますが、非常に短い文面で具体的な内容は無く、その理由としては契約書の条項の番号のみが記されている程度のものでした。

2016-05-14 23:27:11
野々村 @ye2cun

その条項の番号を契約書と照らしあわせれば、契約解除の理由が『納期内に物品の持ち込みを終わらない時』であることだけはわかります。

2016-05-14 23:38:01
野々村 @ye2cun

県が契約解除を通告したのが平成27年4月22日。 これに対し福島電子計算センターが反論・代金請求を行なったのが6月2日。 これに対し県が契約解除の具体的理由と代金支払いには応じられない旨を通知したのが6月30日。

2016-05-14 23:49:09
野々村 @ye2cun

(これは私見ですが)この悠長なやりとりに、お互いに「やべぇな」みたいな、後ろめたいところがあったのではないかと、単刀直入に「おかしな測定器を作りやがって」と言えないような、単刀直入に「さっさと金払えや」と言えないような、お互いに思い当たる節があったのではないかと感じました。

2016-05-14 23:54:17
野々村 @ye2cun

これらの裁判の事件番号等は下記の通りです。 福島地方裁判所第一民事部 平成27年(ワ)第221号 『購入契約代金請求事件』 原告:株式会社福島電子計算センター 被告:福島県 平成28年(ワ)第61号 『原状回復等請求事件』 原告:福島県 被告:株式会社福島電子計算センター

2016-05-14 23:58:57
野々村 @ye2cun

裁判記録の閲覧は誰でもできます。 事前に福島地裁に閲覧したい旨伝えておいた方が確実です(裁判所が使用中の場合は閲覧できないため)。 手数料は収入印紙150円×2です(2つの訴訟なので)。 印鑑が必要です。 皆さんも是非。

2016-05-15 00:08:21