伊達組手動まとめ⑲

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一大スペクタクルロマン〜鶴の恩返し〜 第一話　圧し切られた機織り機

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驚いたか！俺も驚いたぜ！気がついたら鶴になっていた鶴丸国永だ、よろしく頼む。 それはそうと、庭を散歩していたら突然罠にかかって大ピンチなうだ。なんだこの罠どこから出たんだ。あっ俺だ、これ俺が仕掛けたやつだ、ソフトなタッチで怪我をしない優しい設計のやつだ。

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倶利「…？…鳥のわめき声が」 あれに見えるは本丸内『動物に無条件に優しそうな刀剣男士選手権』一位の大倶利伽羅！きっとこいつなら助けてくれる、パパは知っているぞ。 倶利「…怪しいものに近寄るなと言われたしな…」 わ〜い光忠〜！君ちょっとしつけがよすぎるぞ〜！

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あ、あとこれ前も言ったけどな、嘘をついていいのは午前中だけ！とかっていうのは、どこぞのローカルルールだったりするから、自分がそうするのはいいが他人に強要するのはやめておこうな！鶴ま…いや、鶴との約束だ。 ところで助けが来ません。誰かー

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おっ長谷部が来た。助けてくれ！ 長谷部「む…！？何故このようなところに鶴が…さては鶴丸国永の仕業か」 いや本人なんだなこれが。 長谷部「…驚きというには微妙だな…光忠！貴様の食材かー！？」＼えっなに！？なんでもすぐ僕の所為にするのやめようよ！／ 速っ、そして放置される俺。

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あっ誰か来たぞ

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数珠丸「おや…こんな所に鶴が」 お、こいつなら助けてくれそうだな。 数珠丸「罠にかかったのですか？可哀想に。さ、外れましたよ」 助かったぜ、さすがは仏の……あの、俺っていうか鶴を抱っこしてどこに連れて行くんだ？ 数珠丸「厨に燭台切殿がいらっしゃいました」 食料じゃないぜ！！！

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燭台「天候なんかと違って、地震は突然だからいつまでたっても慣れないよね。それはそれとして、倶利伽羅は内番に戻ろうね」倶利「…そういえば」燭台「すっごい分かりやすく話逸らしてきた」倶利「さっき、畑のほうに鶴がいた」燭台「鶴丸さん？」倶利「いや、鶴」燭台「？？？」

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いやあ驚いた、食われるかと思ったぜ。 三日月「おや数珠丸、変わったものを抱えているな」数珠丸「ええ、畑で罠にかかっていたのです。食材かと思ったら違いました」三日月「そうか、うん、俺は鴨のほうがいいなぁ」数珠丸「最近、鶏も良いと思うように」 君、顔に似合わずチキン派か〜。

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まあなんにしてもあれだ、数珠丸に恩は返さねえとな！鶴の恩返しっていったら、機織り機だろう。現世の通販ってなんでも売ってるよな。 数珠丸「この機織り機は…一体…あ、鶴が」三日月「ははは、恩返しというやつじゃないか？ならば覗くわけにいかんなあ」 三日月にしちゃいいこと言うぜ。

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よっしゃ、ぎっこんばったん織るぞ〜。 燭台「こっちだったかなあ。あれ？鶴だ。よく分からないけどこの機織り機邪魔だな」 早速伊達男がセオリーぶち破りにきたぜ！邪魔て。 倶利「こいつ…自分の羽をむしってる…」 わー優しい！大倶利伽羅優しい！でも気にしないでくれ！離してくれ！

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うーむ、織れないぜ。 燭台「そういえば鶴丸さんがいないね」倶利「この機織り機、国永が置いたんじゃないか」燭台「ええ、でも肝心の鶴丸さんがいないし…あっもしかして」 おお、イイ線いってる！あと一息！ 長谷部「この機織り機を斬れば鶴丸国永が生まれてくるというのは本当か」 なんで？？

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長谷部「圧し切る！！」 燭台「切れるもんだねえ」倶利「国永は生まれなかったな」燭台「そうだね。機織り切長谷部くん、鶴丸さんここじゃなかったみたいだ」長谷部「語呂が悪い」 そこじゃないぜ長谷部。あと大倶利伽羅、優しさなのは分かるけどミミズ差し出してくるのやめようぜ。食わないぞ。

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燭台「この鶴くん、何食べるんだろう」倶利「ミミズは食わなかった…」燭台「折角あげたのにね、よしよし。魚とかのほうがいいのかな、大きいしね」 大倶利伽羅ごめんな！さすが光忠だ、話がわかる。 燭台「イワシがあった。はい、生イワシ丸呑みでどうぞ」 こいつ俺のこと気付いてんじゃねえか？

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燭台「鶴丸さんを探して、鶴丸さんたちの部屋を見たらなんだか大きいお人形の家みたいのがあってさ」倶利「…ああ」燭台「ねん鶴くんと、ねん燭くんが飾られてたんだけど」倶利「そうか」燭台「あのおうち、いくらだった？」倶利「……」燭台「いくら？」倶利「……」 ン万でーす！⌒☆

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こういうのは、ショックを与えるといいっていうよな。よし、高いところから飛び降りるってのを試してみよう！まあ落ちても折れはせんだろう。屋根に登って、…そぉい！ 燭台「あ、あの鶴くんが羽ばたいてる」倶利「怪我はないようだな」 ああーーそうでしたーー鶴だもんなーー飛ぶよなーー

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まさかこのまま永遠に鶴でいるのか…！ 鶴丸「んご！？」燭台「あ、鶴丸さん見つけた！駄目だよこんなところで眠ってたら。風邪ひくよ？」鶴丸「夢オチ？夢オチか？」倶利「何言ってるんだ。それより、あの機織り機はあんたが用意したんだろう？早く片付けろ」鶴丸「世にも奇妙な鶴丸国永だったぜ」

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燭台「じゃあ、恒例？の『倶利伽羅に言ってほしい台詞』を募集するね」鶴丸「全部には答えられないかもしれんが、許せ！」倶利「おい、俺はやらな」燭台「23時までのリプライでよろしくね！」鶴丸「ね！」倶利「おい」

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鶴丸「予定より早くてごめんな、そろそろ締め切るぜ！」燭台「諸事情で言えないもの、元ネタが局地的ぽいもの、なんかは省かせてもらうね、申し訳ない。それじゃいくよ！」倶利「…」 【頑張れ♡頑張れ】 倶利「がんばれ、はーと」燭台「ん〜やっぱり♡が駄目かあ」鶴丸「努力は認めるぜ」

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燭台「あ、あと表情指定あるものも多かったけど、その辺は倶利伽羅の自主性に任せてるからあんまり期待しないでほしいな」鶴丸「笑顔とか照れ顔とかなー、難しいよな」 【大好き】 倶利「ダイスキ」鶴丸「発音が台拭き！！」燭台「極めて無表情」

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鶴丸「大倶利伽羅にドーピング（酒）を与えているのでしばしお待ちくださいだぜ」 倶利「…これを飲み終わってさっさと済ませてみせる…！」燭台「キャーオークリカラサマガンバッテー！（裏声）」倶利「んごふッ」燭台「あ！？吹いちゃ駄目だよ！」鶴丸「今のは光忠が悪いよな！」

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【会いたかった】 倶利「会いたかっ…た気がしただけだった」鶴丸「余計なもんくっ付いてるぞ！？」燭台「多分、言い終えたと同時にハグしてやろうと両腕開いている鶴丸さんの所為かな」 【近う寄れ】 倶利「近う…よれ」鶴丸「御意ーー！！」倶利「ぐふっ」燭台「さっき回避した意味なかったね」

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【隣の竹垣に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから竹立てかけたんだ】 倶利「隣の竹垣に竹たけたてたっ…た…」鶴丸「解散！」 【ずんだ餅大好き！】 倶利「ずんだ餅大好き！」燭台「さっきあれほど渋って誤魔化した『大好き』をこうも容易く…明日のおやつは任せてくれ」倶利「🌸」