【アニメ『ジョーカー・ゲーム』】エンドカード解説まとめ
昭和8年に刊行された、東京案内本の復刻版です。地域別にその地域のランドマークなどが写真付きで紹介されていてとても便利。
2016-05-17 21:24:29その後、細かく資料をさがしながら絵のイメージを固めていきます。キャラクター、場所、季節、天候、アングル、など考えることは色々。他の絵となるべくかぶらないように。
2016-05-17 21:40:21ただ、時代モノの落とし穴、というのもありまして。 例えば、見つけた写真を見て「この建物、描きたいな」と思って場所を限定するのですが、よく調べると関東大地震前の写真だったりします。
2016-05-17 21:47:57震災以前と以後では東京の景色はかなり変わっているのですね、、、。機関員達が結城中佐の元で学んいたのは昭和12、3年辺りなので、その時にはもう無い、とか別の形になっている、ということがよくありました。
2016-05-17 21:57:47そんなこんなで、絵を描いている時間より調べ物をしている時間の方が長くなっていくのでした、、、。絵の面だけでも、『ジョーカー・ゲーム』チーフリサーチャーの白土晴一さんの仕事の大事さがわかりますね。。。
2016-05-17 22:02:12現代モノだとスマートなイタリア系のスーツのスタイルで描く事が多いのでしょうが、この時代だと、腰回りゆったり、こんもり、もっさり、なイメージ。
2016-05-17 22:39:16ベルトでなくてサスペンダー、外出時は帽子着用。 女性は、アールデコなモダンガールに和装のご婦人。と、『風立ちぬ』の経験が役に立ちました。
2016-05-17 22:42:53第1話
最初は現在も残っている場所から始めました。1話で銀座に繰り出す、ような描写があったので、銀座といえばライオンビアホールだろう、と。
2016-05-19 10:54:39現在も銀座7丁目に当時の内装のまま営業しています。奥の壁のタイル画とアールデコ風の柱が印象的な建物です。
2016-05-19 11:00:11藤森 照信、増田 彰久『建築探偵』シリーズ。 pic.twitter.com/IJ59eqAinT
2016-05-19 11:07:35明治~昭和の建築を写真(増田)と文章(藤森)で紹介している本です。この本片手に街をウロウロ、というような事をやっていたのですね。
2016-05-19 11:17:15ジョーカー・ゲームは関係無いですが、最近の本だと、山口晃さんとの共著『日本建築集中講義』がオススメです。2人のモノを観察する能力と、それを「面白く説明」する技術に注目して下さい。
2016-05-19 11:31:05当たり前ですが、絵を見る人は、こちらが思っているそのキャラクターに関しては「知らない」ので。絵を見ているうちに「この人ってこういう人なんだろうなー」と想像して欲しいわけです。
2016-05-19 11:43:28