宇宙世紀開幕前後においては、宇宙移民は強制ではなく志願制だったと考える方が妥当とする理由のあれこれ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

何度か商業媒体にも書いたンだけど、宇宙世紀開幕に当たっての移民政策における強制力の行使はなかったと考えるのが妥当なんじゃないかと思う。というのも、マクロスの統合戦争ほどでないにしろ、地球連邦の成立過程において世界規模の紛争は避け得なかったはずだし、となると、強制移民政策など

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

寝た子（民族レベルでの反連邦闘争）を起こすだけである。地球上に統治する“実体”を持たない連邦にとり、これから建造がどんどん進められる宇宙植民地こそ、構成国に頼らない独自の経済力（＝政治力）と軍事力の源泉となる金の卵なのだから、初期に限ったとしても穏当な手段を講じるはず。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

その穏当な手段とは「諸君の兄や父は先進国中心の世界では厄介者扱いされてきたが、これからは違う。宇宙移民こそ荒廃しつつある地球を救い人類の未来を切 り開く尖兵なのだ。諸君ら宇宙移民第１世代は胸を張って誇るべきだ」「宇宙には職もあるし信教と思想の自由が（連邦の存在を脅かさない限り）

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

保障されている。特定の宗教を信仰する者を差別することは、連邦はその設立理念に基づき決して許さない」等々、甘言を弄して自発的移民に誘導する方が得策であろう。先ずは「地球連邦＝地球上の構成国家」という先入観を捨てるべきだと思うのだ。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

とにかく地球連邦という生まれたてのシステムを安定させるためには、連邦を構成する主要国（西側先進国）に対して暴発の危険性が高い宗教勢力（イスラム）の土台となる市民や、あるいは各国の低所得者層を早急に宇宙に移さねばならない。おそらく第一期移民は土地への執着が比較的小さい都市生活者が

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

中心になるのではないだろうか。農村地帯は土地への執着が強いし、少なくともサイドでの食糧生産が軌道に乗るまでは地球における食糧生産は維持・拡大させなくてはならないから、逆に冷戦期の自民党みたいに保護政策を採るのではないだろうか？

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

つまり初期の宇宙移民は色々と、それこそ戦災や異常気象で荒廃しつつあった地球に住まうアースノイドよりも、よほど優遇されたンじゃないかと思う。そのくらいしないとそもそも宇宙移民なんて成功しないし、強制力を行使したら先述したようにふたたび紛争が発生することはほぼ間違いないからだ。

Jhone Galeman @jhonegaleman

@F4EJ2Phantom ちょっと話とは違いますが、新興宗教の温床になりかねないでしょうし、それこそ新しい思想や神にすがらざるを得なくなる、ジオニズムの台頭ってのもなんかよくわかる気がします。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@tsukasanishino 『ZZ』ではシャングリラ（島３号型）は初期のコロニーと説明されてましたが、重視された機能については触れられずじまいでした。『F91』の小説版では島１号型が初期にコロニー建造のための拠点として作られた、って語られてました。

西野 司@お仕事受付中 @tsukasanishino

@F4EJ2Phantom あ、そっか。まず宇宙移民を促すための橋頭保（島）がなけりゃ何計画してもだめっすね、やっぱある程度労働人口ないと過疎地であっても工場誘致できないのは宇宙も同じか。迂闊でした。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@tsukasanishino 宇宙世紀開幕（移民開始）からダイクンによるサイド３革命まで必要とされた時間は58年間。日本近代史に例えると御維新～大正後期、あるいは敗戦～小泉の北朝鮮初訪問。政治経済産業等々、様々な変化があったと思います。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@tsukasanishino コロニー建造に必要な事業として、少なくとも中継地としての大型宇宙ステーション建造、恒久月面基地建設、至言採取を目的とした外惑星航路の開設が必要だと思われます。西暦末～宇宙世紀の長期間、様々な分野の特需が世界を覆ったのではないでしょうか。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

ちなみにコロニー建造に必要な事業として、少なくとも中継地としての大型宇宙ステーションと橋頭堡としての島１号型（F91小説版で言及）の建造、恒久月面基地建設、資源採取を目的とした外惑星航路の開設が必要が必要と思われる。そうなると、例えば莫大な規模の労働力が必要となり、

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

金も技術も資源もないけど人手だけは有り余っている…という貧困国なんか、労働力を輸出することで外貨（連邦の貨幣？）を稼ぐことが可能になる。人口減との引き替えによる特需の可能性は否定できないが、常に経済的に貧窮している国家にとっては、魅力的な話なんじゃないか？（尤も、後年揺り返しが

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

予想される…というか、ガンダムの世界観に合致した嫌な状況を生み出すことになる）　後世では、それこそ宇宙への棄民であり特権（政治家、官僚、富裕層）階級だけが地球に残ったと誹られることになるだろうが、それこそまさに宇宙世紀である。ガンダム本編の世界に行き着くには、ハッピーエンドでは

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

困るのである。

西野 司@お仕事受付中 @tsukasanishino

@F4EJ2Phantom 確かに、鉱物資源はもう他所から持ってくるしかないですよねえ・・・実は映ってないだけで月の裏側立坑だらけだったりしてｗ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@tsukasanishino グラナダなどの月面都市は、恒久基地だけでなくそういった立坑も含めて成立したのかもしれませんね。ちなみにルナツーは採掘用に引っ張ってきた小惑星を軍事基地化したものです。１stの本編で語られてます。確かソロモンやア・バオア・クーも同じだった気が。

西野 司@お仕事受付中 @tsukasanishino

@F4EJ2Phantom 何もないところにインフラ用意するところから始めてるあたり初期段階は某半島黒歴史のほうが近そうな気もしますが、なるほど。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@guruado エリートと食い詰め組の宇宙移民は、比率の差はあるでしょうが、政策としては平行して進められたと考えるべきだと思います。あと、地球の環境の劣化については詳しく語られていないので、相当なレベルで悪化していると考えて良いのではないかと。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@tsukasanishino 連邦指導部の交代、政策の方針転換や軌道修正、地域国家の主権範囲の変化や国民の意識の変化、連邦市民としての意識を第１とする世代を生み出すための教育方策など、考慮すべき変数は両手の指でも数え切れないと思います。

おてつ @guruado

@F4EJ2Phantom 宇宙で暮らすって夢を感じるか恐怖を覚えるか…私は行ってはみたいけど後者が大きいかなあ…それを打ち破ってでもとなると強制力よりもこのまま…と従来の生活環境との比較、つまり地球環境の悪化って設定はわかりやすいですな。その悪化もあって進出が加速したでしょうし

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@guruado 加えて連邦が成立した後は、恐怖を感じない世代を作り出すための教育が行われると思いますが、おそらくそれが連邦成立以前の世界を知っている世代とのギャップになるのではないかと。

おてつ @guruado

@F4EJ2Phantom ギャップ…スペースノイドとアースノイドの対立だけでなく、そういう世代や教育といったギャップも後の戦いへ影響しそうですね。

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@guruado その点が軽視されていると思いますね。たとえばデギンとギレンの政治手法の差ですが、いつの時点でダイクンの思想に接したのかというのは重要な判断材料ではないかと。あとガトーが狂信的なのは、彼の年齢に大きな要因があると思います。