なるほど、下層の人間を見捨てた続けた結果、「無敵の人」が増えて「脅し」が効かなくなったと。 / 英国EU離脱投票、世論調査で離脱派リード:「経済のハルマゲドン」の脅しが災い(ブレイディみかこ) - Y!ニュース bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20…
2016-06-12 12:02:50イギリスでも、「鉄鎖以外失うもののないプロレタリアート」が増えているんですなぁ。(マルクス・エンゲルス共著「共産党宣言」の文句。革命で労働者階級は、鉄のくさり以外失うものがない。続けて「得るものは世界である。万国のプロレタリア団結せよ!」という有名な絶叫で結ぶ)
2016-06-14 22:17:30「子や孫の世代につけ回ししない」というのも、若者はそもそも子供を作らない、子供がいなくなっているので関係ないな。財政再建論者の言うことって、結局「今ある社会」を持続させるという守りの思想なので、プロレタリアには関係のない話だな。
2016-06-14 22:22:49.@hiroujin さんの「【悲報】2~3年後、小中学校において「道徳心」「愛国心」に成績をつける、と文科省が決定。」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/987897
2016-06-16 14:19:04まぁ今回の件、詳しいソースは長妻昭議員が内話されたことだけだから、慎重に事態を見ていこう。とはいえ今の政権与党では、愛国心教育やって道徳立国日本という誇大妄想ばかりだろうね。
2016-06-16 19:47:01「愛国心」や「道徳心」を評価することの問題。さて、すでに学校で一般的に評価されていること、国語や算数の成績と、何が違うのだろうか。「偽善」という言葉があるが、これは道徳だけ偽ることに意味があるからだ、と哲学者の永井均氏は鋭く指摘する。
2016-06-16 19:31:28読み書き計算の能力を、実際以上に偽ることにあまり意味はない。偽っても成績は良くならない。子どもがその場しのぎでテストの点数をごまかしたりすることはあるだろうが、結局いい成績で卒業できなければ意味がない。
2016-06-16 19:32:12しかし道徳心は、偽って好成績をもらうこともあるだろう。そして偉くなって、表向き道徳心のあるふりをしながら、裏では悪さをする、ということもできる。国語や算数に、表と裏を使い分ける意味などない。これが道徳心や愛国心の特殊性で、評価になじまない性質。
2016-06-16 19:32:34リベラル派からは、愛国心教育に対して「押しつけはよくない」という議論がよくある。しかし国語や算数の学習も多かれ少なかれ押し付けであるし、単にそれだけなら的外れということは、何度か言ってきた。核心的問題は、押し付けた成果など、確認しようがないことだ。
2016-06-16 19:40:51国語や算数の学習達成度は、テストの点数などで確認できるだろう(テストが万能でなくても)。道徳心・愛国心はどうやって確認するのか。教育勅語をすらすら暗唱し、日の丸に角度の正しい敬礼をすれば、あったことになるんだろうか。
2016-06-16 19:41:12偉大な指導者の死去に、大げさに泣きわめいて祖国愛を示すなら、北朝鮮国民がやっている。実際のところ、彼らがキム同志にどれだけ忠誠を誓っているのか怪しいが。
2016-06-16 19:42:05戦前の日本では、軍部が「英米は個人主義、贅沢に毒されていているから、軟弱で団結力がない」と見くびっていた。「大和民族は精神力で優っている」というアホな思考に取りつかれていた。
参考文献、後述の「昭和史大論争」。
こういう精神論も有害だが、それ以上に間違っていたのは英米への見方だろう。個を尊重することやモノがあふれていることと、戦争になったらキャプテン・アメリカよろしく愛国心に燃えて義勇兵に志願するアメリカ人の感覚は、別に矛盾しない。
2016-06-16 20:25:30一方で日本軍の参謀でいえば、辻正信は酒やたばこをやらず、芸者遊びもしない、ついでに陸軍学校の秀才だったが、シンガポールで抗日分子の摘発と称して、華僑(中国系の現地民)を虐殺している。
2016-06-16 20:30:23「胆力をつけるため」といって連合軍兵士の死肉を食べたり、道徳的に問題大有りの人間だが、学校と軍隊で事前に適切な評価ができていなかった。
2016-06-16 20:30:56これも参考になる。
「文藝春秋special 2015年秋号 昭和史大論争」。文藝春秋スペシャルは、前にも近現代史特集をやっていたが、それは執筆人と見出しがダメな感じだった。それに比べると、今回はまともそうなので購入。全部を読む気はしない、気になったものだけ読んでいる。
2015-09-01 17:16:31座談会「失敗の根源 なぜアメリカと戦ったか」。日本とアメリカの組織比較が興味深い。日本の将校が、米軍というのは戦闘に出勤してくるようなものだ、と評した。朝の9時から夕方5時で、ぴたっと終える。それがちゃんと休養を取って、ローテーションを組んでいるから強かったという。
2015-09-01 17:45:29アメリカでは組織がダメになったとき、構成員が逃げ出そうとする。それが結果として間違ったプランをストップさせ、組織をリニューアルさせる。しかし日本人は逃げ出さない。組織にとどまって間違ったことでも最後まで頑張り、一緒に滅びてしまう。
2015-09-01 17:46:13