衝撃! NHKみんなのうた『算数チャチャチャ』(1973年)は最先端CG作品だった!

難解と話題のNHKみんなのうた『算数チャチャチャ』、実は当時の最新CG技術を使って作られたMVでした。ちょっと感動したのでまとめました。
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NHK広報 @NHK_PR

【算数チャチャチャ】 この歌が気になっている方がいらっしゃるようなので、放送時間をお伝えしますね。 ※変更になる場合もあります 23(木)このあと0:55 #Eテレ 25(土)午後3:40 ラジオ第2 #みんなのうた #数学 #算数 nhk.or.jp/minna/

2016-06-23 12:23:09
ひさし @his_leg

サインコサインタンゼントでどこが算数やねん!って思っていた

2016-06-23 12:29:02


まとめ NHKみんなのうた「算数チャチャチャ」 完全に高校数学で衝撃が走る 無理、わかんない 213587 pv 1763 484 users 2214

NHK Eテレで放送中の子供向け歌番組『みんなのうた』で放映された、ペギー葉山さんが歌う『算数チャチャチャ』の内容が「ルート、コサイン、タンジェントが出てくとか、とてもじゃないけど“算数”レベルじゃねぇぇえ!」と話題になっています。が、驚くべきことは実はそれだけではありませんでした。

なんとこの映像、当時最先端だったCG技術を使って作られた作品だったのです。


まずはこちらの動画をご覧ください。

こちら、見覚えのある方もいらっしゃると思います。これは1970年代〜80年代にかけて、タツノコプロが制作していたアニメーション『タイムボカン』シリーズの第五作目『ヤットデタマン』のワンシーンです。


リンク www.tatsunoko.co.jp タツノコプロ | 宇宙エース 21 users 2359

リンク Hulu タイムボカンシリーズ ヤットデタマン タイムボカンシリーズ第5作。未来世界の二組の王位継承候補が、その証となる伝説の鳥を求め、時空を越えて争奪戦を繰り広げるSFアクションコメディー。変身ヒーロー物としての要素を更に強め、変形する人型巨大ロボットを登場させるなど、シリーズの中でも大胆な転進が成された意欲作。

この感じ『算数チャチャチャ』と似ていると思われませんか? そうなんです、この映像はどちらも同じCG技術である“スキャニメイト”と呼ばれる手法を用いられて作られていました。

スキャニメイトとは?

リンク Wikipedia スキャニメイト スキャニメイト (Scanimate) は、1960年代末から1980年代にかけて使用された、ある種の電子式アナログコンピューターによりビデオ映像信号を生成加工(シンセサイズ)し、アニメーション映像を作り出すシステム機器の名称である。日本では、東洋現像所が1台所有したのみだった。 1970年代後半から1980年代前半にかけて、スキャニメイトシステムは、テレビ放送されたコマーシャル、販促活動、番組オープニングで、多数のビデオベースのアニメーションを制作するのに使用された。リアルタイムでアニメーションを制作す

“スキャニメイト (Scanimate) は、1960年代末から1980年代にかけて使用された、アナログコンピューターによるアニメーションシステムの名称である。日本では、東洋現像所が1台所有したのみだった。”

スキャニメイトの過程

“まず800本の走査線を持つ特殊な高画質モノクロカメラにより、高いコントラストを持つ絵画を撮影する。次に、この画像を高画質スクリーンに表示する。通常のモニターへの表示とは異なり、スキャニメイトの偏向信号は、操作者により画像を様々な方法で「歪曲する」ことを可能にする、特殊なアナログコンピューターの内部を経由する。そして、表示された画像がスクリーンからフィルムあるいはビデオカメラのいずれかに撮影される。”