DC+

いままで書いたプラスのまとめ
1
前へ 1 ・・ 16 17 次へ
このん @knn_x

赤井さんは代々国王陛下に仕える従者の家系で、現皇女が嫁いできてから彼女に恋をしていた。とはいえ立場上、それをひけらかすことはできなくてずうっとひた隠しにしてきた。最初は後継者という意味で王の言動も否定していなかったけれど、彼女が疲弊しきってゆくのを間近で見て黙っていられなくなる。

2016-12-27 19:07:25
このん @knn_x

「赤井さんは、幸せになりたいと思わないんですか」「……そもそも幸せになる資格がない」「彼女のことがあるから?」「…ああ、」「うそ。いつだって幸せになりたいって顔、赤井さんはしてるのに」「冗談はよせ」「わたしは、赤井さんを―」「いい、いらない。もう救われなくていいんだ」

2016-12-27 20:21:24
このん @knn_x

「すきです、」「…その言葉、あの男にも吐いたんですよね?他の輩にあげたものなんて受け取りたくもない。僕だけを示して?」ってちょっと重めの安室透 or 沖矢昴

2016-12-27 20:57:29
このん @knn_x

「陛下、今何と…」「世継ぎも埋めない王妃をそばに置いておく義理もないだろう。…あの女はあの国からの刺客だったのだ。私を滅ぼそうと―呪われた王妃を送ってきた、そうに違いない。私は皇女と離婚する」「…教会は許しませんよ」「それはお前の腕にかかっていることだぞ、赤井。上手く取り計らえ」

2016-12-28 12:30:56
このん @knn_x

教会から破門されないように離婚を取りつけるよう命じられた赤井さんは、王妃にも王のその意向を伝えるよう云われて。苦しまぎれに告げると「…そう。愛人の誰かが身ごもったからでしょう。わたしはお役御免と云ったところかしら」儚げな笑みを目にし、胸を締めつけられるような想いにかられる赤井さん

2016-12-28 12:35:41
このん @knn_x

ついぞ王国パロを書き始めてしまった pic.twitter.com/eOvkjx8OQG

2016-12-28 16:42:03
拡大
このん @knn_x

「ままー、おふろ先に入っていい?」「あら、どうしたの?」「ぱぱのあとに入るとぬるくて」「なら一緒に入るか」「や、やだよ、こどもじゃないし!」「もしくは3人でもいい」「ままだって大人だもん!!ぜったいだめ!」#DC夢題 恋人時代一番風呂がぬるくなるまで一緒だったとは云えない赤井夫婦

2016-12-28 21:59:36
このん @knn_x

滑り落ちたのはブライダル雑誌。右上に折り目までつけられたページはウェディングドレス特集で。「あ、ジンさん…!」「…着たいのか」「え?…いや、ただの憧れですよ」にこりと笑い返されたけれど、嘘だなってジンさんは気づいてる。でも立場上それを着せてやることもできなくて悶々とする兄貴。

2016-12-29 02:50:10
このん @knn_x

#DC夢題「さよならを告げたひと」 ⚠️降谷さんで切ないおはなし privatter.net/p/2063323

2016-12-29 16:21:36
このん @knn_x

今日は早く帰ると朝方云われて嬉しくてはりきってお夕飯を用意したら、「悪い、泊まりになった」と赤井さんから連絡が。その文字を見て胸が締め付けられるほど痛んだ彼女は、せっかく作った食事を全て三角コーナに捨ててしまった。

2016-12-29 22:08:40
このん @knn_x

次の日帰宅して台所の惨状を見て驚いた赤井さんが、起きてきた彼女を叱る。「これは何だ」「…昨日の夕飯を捨てただけだよ」「食べ物を粗末にしすぎだ」「秀一が食べない料理なんていらない」「ふざけたことを云うな」 それからすれ違ってゆくふたりのおはなし。

2016-12-29 22:11:58
このん @knn_x

それから「そんな風に粗末にするなら、おれの分は作らなくていい」って云われてしまって、彼女も彼女で「じゃあそうするね」って強気になって返すんだけど、そのあと自室でぼろぼろ泣くと思う。

2016-12-29 22:25:02
このん @knn_x

夜な夜な業務に励む従者赤井秀一のもとに、侍女がひとりやって来る。おもむろに服を脱ごうとする彼女を制止すると「陛下から褒美を与えよと仰せつかって来ました」とのこと。どうやら国王の意向らしい。けれど赤井さんには心に決めたひと―すなわち王妃がいるから、彼女を優しく追い返した。

2016-12-30 12:29:05
このん @knn_x

「わたしね、相当降谷さんのことすきだと思う。いつの間にか目で追ってるし、1日1回は話さないと落ち込むし。仕事してる姿がね、かっこいいの」「……お前、それを本人の前で話すのか」「え?…な、なんで降谷さんがここに!?」「風見に呼ばれた」「風見のばか!!」#コナンプラス 告白になってた

2016-12-30 18:12:06
このん @knn_x

年中無休に等しい恋人と年の暮れを迎えるなんて無理か。無造作に転がる空き缶は虚しさの証。「…随分と荒れてるな」いないはずのひとがいるなんて―あれ、もう酔いが回ってきた?「秀一…」せっせと片付けを始める彼に唖然とする。「年越し蕎麦食うぞ」#コナンプラス ひとりぼっちの年越しは卒業決定

2016-12-31 22:13:02
このん @knn_x

「こんな虚しい年越しなんてありえない…」外で待機するジンとわたしの息は白い。この時期に取引なんて。「うるせえな、口閉じろ」「無理。凍る」すかさず応戦すると舌打ちをしながら投げられたのはマフラー。「…巻いとけ」#コナンプラス まあ、最愛のひとと年明けを迎えられそうだし…よしとするか

2016-12-31 22:23:09
このん @knn_x

#コナンプラス 「独占欲が服を着ている男」(ジン) pic.twitter.com/GZkLtKVqOo

2017-01-03 18:37:59
拡大
このん @knn_x

となりで煙草をふかす銀髪の男はひどく手持ち無沙汰な様子だった。「…どうして来たんですか」幹部ともあろう彼が出張る必要はない任務だというのに。「てめえの成長を見届けに来ただけだ」「……それ、昨日も云ってましたよ」「うるせえな、さっさとやれ」#コナンプラス 側にいたいだけな上役ジン

2017-01-08 00:06:17
このん @knn_x

「ちょっと降谷さん!」うちに泊まりに来るといつも彼はわたしの枕を取る。お客用の使い古してないほうを使ってって云ってるのに。「いい加減こっちにしてくれませんか」「…これがいい」まるで子どものように掴んで離してくれない。「おまえの匂い、落ち着くんだ」#コナンプラス 一気に体温上がった

2017-01-10 17:44:34
このん @knn_x

ワイシャツを一緒に買いに来たのはいいけれど、着る張本人は関心がまるでないみたい。目についたものを適当に手に取る彼を思わず止めてしまう。「ちょっと零くん!ちゃんと選ぼうよ!!」「お前と会うときのじゃないし、別に着れれば何でもいいよ」…あのね、そういうことを云ってるんじゃないの。

2017-01-18 17:30:15
このん @knn_x

秀一全然構ってくれないし、と半分腹いせで異性とふたりで飲みに行って、ほろよい気分で帰路についていたら、家の前に見慣れた赤い車が。背中を預けて煙草を吹かすその人影にものすごく見覚えはあるけれど、あえて知らんぷりして目の前を通り過ぎる。すると「…おい、」と低い声が後ろから聞こえて。

2017-01-21 01:26:07
このん @knn_x

「この寒空の下で待っていた恋人を無視するとは相当だな」なんて皮肉交じりに云ってくる赤井さんにカチンときて、なおも無視して家の鍵を開けて勢いよくドアを閉じようとしたら隙間に足を挟まれてしまう。加えてものすごい力でドアを掴まれてびくともしない。

2017-01-21 01:31:35
このん @knn_x

「…俺の話を聞けと云っているんだが」その声はもう明らかに怒りと苛立ちを含んでいて、思わずびくりと肩が跳ねた。その一瞬を見計らって無理やり中へ、しかも土足のまま上がってきた赤井さんに壁際に追い込まれてひたすらに詰問される。

2017-01-21 01:34:23
このん @knn_x

バレンタインが近いから、気にしてないように見えてじつはものすごおく気にしてる降谷さんが、ある部下からもらえるかどきまぎしているところに「降谷さんどうぞ」と手渡されたのは板チョコ。てっきり手作りかと思っていた彼に「誰かさんがお休みくれたら頑張るんですけどね」とさらなる追い打ち

2017-01-21 23:44:36
このん @knn_x

近づいたときに鼻についたのは、いつものそれではなかった。煙草とは似つかない甘い香り。ジンが何をしてきたのか瞬時に察知し、どす黒いものが胸の中に渦巻いてゆく。「随分とご機嫌ななめだな」「…女物の香水でしょ、それ」「不満か?―なら、上書きすりゃいい」#コナンプラス 彼はわたしのものよ

2017-01-27 13:32:04
前へ 1 ・・ 16 17 次へ