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【告知】空想の街告知です!7月1日~3日、空想の街の住人として遊びませんか?wiki www4.atwiki.jp/fancytwon/ 主催 @harasaraha @siduku_xxx 参加前に各自wiki(街・氷涼祭)の設定の確認をお願いします。 #空想の街
2016-06-24 15:14:251日目
時計の針が12時を回る どこからか小人が現れて、あなたの眼に向けて砂を撒く 思わず眼を閉じたあなたは気付く 眼を閉じて初めて見えるその風景に 今でない時 ここでない場所 どこにも無くて、どこにでも有る さあ、踏み出そう 勇気とユーモアを供にして そこはもう #空想の街
2016-07-01 00:00:01何処にもない、何処にでもある街。空想の街。時計塔の街での3日間。はじめましての貴方も、おかえりなさいの貴方も、街は全てを受け入れます。どうぞ、お楽しみください。 #空想の街
2016-07-01 00:02:12【 #空想の街 設定】 水登 脩生(みなと はるき)二十代前半のお兄さん。優しい口調で、おっとりとした絵本屋。時計と時間を愛し、街の大きな時計塔の音色を好む。絵本の世界のような、 #ゆめ切符 を贈ります。落ち着いた茶色の髪の毛に、青いエプロンが特徴。 #絵本屋さん
2016-07-02 20:07:29街の外れにひっそりと佇む、小さな絵本屋さん。北区の東にいつの間にか立っていた。僕は絵本をめくる。絵本屋さんは今日も、静かで優しい時間が流れるのだ。絵本のような世界への旅は #ゆめ切符 をどうぞ。 #空想の街 #絵本屋さん
2016-07-02 20:09:07窓の外から鐘の音が聞こえる。僕の好きな音だ。心地良いその音色に耳を預けながら店の看板を出そうと扉を開けた。ここは夜に開く #絵本屋さん 。子供たちが眠る頃、夢を見る人が訪れることの出来る、そんな場所。#空想の街
2016-07-02 20:24:35鳥籠の持ち手の具合を確かめる。覆い布の具合を確かめる。 ――やれやれ、やっと商売ができるときたもんだ。 羽音もささやかに舞い降りてきた影が、その肩に留まった。 ――お前も楽しみ……いッ、こら!耳を噛むな! #空想の街 #鳥に纏わる掌編
2016-06-30 23:45:53【設定】 #鳥に纏わる掌編 ・鳥屋…小さな少年の姿をした〈鳥〉を売る壮年。今年も黒地の絽の単に鳥打帽。今回の鳥籠、大きめですね? #空想の街
2016-06-30 23:47:29今夜もお客様が待っていたようだ。「ミナト兄ちゃん」「おそいよー」「待ってたんだよ」次々とかけられる声に頬が緩みながら、ごめんねとだけ謝った。ほら、中に入って。「はーい」素直ないい子たち。僕の大切なお客様。 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-02 20:31:01僕がいつもの椅子に座れば子供たちも思い思いに座り始める。僕を囲むようにして、丸い円を描いて。さて、絵本を読む前に大事なことを話しておかないといけないね。「ねえみんな。明日の夜はこの店もお休みだよ。ちゃんと家の中にいること、いいね?」 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-02 20:35:36「ボクしってる! #氷涼祭 でしょう。今年はボクが風船作ったんだあ」一人の男の子が自慢気に話してくれる。ここに通い始めたころは字も書けないくらい小さな時だったっけ、などと考えながら時の流れを感じる。「そう、氷涼祭。みんな守れるかい」「「もちろん!」」 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-02 20:41:13そんな約束をしてから、僕は今夜の絵本を何にしようかと考える。そうだ、そうしよう。「今夜の絵本はこれにしようか」そうして本棚の一角から一冊の本を取り出す。落ち着いた茶色みを帯びた赤い表紙だ。絵は描かれていないのに、どこか温かい。 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:08:42「さてさて、準備完了ッときたもんだ!」 いつもより少し早く準備を終えて、掌をぱんっと打ち鳴らし。背後の影へと振り向いて、 「……だーいじょうぶだってえ、ちゃーんといいお土産、持って帰ってくるからさ!」 #籠屋 #空想の街
2016-06-30 23:48:31【設定】#籠屋 ・籠屋…鳥籠を売る棒手振りの中年。鳥籠モチーフ小物も各種取り揃えております。鳥籠型の風鈴が季節商品として入荷中。(夏場なので花の販売は今回おやすみです) #空想の街
2016-06-30 23:49:20「なんの絵本?」「どんなお話?」膝の上に乗った子が絵本のページをめくる。「ミナトお兄ちゃん、たいへんだ!」目をぱちくりさせるのは無理もない。そこには何も書いていないのだから。#絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:13:51「大丈夫だよ。僕には読めるんだ」ゆっくりとページをめくり、僕は話し始めた。「今夜のお話は少し変わっているんだ。絵本だけれど僕にしか読めなくて、絵もない。不思議な本さ。さあ、目を閉じて。頭の中で想像しながら聞いてごらん」 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:20:40控え目な音を、ひとつ、ふたつ。控え目な声も、ひとつ、ふたつ。 ――短夜じゃとて闇路を帰る、 つ、と手が止まってその瞳を軽く伏せて。 ――せめて持たんせ、花の枝。 #空想の街 #曳舟荘
2016-06-30 23:50:19【設定】#曳舟荘 ・曳舟荘の大家…人呼んでヒキフネさん。雄の三毛猫かつ化け猫。曳舟荘は南区、蓮根橋森側にあるアパート。現在ちどりとめじろ、#赤風車 の一文字君、 #時計坂の占い師 の幸也君が入居中。空き部屋あります。 #空想の街
2016-06-30 23:52:25『ある街の、ある小さな家の屋根の色は茶色みの帯びた赤っぽい色でした。ここでは長いので、赤い屋根の家としましょう。その、赤い屋根の家には一人のおばあさんが住んでいて、どこからか迷い込んだ猫一匹と共に静かに暮らしていました。』 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:33:16『赤い屋根の家のおばあさんには小さな孫がいました。嬉しいことがあると頬を桃色に染める愛らしい女の子と、物静かな男の子の二人です。彼女は休みの度に家を訪れてくれる小さな孫たちのことが大好きでした。そんな二人の成長を見守ることも楽しみの一つでもありました。』 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:37:43『彼女は孫が来るとよくカレーを作りました。何時間も煮込んだ美味しいカレーです。女の子も、男の子もそのカレーが大好きでした。しかし、休みの度と言っても孫たちは学校に通うようになり、次第に会いに行く回数も減っていきました。』 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:43:52『彼女は寂しく思いましたが、それでも仕方ないと分かっていましたし、それ以上に成長していく二人を微笑ましく思っていました。下の子が、小学生に上がった頃。赤い屋根の家に住む人はいなくなってしまいました。赤い屋根の家は取り残されてしまったのです。』 #絵本屋さん #空想の街
2016-07-03 01:50:02さて、さて、真夜中零時過ぎ。 色彩溢れる不思議な街を、そろそろ始めるといたしましょう。 宜しくどうぞ、素敵な方々。 そしてまだ見ぬ色小瓶たち。 #空想の街 #色売り
2016-07-01 00:06:46