宇都宮地裁判決と安田浩一氏の取材から見る外国人研修制度の暗部と排外主義団体の主張

中国人研修生が警察官の発砲により死亡した事件をめぐる裁判で先日、宇都宮地裁は当該警察官を無罪とする判決を下しました。ジャーナリスト・安田浩一氏の取材を端緒に、司法への疑問、排外的主張・行動の様相、マスコミ誤報、安田さんの取材から浮かび上がる外国人研修制度の暗部などまとめています。
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ふるまいよしこ @furumai_yoshiko

研修生「輸出」に地元政府が絡んでいるのかも。RT @yasudakoichi: なんと、実習生の地元である四川省では事件に関する報道が「規制」されていたのです…(略)…その後、「上から止められた」たために続編を書けずにいました。その記者曰く「地元党組織が社に圧力をかけた」。

2011-02-12 11:58:50
安田浩一 @yasudakoichi

つまり「支援」どころか、不快感を示していたわけです。ちなみに私は四川省の関係機関にも取材を試みましたが、いずれも警備担当者から叩き出されるという結果に終わりました。実際、裁判を起こした遺族は、在日大使館関係者から「(裁判は)やめたほうがいい」と言われています。

2011-02-12 12:00:24
安田浩一 @yasudakoichi

研修生の送り出し機関の多くは「党直系」です。大手の機関幹部はほぼ例外なく地元の党幹部です。研修制度とは「日中合作」の奴隷制度であると、以前から私は批判してきました。そうした背景を考えれば、なぜに遺族が孤立無援の裁判を闘っているのか、行動保守の方々も理解できるとは思うのですがね。

2011-02-12 12:04:14
安田浩一 @yasudakoichi

何度でも言います。中国人研修生・実習生の賃金の未払い、不払い、強制帰国、労災、監禁労働などに関して、在日中国大使館や本国政府が積極的に研修生らを「支援」したことなど、私が知る限り一度もありません。

2011-02-12 12:13:49
安田浩一 @yasudakoichi

そして私もまた、中国取材では必ず、関係機関から物理的な排除を受けてきました(逮捕拘束されたことは以前も書きました)。もちろん人脈や取材力といった点での私の力不足は認めます。しかし、そうしたことを知っているはずの人がなぜに「安田が中共の手先」といった論調になるのかがわかりません。

2011-02-12 12:17:56
安田浩一 @yasudakoichi

「波紋」を追いかけるのは簡単。目に見えるぶんだけ、わかりやすい。私も、そして活動家も。だが、池の中に落ちた石を掬い上げることの難しさ。自戒しよう。私も。そして、あなた方も。

2011-02-12 12:36:36