【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようと言うコーナー。第99話「主従再会」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」01】 第99話です。 冀州にたどり着いた関羽。わかりやすく冀州と書かれた角石が埋められています。関羽は顔を知られすぎているから、ここは私一人で行動します、と言ったのが名も無き部下。しかし、今回この部下が大活躍です。

2016-07-20 12:36:32
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」02】 関羽とて、一刻でも早く玄徳に会いたいという気持ちはありますが、ここで争いごとを起こしては元も子もありません。そこで、関羽は待機場所として、どこかに宿をとることにしました。ちょうどいい館を見つけ、早速宿を頼むことに。

2016-07-20 12:39:16
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」03】 ごめん、と入る関羽に対し、ちょうど玄関に出ていた主人が応対。四、五日の宿を所望する関羽に、快く引き受ける主人。旅人をよく泊めてあげているのでしょうか。かたじけない、という関羽はここで待つことにし、部下の一人が馬に乗って出発します。

2016-07-20 12:41:17
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」04】 街に着いた部下は、食堂で劉備玄徳がいる屋敷がどこかと尋ねます。店の主人らしき男が、ここから東へ行けば大きな屋敷があって、そこに住んでいると教えてくれました。割とみんな知ってることのようですね。セキュリティ的にどうなんでしょ。

2016-07-20 12:43:48
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」05】 部下は、さっそくその屋敷に行きます。夜なので人通りはほとんどいないようです。門は閉まっていますので、部下は塀を登り忍び込みます。見ると、屋敷の中は武装した兵士たちが見張りをしています。ずいぶん警戒が厳重のようです。

2016-07-20 12:45:42
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」06】 部下は音もなく飛び降りると、ヒタヒタと忍びながら玄徳の居場所を探します。この男、忍びの術を心得ていると見える。そして、庭に出て夜空を見ていた玄徳の姿を認めると、そっと呼びかけます。玄徳も気づき、誰か?と尋ねます。

2016-07-20 12:47:32
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」07】 もしかしたら暗殺者かもしれません。一瞬緊張する玄徳。しかし、部下が関羽の使いだと名乗ると、さらに警戒をする玄徳。ここは袁紹の陣営。うっかり関羽のことが知られるとまずい。玄徳はあたりを見回し、ひと目につかぬように部屋の中にいれます。

2016-07-20 12:49:51
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」08】 部屋の扉を閉めた部下は、改めて玄徳に拝謁。玄徳はこの警備の厳しい屋敷によく忍び込めたのう、とほめます。部下は、思いのほか厳しい警備なので驚きまして…と答えます。玄徳は袁紹に疑われているので、行動も監視されているのです。

2016-07-20 12:51:45
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」09】 関羽が曹操に仕えているので、玄徳も曹操と連絡をとっていると見られていると。顔良、文醜という袁紹の配下の武将が関羽に討ち取られているので、玄徳の立場としては非常に苦しいわけです。で、関羽は元気かと尋ねる玄徳。

2016-07-20 12:53:42
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」10】 部下は、関羽と玄徳夫人が国境まで来ていると伝えます。直々にお迎えにあがりたいところですが、顔が知られすぎているため行動が難しいと。そのため自分が来たと部下は言います。それを聞いた玄徳は、明日にでも策を使って国境まで行くと約束します。

2016-07-20 12:55:26
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」11】 翌日、早速袁紹のもとを訪ねる玄徳。曹操との対決をどうするか考え、荊州の劉表を味方につければいいと進言します。袁紹とて、劉表が味方になればいいとわかっていますが、なかなか相手がうんとは言わないので手をこまねいていました。

2016-07-20 12:57:08
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」12】 劉表が態度を明らかにしないのは、曹操と袁紹が互いに傷つけば、一番得をするのは劉表だからです。しかし、玄徳は自分が行けば良い返事をしてくれると言います。なぜなら、劉備玄徳と劉表は遠い親戚に当たるからです。どのくらい遠いのかはともかく…

2016-07-20 12:58:51
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」13】 その話を聞いた袁紹は、劉表が味方につけば天下は自分のものになると考え、玄徳に勝算はあるのかと尋ねます。玄徳は冷や汗をかきながら、ございます、と答えます。ここで変に疑われたら、出かける口実がなくなるからでしょう。

2016-07-20 13:00:27
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」14】 袁紹は、その話をまとめてくれと玄徳に言います。玄徳は明朝にも出発すると答えます。どうやら、袁紹を言いくるめることに成功しました。袁紹は、玄徳が自分の立場が悪いのを知っており、信用を得ようと頑張っている、と勝手に納得してます。

2016-07-20 13:04:22
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」15】 翌朝、早速出かける玄徳。屋敷を警備している者に呼び止められますが、隊長が袁紹から事情を聞いたと言ってすんなり通行を許されます。 その経緯を聞いたか、郭図が袁紹のもとを訪れます。

2016-07-20 13:06:59
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」16】 郭図は、見張りもつけずに劉表のところに行かせて、もし口説かれて向こうについたらどうするつもりか、と袁紹の軽はずみな判断を詰ります。玄徳の胸のうちに秘めているものがわからない以上、自分が玄徳の行動を監視すると郭図はいいます。

2016-07-20 13:09:08
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」17】 袁紹は、郭図の意見ももっともと考え、すぐに追うように命じます。急ぎ出発する郭図の部隊。果たして、玄徳においつくことが出来るでしょうか?

2016-07-20 13:10:17
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」18】 関羽の部下は青空の下、玄徳の到着を待っていました。年表によると、建安5年2月のお話ですので、ちょっと寒い季節でしょうか。早くこねーかなー、みたいな表情をしています。そこに玄徳一行が到着。ここから関羽の場所までご案内となります。

2016-07-20 15:13:24
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」19】 国境まで連れて来て、関羽が待つ屋敷を指差す部下。一足先に知らせてまいると先に行きます。これは、関羽に玄徳を出迎える余裕を持たせるためでしょう。果たして関羽は玄徳を拝謁して出迎えます。玄徳と関羽、感動の再会です。

2016-07-20 15:16:36
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」20】 この様子を見ていた屋敷の主人も思わず涙。関羽は、玄徳にこの主人を紹介します。名前は関定と言います。関羽と同じ氏だな、と玄徳に言われ、関定は光栄なことと答えます。そして、屋敷の中へと玄徳を誘います。

2016-07-20 15:18:29
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」21】 関定の接待を受ける玄徳。どんな山海の珍味も一人で食べるとまずいが、こうして心許した者と食べると特別な味だ、と関羽との再会を喜びます。袁紹のところでの生活はあまり楽しいものではなかったようです。袁紹が聞いたら怒りそうですが。

2016-07-20 15:20:43
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」22】 関羽は、これからは気兼ねなく我々の城で暮らしていただけますと言います。我々というか、張飛が確保した城のことでしょう。うむ、と杯を重ねる玄徳。ところで、その席に座っている二人の若者の姿が目に入ります。まだ紹介されてなかったのですね。

2016-07-20 15:22:29
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」23】 凛々しい表情の若者二人は、関定の息子たち。長男の関寧(かんえい)と次男の関平です。関羽曰く、どちらもなかなかの見所ある若者とのこと。ここで玄徳、関羽に無茶振りをします。どちらかを養子にもらってはどうかと。

2016-07-20 15:24:36
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」24】 この玄徳の言葉に、関定が承知すれば、と答える関羽。そこで、玄徳は関定にどうかと尋ねます。関定は、関羽様のようなお人のもとへなら喜んで、と言います。ただし、長男は跡継ぎなので、次男の関平でよければ、と答えます。関羽に異存はありません。

2016-07-20 15:26:22
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【横山光輝「三国志」講座99「主従再会」25】 話は決まった、と玄徳は、皆に関羽に新しい息子ができた、と言って二人のために乾杯を宣言します。関羽と関平は義理の親子の契りを結びます。関定がどういう気持だったのかは不明ですが、関羽が滞在している間に何か思うところがあったのでしょう。

2016-07-20 15:32:44