【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ開設してみようというコーナー。第47話「逆境の流軍」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」01】 第47話でございます。前回、黄巾賊残党との戦いの勝利と許褚の加入を祝した宴席が曹操軍の軍営で行われていました。そこで、曹操は劉備玄徳の動きを知ることになります。

2015-03-17 12:54:24
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」02】 徐州の太守となった玄徳は、妻をめとり、母も呼び寄せたとのこと。さらっと曹操の部下に話させてますが、結構重要な情報です。玄徳のためにあえて厳しく接した母の苦労が報われた、ということでしょう。母子の再会シーンは残念ながらカット。

2015-03-17 12:56:11
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」03】 玄徳の最初の妻は、その後訪れる悲劇のシーンの時にしか登場しません。第二代蜀皇帝の母としては、扱いが…。なお、この時代、一夫多妻は普通のことでしたが、少年誌で連載していた横山光輝「三国志」では、基本的に一夫一妻制を通しています。

2015-03-17 12:59:12
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」04】 そんな玄徳の近況を聞いた曹操ですが、これを曹操は許すことができませんでした。徐州の故・陶謙は、曹操の父の仇であることは玄徳も承知のはず。呂布が攻め込んでこなければ今頃は曹操の領土となっていた所だと言います。

2015-03-17 13:01:20
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」05】 すぐにでも徐州に乗り込んで、玄徳を滅ぼしてやろうと息巻きますが、部下から、まず自分の国を取り戻すのが先だとたしなめられます。そういやそうだと思った曹操は、部下の説明を聞きます。調査によれば、兗州の城は、かなり乱れているとか。

2015-03-17 13:03:01
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」06】 兗州の城を守っているのは、呂布の配下の薛蘭(せつらん)と李封(りふう)です。はっきり言って小物です。呂布以外ほぼ雑魚です。そのため、軍規は乱れ、兵士は兵糧不足にかこつけ略奪や悪行三昧。今なら簡単に落とせます。

2015-03-17 13:05:30
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」07】 説明を聞いた曹操は、兗州へ向かうことを決めます。一時は感情で玄徳を滅ぼすとか言ってましたが、部下の言葉を素直に聞けるあたりが、曹操の大将としての器の広さというものでしょう。

2015-03-17 13:07:18
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」08】 次の日、兗州に到着した曹操軍。留守を守る薛蘭と李報はびっくり仰天。すぐ迎え討つ銅鑼を鳴らさせますが、美女を侍らせて酒浸りになっている呂布軍の将官達はグダグダです。そんな相手に曹操軍の精鋭が負けるはずはありませんな。

2015-03-17 13:09:39
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」09】 あっという間に城内に入り込んだ曹操軍。城門も開けられ、一気に城内へ突入します。そして、今回初参戦の許褚は、薛蘭と李封の敵将二人を発見。あっという間に二人まとめて討ち取ってしまいました。薛蘭の首をはねる時の顔が若干孫堅っぽいような…

2015-03-17 13:16:35
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」10】 大将を失い、ひるむ呂布軍。曹操は追い討ちを命じます。兗州城の呂布軍はほぼ全滅して曹操軍の圧勝です。曹操は、初手柄をあげた許褚を労います。次なる目標は、呂布のいる濮陽城です。勢いに乗って、進撃を開始します。

2015-03-17 13:19:55
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」11】 曹操が兗州城を落としたことを知った呂布は、自ら曹操軍を迎え撃つために出撃の準備をします。一応部下は、出撃は不利だから籠城した方がいいと忠告しますが、聞く耳は持ちません。赤兎馬を引いて、先頭に立って出撃します。

2015-03-17 17:59:21
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」12】 このへん、曹操と呂布の性格の違いが良く出ていて面白いですな。呂布が出てきたのを見た曹操は、攻撃命令を出します。呂布は一人曹操軍を蹴散らしながら、曹操をめがけて突っ込んできます。しかし、曹操軍の守りは固いです。

2015-03-17 18:01:03
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」13】 呂布の勢いを見た許褚は、相手にとって不足なしと呂布に立ち向かいます。しかし、いかに許褚といえども、百戦錬磨の呂布が相手では形勢が不利です。そこで、悪来典韋が加勢にやってきました。

2015-03-17 18:02:23
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」14】 呂布は二人まとめて相手にしています。悪来は得意の手裏剣を出そうにも、投げる隙が無いようです。そんな戦いぶりを曹操は見ていましたが、呂布さえ片付ければ後はどうってことはないと見て、呂布を集中的に攻撃するように命じます。

2015-03-17 18:04:15
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」15】 さすがに大軍を一人で相手するのは骨が折れると見て、呂布は引き揚げることにしました。乗っている馬は天下の名馬・赤兎馬です。曹操軍は必死に追いかけますが、まあ、追いつきませんな。引き揚げた呂布は城に戻りますが、ここで思わぬことに…。

2015-03-17 18:06:05
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」16】 なんと、自分の居城であった濮陽(ぼくよう)城の入り口にかかっている橋が上げられているではないですか。これでは呂布は城に入ることは出来ません。橋を降ろせという呂布に対し、城壁の上から、一人の老人が笑いながら出てきました。

2015-03-17 18:07:59
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」17】 それは田氏の姿でした。田氏というのは、濮陽に住む富豪でしたね。曹操の徐州攻略戦の際に偽りの手紙の主ということで記憶があるかと思います。呂布が濮陽に来た際、一応は呂布に従っていた田氏はどうやら裏切ったようです。

2015-03-17 18:10:53
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」18】 もともと田氏にとって呂布がこの土地に何のゆかりもないわけですから、味方する意味もあまりないわけです。しかも、曹操の方が勢いがありそうで、今後のことを考えると、さっさと呂布を見限った方がいいという判断でしょう。

2015-03-17 18:12:45
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」19】 呂布は怒りのあまり、弓を構え、田氏を狙いますが、田氏はさっさと逃げてしまいました。これで、田氏と呂布は決定的に別れることになります。曹操軍が押し寄せてくるのは時間の問題。呂布は城を捨て、落ち延びることにしました。

2015-03-17 18:14:26
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」20】 拠点を失った軍ほど哀れなものはなくて、呂布の軍からどんどん兵が脱走してしまいます。全軍を養う兵糧がない呂布軍にとっては、かえって好都合かもしれません。しかし、いつまでもさまようわけにはいかず、呂布は袁紹を頼ろうと、使者を出します。

2015-03-17 18:16:47
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」21】 冀州にいる袁紹は、呂布からの手紙を読み、部下達に意見を聞いてみました。しかし、呂布は危険人物と見て、受け入れるどころか、この際、呂布を滅ぼしてしまおうと考えました。

2015-03-17 18:19:44
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」22】 曹操軍と協力して、呂布を滅ぼせば、反董卓連合軍以来のぎくしゃくした関係も修復できると考えたのです。こうして、袁紹は5万の軍勢を出して出撃しました。

2015-03-17 18:21:01
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」23】 袁紹軍の動きを知った呂布は、迎え撃とうとしますが、さすがに部下が止めます。曹操軍だけでも手こずっているのに、袁紹軍が加わったら勝ち目はありません。悔しいですが呂布は退却をします。部下は時機を待てば再び勢いを盛り返せると励まします。

2015-03-17 18:23:08
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」24】 こうして呂布は荒野をさまよい続けることになりました。日を追うごとに脱走兵が増え、あれほどいた軍勢も見る影もありません。困り切った呂布は、どこか頼れるところはないかと部下に尋ねます。

2015-03-17 18:25:52
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【横山光輝「三国志」講座47「逆境の流軍」25】 そこで出てきたのが、徐州の太守となった劉備玄徳です。呂布は、受け入れてくれるかどうか使者を出すことにしました。かつて、関羽、張飛とともに剣を交えた関係ですが、背に腹は変えられません。

2015-03-17 18:28:44