【ライフ・イズ・ディザイア・ノット・ミーニング】#2実況付き
ジューテイオンはエンデューロが過去を思うような話題を避けるようにしていた。何故なら、エンデューロにはソウカイヤ以前の記憶が全く無いからだ。戸籍IDすら持たない身元不明の身の為、いつ切り捨てられても問題ない伝令が適任であった、と、何食わぬ顔で言ったのはエンデューロ自身である。14
2016-07-18 21:35:57(ちょいと席外しててリアタイで反応できなかったのが悔しいけどエンデューロさんとの水面でのひととき、性格正反対だけどわかり合ってる感じでとても良さですね…) #cmbr_txt
2016-07-18 21:36:41エンデューロにとって過去は何の意味も持たない。そして他者が触れたところで何も笑える事はない。ジューテイオンはそう考えていた。「なんだ珍しい。なんか記憶にあったか」そう聞かれたエンデューロは、ややあって「ワカラナイ」と答える。「わかんねぇなら、考えるな。今がありゃそれでいい」15
2016-07-18 21:38:22どこか優しさを含んだ笑みで、ジューテイオンは返した。固まっていたエンデューロの表情がほんの少し緩む。「その通りだ。ジューテイオン=サン。余計な気を使わせた。」柔らかい表情になったエンデューロは注がれたサケを一気に飲み干した。「気にすんな」ジューテイオンも飲み干す。16
2016-07-18 21:40:56この話は、そこで終わった。「あんたと飲むのは悪くない。」「ハッ、急にどうした気持ちワリィ」エンデューロは互いのグラスにサケを注ぐ。「…話の腰を折ってしまったな。ショートセンテンス=サンがどうした」「ああ、それな。実はタイヤキキ=サンが…」そうして男達の夜は更けていく。17
2016-07-18 21:43:22(やべえ…エンデューロさんのテキストのジューテイは他のテキストに増して穏やかで大人びている…しぬ) #cmbr_txt
2016-07-18 21:46:33ミャオーウー 「ドーモ、ウェットランジェリー=サン。まだいいか?」「あら、いらっしゃい。…待ち合わせかしら?」「「え?」」水面の入り口には新たな客が3人。他の店からハシゴだろうか。「ジューテイオン=サン、奥に来てるわよ?」女店主であるウェットランジェリーは妖艶に笑った。18
2016-07-18 21:46:34「ドーモ!ジューテイオン=サン!アンタも来てたのか!」スキンヘッドの男が大声で奥にいたジューテイオンに声をかけた。「アァ?おいおいウルセェのが来やがったぜ」「なんだよ俺らも混ぜろよ」ドカドカと重量のある足音をたて、3人の男たちは次々アイサツする。19
2016-07-18 21:48:36「ドーモ、デモニックグレイヴです」「ドーモ、ブラッディスウェットです!」そして、デモニックグレイヴにヘッドロックされ引きずられていたもう1人も「ドーモ…ブ、ルータル、ブラインドビースト…です…」掠れた声で絶え絶えに言った。「って、あれ?邪魔したか?」20
2016-07-18 21:51:10赤髪の男、ブラッディスウェットがジューテイオンの向かいに座るエンデューロを見て困ったように笑う。「…いや」「いいのか?俺より10倍騒がしいぜ?」ジューテイオンが悪戯っぽく言った。「お前の仲間なら構わん。ドーモ。エンデューロです」「よっしゃ!仕方ねぇ、今日は飲むか!」21
2016-07-18 21:53:22