怪談BASA乱舞 #kai_bsrnb 2016年第一回 まとめ。

Twitter上で行った怪談語りイベント『怪談BASA乱舞』のログになります。 ※7/29、OPの後半部分を追加しました。
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涅禍 @neka_chaos

開催おめでとうございます! #kai_bsrnb

2016-07-23 21:08:18
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

…演練はさ、いつも主たちは本丸から画面で見ているだろう。で、その1戦1戦毎に、その間に休憩時間が設けられている。 で、今日の午後の部、第5戦目かな。最終戦だからちょっとのんびり休憩を取っていたんだけど、 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:08:19
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

そこに、ついさっき演練をした…つまり5戦目の本丸の部隊の青江が声をかけてきたんだ。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:08:32
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

通常、私達刀剣男子達自身も、社交的な刀以外は、演練の…なんだっけね、メッセージというのだっけ、あれ以外は他の本丸と殆ど接触を持たない。たまに戦闘後に話し合いとかはするけれど…結構本丸同士で編成だとか、方針が違うだろう。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:09:22
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

そういうものにそこまで興味がなければ、たまに気が向いたり、これはあまりないけれど、人寂しくなれば話す程度なんだ。ほぼ毎日行くのに、毎日別本丸の刀に話しかけて親しくなって…というのもね。友誼を結んだもの相手なら別だろうが…。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:09:36
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

おっと、閑話休題。私も例に漏れず、そういうほうでね。青江が声をかけてきて吃驚したよ。こちらには青江もいないし、どうしたのかと。なにより向こうには私もいて、こちらをちらちらと見やってきていた。編成のタイプも全く違うし、用件が読めなかったんだ。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:09:51
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

するとだね、その青江はこれを徐に押し付けてきて、頼んできたんだ。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:10:03
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

[れんらく]語り手さんの順番は、@neka_chaos さん→@uwe50727401 さん→(時間帯的に変動ありですが、一応)@HummingFreezeさん→@hiyokurenri688さん、です。よろしくおねがいいたします。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:12:20
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「これを預かっていてほしい。主の持ち物なのだけれど、このままでいると、主が危ない人形だ。けれども、僕が持っているわけには行かない。なんなら捨ててしまっても構わない。とにかく、君のいいように処置してくれないか」 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:12:40
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

と。どうやら相手は3戦目だったらしくて、そのまま走り去っていってしまってね。私の機動はこうだろう? 咄嗟に駆け出して追いつくなんてことは出来なかったんだ。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:12:53
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

あの青江は結局戻ってこなかったし、いざその人形はといえばこうだし…。にっかりにも相談したんだけれども、何せ相手の意図が読めなくてね。にっかりは推測を立てているようだけれども、 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:13:16
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

推測だし、この推測が本当であったならどちらにせよ人間である主に判断してもらったほうが良い、と言われて、ここに来たんだ。 だから主、手数をかけるけれど、この人形について、意見を仰ぎたいんだよ。受けてくれるかい? #kai_bsrnb

2016-07-23 21:13:31
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

そうして、なにもわけが分かっていない様子の石切丸に見遣られて、審神者――片倉小十郎は、ふむ、と片手をあごに当てた。 推測か。考える。おそらく青江に近いであろう推測はあった。…確かに神社ではこの用件は門前であった可能性もあるだろう。しかし確証を得るにしては、 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:14:05
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

――どうやら随分と、主おもいな人形であったようだ。うまく、隠している。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:14:28
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

この想いがそこまで深くないなら良かったものを。ため息をついて、小十郎は手近の端末を取り寄せ、演練会場のサイトを開く。 通常ならばあまり開かれないであろうが、ユーザビリティを考慮してか、非常に分かりやすいところにある一覧を開き、成る程、と頷いた。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:14:42
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

そして告げる。 「その人形はまず、祓ってやることだろう、その厄を。その後は、相手の主の心情を思えば、処分しないでいたほうがよいかもしれないが、しかし…ここは判断がつきかねる。だがあちらの青江の判断といい、…本当にこの処分は時の運に託されたらしいな」 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:15:11
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

あるいは心理学のカウンセラーならば、と思うが、それにより露見するあれこれを青江は危惧したのかもしれないと考えると、さて、どうしたものだろうか。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:15:34
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

うつむいて考え込んでいると、衣擦れの音がして、石切丸がこちらを本当に何もわけが分からないと訴えるような顔で見ていた。ふ、と微笑む。ここは元神官として、推測ではあるものの、ほぼ正しいことの次第を奏上しておくのがよいか。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:15:51
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「そうだな、まず、その人形。貴方の見立ての通り、それは、身代わり人形だ。それもおおよそ丹精こめられ、長い間その青江の主の家に祭られていたのだろうな、人形の質もよい。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:16:12
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

だが、それも今の代…青江の主までか。どうやらそろそろ、内に引き受けた厄が、溢れる次第となっているようだ」 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:16:28
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「うん。それはそうなんだ。しかしあちらにも石切丸はいる。一度この厄は祓ってしまえば、またかの主の元に戻せるだろう?だというのに、どうして、態々私に預けられたのか。全く持ってわからないんだよ。あちらの青江も、石切丸も、そう言う力は十分だったようなのにさ…。」 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:16:55
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「ああ。だから、問題は無い。問題は無いんだ、その人形を『所有していること』については。だが、問題はある。その人形を、『何故態々主が本丸まで持ってきていたのか』ということだ」 「え?」 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:17:09
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「その人形はそれなりに大きい。少なくとも現代の人間…さにわとして本丸住みを許される年齢の人間が、アクセサリとして持ち歩くには少々大きすぎる。」 通常の人間はこのサイズだ、と、そばのポーチにぶらざげた自分の紋が掘り込まれた月に雲の形をしたキーホルダーを見せる。 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:17:25
数寄屋@鈍色スイッチ @suquiya

「その上でその人形は、家を守る人形だ。おそらくは厄を受けた人形の厄をその場に飛んで受けることもあったろうから、気味悪がられてはいたのかもしれないが、ならばなおさら持ち込むまい。だというのに今の事態ということは、 #kai_bsrnb

2016-07-23 21:17:56
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