短編と言えば太宰治？いやいや、 血みどろ『ミッドナイト・ミートレイン』から、やなせたかしの『3分間劇場』、そして『名人伝』まで、短編集のスゴ本オフ
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スゴ本の中の人
@Dain_sugohon
@Dain_sugohon 『泣く大人』は、大人になることはこんなに辛いものかと思っていた自分に届く。大人になったからこそできる楽しいこと、贅沢、喜びが描いてある。大人になることは、そんなに悪くないかも、嘆いてばかりもいられないなーという気分にしてくれる。 #スゴ本オフ
2016-07-23 14:11:23
スゴ本の中の人
@Dain_sugohon
@Dain_sugohon うえださん。手軽に読めるのが短編集のいいところ。3つぐらい読んであたりだったら買いで、はずれだったらそこまでのご縁、というスタンスだと効率的（頑張って全部読まなくてもいい）。 #スゴ本オフ
2016-07-23 14:29:38
スゴ本の中の人
@Dain_sugohon
@Dain_sugohon 『あの素晴らしき七年』作家の自伝的エッセイ集。どれも数ページで終わる。笑い、哀しみ、怒り、皮肉などこんなに多くの情感をこんなに短く表現できるのかと驚かされる。この本が好きな人と絶対仲良くなれる。 #スゴ本オフ
2016-07-23 14:32:55
根岸智幸
@zubapita
@kaseinojiさん。最近、短編集をよく読んでいます。買ってみてタイトルで良さそうなので3つ選んで、それが良くなかったら諦める。そんな買い方で最近気に入った作家を紹介します。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:35:04
根岸智幸
@zubapita
（承前）イスラエルの作家で『あの素晴らしき七年』エトガル・ケレット（新潮社）というエッセイ集。戦争の状況とかが描かれている。この七年とは自分の息子が誕生してから父親が亡くなるまでの、自分が父親であり子供でもあった期間のこと。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:35:05
根岸智幸
@zubapita
（承前）デタラメのエピソードを突然書き出して、「ディア、ミッキー」でも、笑いだけでなく、どれだけ短い中でどれだけ多くのことを表現できるかが短編の醍醐味だと思うけど、この作家は5、6ページの中に人生の万感が詰まっている。とにかくワザが凄い。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:35:09
根岸智幸
@zubapita
（承前）この本が好きな人とは仲良くなれる。『突然ノックの音が』エトガル・ケレット（新潮社）。こちらは同じ作家の純粋な短編小説集。レストランや電車で隣に人が話していることが面白くてつい聞き入ってしまうような、なんだそれはみたいな話が詰まっている。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:35:11
根岸智幸
@zubapita
天野しゅうじくん。5歳。『バスに乗って海に行こう』をご紹介。海のイラストを見せて「この白いのは大きさが18mになるダイオウイカです！」次のページにいるのもダイオウイカ！。大人が「小さいダイオウイカだね」とまぜ返すと「それはイラストだからです！」。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:43:50
根岸智幸
@zubapita
（承前）エイも紹介してくれて、大人が「食べると美味しいよ」というと「おいしくないよ！」とのことでした。もう1冊の『庭の小さな仲間』。蚊のフレデリックとお尻の電球がつかなくなったホタルのお話。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:43:52
スゴ本の中の人
@Dain_sugohon
@Dain_sugohon すながさん。短編集といえば星新一か筒井康隆かと思ったけれど、高校生のときに刺さったものとして、やなせたかしの短編集。『3分間劇場―やなせたかし幻想短篇小説集』。本当に3分で読める。劇場の招待券やプログラムなど、サービス精神あふれた作品。 #スゴ本オフ
2016-07-23 14:49:57
スゴ本の中の人
@Dain_sugohon
@Dain_sugohon サブカル・ゴシックのヴァニラ画廊で展示されていた『シリアルキラー展パンフレット』。単独犯・大量殺人・カリスマ化されたシリアルキラーのプロフィールが面白い。事実は小説よりも奇なり。プロフィールが強烈な短編になっている。 #スゴ本オフ
2016-07-23 14:53:58
根岸智幸
@zubapita
@sngksk さん。 自分の中で短編で心を残っているのはなんだろう？ というなかで『3分間劇場―やなせたかし幻想短篇小説集』やなせたかし（サンリオ）。当時読んだときもあの人が歌っているのを思い出してぐっときました。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:56:21
根岸智幸
@zubapita
（承前）「手のひらに太陽を」の作者で自分でも歌っていました。中に劇場への招待券やプログラムや挨拶文が本に挟まっている。最後に各短編の主人公が「カーテンコール」という最後の作品で挨拶を述べるけど、それもまたオオオチになっている。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:56:23【補足】やなせたかしさんは、もちろん「あんぱんマン」の原作者です。
根岸智幸
@zubapita
（承前）各短編のテーマはけっこう重い。生きているってどういうことなのか？ もう１冊。職場の近くにヴァニラ画廊というのがあって、オリエント工業のラブドールの展示とかやっています。そこでやっていた『シリアルキラー展』のパンフレット。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:56:25
根岸智幸
@zubapita
（承前）シリアルキラーというのは単独犯としてのカリスマ化した大量殺人犯の絵とか手紙を展示していました。パンフレットに書かれた各殺人犯のプロフィールが強烈でもはや短編小説だと思ってもってきました。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:56:27
根岸智幸
@zubapita
（承前）登場する殺人犯たちは幼い頃に虐待を受けた人ような病んだたち。でも殺したのはせいぜい10数人。いまは病んでいない人がテロで銃の乱射で50人を殺してしまう時代。（了） #スゴ本オフ
2016-07-23 14:56:29
根岸智幸
@zubapita
Onoさん。持ってきたのは、『ハザール事典 女性版 (夢の狩人たちの物語) 』ミロラド・パヴィチ(東京創元社)。博物誌を読むのが好きで買ったけど、辞典として書いてあるけど、ひとつひとつの説明が短編みたい。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 15:00:46
根岸智幸
@zubapita
（承前）ハザールというのがイスラム、キリスト教、ユダヤ教と改宗を重ねた国家とのことで、各宗教の観点から同じ項目についての記載があり、さらにさらに私が読んだのは女性版ですが内容がちょっとだけ異なる男性版もあるという非常に凝ったつくりの本です。（続く） #スゴ本オフ
2016-07-23 15:00:50