「人工知能のための哲学塾」発刊記念ツイッター討論会
僕はそのような身体意識を人工知能に持たせたいのですが、@takumi10di さんは、どのようにそれが可能かと思いますか?#ai哲学塾 身体自身の「知覚」の問題だけでなく、「イマージュ」の作用が二重に混ざり合って身体意識が構成されているように思います。とても不思議なところですが。
2016-08-11 13:00:49#ai哲学塾 "自己自身になる”とはどういう状態なのか、非常に難しい問いですね。いまだに”自己触発”が何を意味しているのか、理解できずにいます。しかし”一方で私は私である”と実感している。このギャップはどう埋めることができるのか。 twitter.com/takumi10di/sta…
2016-08-11 13:01:21#ai哲学塾 @yakumoizuru @takumi10di @POLYGONINUKAI 身体の議論は、VRを含めて考えると面白いですね。知能にとって身体とは何か、という問は、VRを使うとうまく調べて行けるのはないか、と考えています。それだけでなく環境の認識も、また。
2016-08-11 13:05:50@takumi10di @yakumoizuru #ai哲学塾 他の生物や個体に「成って」しまう体験をしたときにみんなはどう感じるのでしょうか。僕は感情移入してしまって、殺生できなくなりそう。平和に近づく感じといいますか。その意味でも他の人がどう感じるかが気になります。
2016-08-11 13:06:48#ai哲学塾 @yakumoizuru @takumi10di @POLYGONINUKAI そういう意味では哲学塾で取り上げたテーマは実は、これからのVR,ARにおいて、関連して行く知見ではないかと思います。
2016-08-11 13:06:56@miyayou @takumi10di @POLYGONINUKAI #ai哲学塾 VRを使えば、「逆さメガネ」の実験のようなことを、さらに拡張して行えそうです。⇒web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikam… twitter.com/miyayou/status…
2016-08-11 13:08:18#ai哲学塾 @yakumoizuru @takumi10di @POLYGONINUKAI 私が少し不思議なのは、ヘッドマウント型VRをかぶった時に、人はあまり自分を見失わない、ということです。あれだけドラスティックな変化があれば、もっと自分自身の意識が揺らぐと思ったのですが。
2016-08-11 13:08:19#ai哲学塾 VRは短時間デモで遊んだだけですが、外したらすぐ現実に戻りましたね。長時間、ハマるゲームを遊んでいたらまた変わってくるのかも知れませんが。
2016-08-11 13:10:11#ai哲学塾 @ShiradoMasafumi @yakumoizuru おっしゃるように、こうした知性の研究が、倫理的観点に結びつくところがあると私も思います。まだまだ直接性は薄いですが、探求する価値は大いにありそうですね。
2016-08-11 13:10:40#ai哲学塾 あるいは、トマス・ネーゲルが問いかけた『コウモリであるとはどのようなことか』という面白い問題について考える手がかりもありそう。⇒amazon.co.jp/dp/4326152222 twitter.com/miyayou/status…
2016-08-11 13:11:22#ai哲学塾 もっとも、VRによって他の生物の視聴覚を疑似体験したとしても、他の生物の視聴覚を人間の視聴覚で受け取るというしくみ自体は(現行のやり方では)変わらないので、結局それは何をしているのか、という話にもなるわけですが。
2016-08-11 13:13:12#ai哲学塾 @yakumoizuru 面白いですね。併せて荘子の胡蝶の夢とかも考えてみたいです。私が蝶であるのか、蝶が私であるのか。
2016-08-11 13:14:23#ai哲学塾 自分以外の人の視聴覚を疑似体験することについて考えさせられるものとして、しばしばご紹介するのは、ソクーロフの『エルミタージュ幻想』という映画です。ある男の一人称視点で、最初から最後までカットのない映像が続きます。⇒amazon.co.jp/dp/B0000AJG7Q
2016-08-11 13:15:36@yakumoizuru #ai哲学塾 確かに。この中途半端な体験ならではの楽しさや問いがありそうです。一方で、感覚や身体(脳?)まで自在に拡張できてしまうと仮想空間においては人間がネコを、ネコが人間をプレイすることもできてしまうのだろうか……。
2016-08-11 13:17:12#ai哲学塾 それでは時間になりましたので、そろそろまとめたいと思います。最後に「人工知能に哲学」の関係について一言葉いただきたいと思います。よろしくお願いします。 @takumi10di @yakumoizuru @POLYGONINUKAI
2016-08-11 13:17:12#ai哲学 うっ難しい、、、自己を対象化するというのは、与えられた身体的制約の中でどうやって世界と関わっているかを知るということ??人工知能にとっても同じで、、、と考えると女子高生という体のりんなとか興味深い。Web上の言葉と会話しかない。情動とかどうなるんだろう??
2016-08-11 13:18:22#ai哲学塾 「名づけ得ぬ質」とか「自生的秩序」とか、そうした人間知性による自己発生的な感覚って、コンピュータにすると、ともすれば陳腐なライフゲームみたいになってしまうけど、人間の相互作用で起こるようなダイナミクスが再現できれば面白いかもと。
2016-08-11 13:18:25#ai哲学塾 (承前)この映画を観ると、その男の一人称視点で、彼がエルミタージュ宮殿を巡りながら見聞きすることを、観客である自分も見聞きします。しかし、結局のところ、見聞きしたもののどこをどう知覚するか、理解するかということは、少なくともその人の記憶によって変わるわけです。
2016-08-11 13:18:36#ai哲学塾 今日の中心的なテーマではないかもしれませんが、記憶と知能の関係については、改めて三宅さんやみなさんのお考えを伺いながら議論してみたいとも思います。ベルクソン『物質と記憶』の議論なども念頭に置きつつ。⇒amazon.co.jp/dp/4480090290
2016-08-11 13:20:26#ai哲学塾 考えてみれば「人間による知性・意識の相互作用」みたいなもの、オートポイエーシス的なものが人工知能になったら面白そう。
2016-08-11 13:21:34#ai哲学塾 今回の討論を終えてみて、やはりまだまだ「人工知能と哲学」の関係については考えるべきことがたくさんあるなあ、という印象です。引き続きみなさんと議論がつづけられたらと思いますので、どうそよろしくお願いいたします。 twitter.com/miyayou/status…
2016-08-11 13:22:19#ai哲学塾 やはり三宅さんが『人工知能のための哲学塾』で問いかけているように、「知能」とはなんなのかということについて、幾重にも考え直し、捉え直す必要があると思います。まだまだ正体不明と申しましょうか。その際、物事の条件や前提から考え直す哲学の手法は大いに役立つと思います。
2016-08-11 13:22:45#ai哲学塾 今回の三宅さんのご本をきっかけとして、こうした議論をさらに重ねてゆければと思います。本日はありがとうございました :-) また続きをしましょう!
2016-08-11 13:23:39