叶精二さんによる『コクリコ坂から』の解説ツイートまとめ

叶 精二（Seiji Kanoh） @seijikanoh

続『#コクリコ坂から』オマケ情報（4） #高橋千鶴 さんの原作漫画は1980年『なかよし』に連載されました。物語の大筋は踏襲されていますが、海が掲げるのは外国旗、カルチェラタンでなく制服廃止運動、コクリコ荘住人の北斗さんは男性で海の初恋の人、戦争とは無縁─等々細部はかなり違っています。 pic.twitter.com/lCMWHK30T9

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（5） #宮崎駿 監督は映画『#風の谷のナウシカ』完成後、疲労困憊で山小屋に篭った際、偶然手にした4年前の『なかよし』に連載されていたのが『コクリコ坂から』途中回だったとのこと。前後が不明だったので勝手に想像し、#高橋千鶴 さんの大ファンとなったそうです。

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（6） #宮崎駿『「コクリコ坂から」ぼくの少女マンガ体験』（1991年）より。 「ぼくは高橋千鶴さんのファンである。それも、場所と季節に決りがあって、信州の小屋に夏いる時にだけのファンなのである。（中略）彼女の作品を読むには夏がいい」（続 pic.twitter.com/wylBBmJoHk

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（7） 続）「1980年の春から夏にかけて、「なかよし」には #高橋千鶴さんの「コクリコ坂から」が連載されていた。絵も運びも、この作品が一番気に入った。異母兄弟と思い込んだ高校生同士の恋の、諦めようとして募るばかりの想いを描いた作品らしいのだ」（続 #宮崎駿

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（8） 続）「少女マンガの典型的な型のひとつとは思うのだが、人を恋するやるせなさと真情があふれている。ストーリーの展開は類型的といえるのだが、細部に真実味があって心が鎮まらない」「少年も少女も断固としていて、軟弱でないのも気持ちよい」（続 #宮崎駿

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（9） 続）「高橋千鶴さんの作品が、少女マンガ界でどの位置にあるかは知らない（中略）しかしである。良く読み込むと、わずかなコマのはしや、細部のニュアンスの中に、この人がしごくまっとうで、バランス感覚にすぐれ、まっすぐに生きているのが判る」（続 #宮崎駿

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（10） 続）「彼女のすべては、映画にたずさわる自分達が共有すべき大事な分母なのだ」 「少女マンガについては、ぼくは高橋千鶴作品で充分なんだ。それにさ、日本で、つまり世界で一番、愛読者だと公言できる作者を持つなんてのは、めったに出来るものじゃない」

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続『#コクリコ坂から』オマケ情報（11） 読書体験を起点に、良作少女マンガをリアリティで補強すれば長編アニメーションになるのではないかという構想を抱き続けて来た #宮崎駿 監督は、1995年 #近藤喜文 さんを監督に起用して『#耳をすませば』を企画。念願叶い『コクリコ坂から』も27年越の映画化。

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以下はご参考までに。 「耳をすませば」試論（1995年） yk.rim.or.jp/~rst/rabo/miya… 原作に柊あおい氏の「耳をすませば」を選んだ要因は何であろうか。高橋千鶴氏の「コクリコ坂から」や「きゃらめるフィーリング」などの諸作でも良かったのではないだろうか。

叶 精二（Seiji Kanoh） @seijikanoh

続『#コクリコ坂から』オマケ情報（12） 横浜港を見下ろす「#港の見える丘公園」にある『コクリコ坂から』記念碑（2012年3月横浜市観光局設置）。今日も「ご安航を祈る」UW旗が青空に靡いていました。 #伊藤有壱 先生デザインの「ガーデンベア」が迎えてくれます。 welcome.city.yokohama.jp/spot/details.p… pic.twitter.com/sAiEHwP6bv

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