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「遠花火」って何?

季節柄「遠花火」という言葉に出くわしますが、元々は「音の聞こえないほど遠くに見える花火」だとする文章を多く見かけます。辞書やWEB上にも明記されていない「遠花火」の元来の意味を探っていきます。
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ぜんろう17 @Zenro17

俳句の方に質問です。 「遠花火」は「音の聞こえない距離で見る花火」という定義でいいですか?(辞書にない言葉なので) あと、正岡子規・明治28年の「音もなし松の梢の遠花火」が発祥(?)と考えてよろしいでしょうか? どなたかご教授のほどお願いします。 #俳句 #季語

2016-08-18 03:02:11
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 遠花火の件。結社の大ベテラン様より。「私の経験から言えば、音も聞こえない遠くの空に上がるものも、音が聞こえるが会場からは相当に離れているものも、区別は無いように思います。」遠くに見える花火なら、良いようですね。子規の件は調べてみますとのことです。

2016-08-19 22:06:39
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat ありがとうございます。なんか大変なことになっていたらスミマセン(^◇^;) これだけ使われていながら辞書に(ウェブでも)載っていないので…。 この間川柳の句会で話題に上って調べております。ご無理のない程度にm(_ _)m

2016-08-19 22:19:25
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 別の同人の方から。「まったく音が届かずに小さく見える花火にも、遅れて音の届いてくる花火にも、それぞれの情緒がありますね。遠花火の確かな定義があるのかどうかまでは知りません。」(続く)

2016-08-20 00:38:16
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 続き「それから、発祥というのが最初に詠まれたのが何時かという意味ならこれも最初かどうか定かではありませんが、蕪村の句に「もの焚て花火に遠きかかり舟」というのがあるようですよ。探せばもっと古いのが見つかるかも知れませんね」だそうです。(続く)

2016-08-20 00:38:55
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 「発祥」というのが、「遠花火」という言葉の初出か、それともそれに似た言葉でもよいのか、また季語としての定着化などで答えは違ってくるのだと、私も気づきました。また何か気になることがあったら聞いてください^^「萬緑」の人でした。

2016-08-20 00:40:38
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat 詳細にありがとうございます。 単語としての「遠花火」ですね。時代とともに意味の変遷はあるものですが、音がないものとするなら先の子規の句が前提になりうるかと思いましたので。 俳句では単語ではなく単に「遠くの花火」という認識なんでしょうかね?

2016-08-20 00:47:21
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat 夏模様や冬景色(どちらも辞書にない)と同様の考え方かな、と。ただ名詞+名詞ではなく、遠(とお)花火と訓読みになる分、例えば「寒空」「近場」のような言葉の作りに近いと思うのですが。 説明ややこしくてスミマセン。

2016-08-20 07:57:34
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 それで言うと、俳句界でのあるあるなのですが、「遠くの花火」をなんとか五七五の中に入れたいがための造語が普及することがあります。竈猫(かまどねこ、富安風生の造語)、冬牡丹、などなど。元々の節を縮めて作るので、訓読みになるのだと思います。

2016-08-20 08:24:23
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat 和語の多くはそのように形成されると理解しています。それを「季語」としてリストアップする際に何も規定しなかったのかな、と。 あと、ネット上でいくつか「音のない花火として指導を受けた」云々の記載も見られたもので…。

2016-08-20 09:45:11
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 なるほど。だから、遠花火を季語に押し上げるに至った代表句・初出の句に、音が聞こえる聞こえないのヒントがあるかもと思われたわけですね。

2016-08-20 09:54:40
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat そういうことてす。ツイッターでのやり取りには文字数の壁が…笑 今俳句甲子園で松山にたくさん俳人が集まっているようなので、誰か教えてくれないかな…

2016-08-20 09:58:21
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 季語になるかどうかは、世間に受け入れられているかどうか…くらい曖昧なので、なんともですが、先輩方の意見から、手がかりがなければ、音はありでも無くても、鑑賞者の手に委ねられているのだと思います。

2016-08-20 10:03:50
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat 言葉は変遷しますからね。鑑賞側に委ねられるというのは個人的に超同意(これもか!)です。 ただ「音のないもの」と指導する人にとっての根拠がどこかにあるはずなので、その一点だけですね。

2016-08-20 10:28:17
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat 今新幹線の携帯からで、家で調べていたページがわからないのですが、例えば washimo-web.jp/Report/Mag-Yom… あたりははっきり「音のない」と書かれています。 遠花火 に何か加えて検索していたのですが…

2016-08-20 10:45:12
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 この方に聞いてみますね!(FB見た感じいい人そうだったので、FBで友達申請しました)続報をお待ちください~~^^

2016-08-20 10:52:26
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@Zenro17 ありがとうございます!今日の「質問の発端」をFBの先輩方に改めて提示して、ご意見を伺っていますので、そちらもよろしければ!^^ 嬉しいです!久美子さーん、(@mewmew575 )川柳誌デビューですよお!!

2016-08-20 11:17:35
朝妻久美子 @mewmew575

@miroku_cat @Zenro17 遠花火で投句したばかりなのでやりとり興味深く拝読してました(辞書も引かず遠くの花火であればどう捉えていいと思ってました;)。あ、確か以前、プレバトで梅沢富美夫が「遠花火音のみ響くビルの底」と詠み、夏井いつきさんから高評価を得てましたよ。

2016-08-20 11:23:48
朝妻久美子 @mewmew575

@miroku_cat @Zenro17 「×どう捉えていい」→「○どう捉えてもいい」です、すみません。

2016-08-20 11:25:16
ぜんろう17 @Zenro17

@mewmew575 @miroku_cat たぶん今は、あまり厳密には言わないんでしょうね。ヤバいもカワイイも全く別物ですし。 〉辞書も引かず 大丈夫、載っていませんから(って話がふりだしに戻る)… 笑 こちらの句会も選評で出てきた話です。

2016-08-20 11:29:35
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@mewmew575 @Zenro17 すごい記憶力(^^;)あと、私が気になるのは物理的に「花火見えるけど聞こえない」となるのはだいたい何キロからなのかなと。肉眼でプサンー対馬の50kmは行けるようですが、そうなるともはや花火?みたいな感じらしいですし。

2016-08-20 11:34:02
朝妻久美子 @mewmew575

@Zenro17 @miroku_cat 季語(的な)を使うとき辞書や歳時記を引くか迷うんですよね。本意は大切でしょうけど、川柳にとっては言葉はもっと感覚的でいいと思っていて……。歳時記にしかない言葉なら正しい意味で使うべきだけど一般名詞として浸透してるなら自由でいたい……。

2016-08-20 11:39:23
ぜんろう17 @Zenro17

@miroku_cat @mewmew575 こんな記事が oshiete.goo.ne.jp/qa/7624288.html 風向きがかなり影響するでしょうね。風上だとそこそこの距離でも聞こえないかもしれないです。

2016-08-20 11:39:38
みろく@森の座(旧・萬緑) @miroku_cat

@mewmew575 @Zenro17 先日の超結社句会で、「汗の本意は…」と言ったら一部から激しく非難を浴びたので、時代は本意じゃないのかもしれません(泣)

2016-08-20 11:41:29