モンスターハンター２次創作　～吹雪の覇者～　最終話　覇者

クワトロゾンビ @QZombie

「呑まれるな、冷静になれ。嵐を呼ぶのは流石だが毒が回ってるから纏ってる風はよえぇ。 近づける上に投げナイフ、通せるぞ。」 「！」 「ふむ・・・！」 「なるほど、ね。」 おし、いけるな。 「さぁ行くぞ！突破口は俺が切り開く！」

クワトロゾンビ @QZombie

さて、疾風に乗って接近。流石に警戒するか、疾風の速度で距離をとる。 ――おせぇ。 暴風に乗って先回り。 「おら落ちな！！」 頭に来る間に溜めは終わってらぁ！ ｸﾞｷﾞｬｱｱ!? 「好機！」 カトーがいち早く反応。流石チャンスは逃がさないか！

クワトロゾンビ @QZombie

「練気解放、円月斬りぃい！！」 練気斬りでの連続攻撃がクシャルダオラに襲い掛かる。 相変わらずのラッシュだな。 「おぉ、大回転！桜花、気刃斬！！」 「続くぜ！ブレイドダンス！おらおらおらぁー！！」 続いてガリウスのラッシュ、さて俺も 「ヴァルムさんタンマ。」

クワトロゾンビ @QZombie

っと 「また、か？」 にっこり嗤って 「うん、また。ガリウスさんのラッシュの後、よろしくね。」 「あいよ。」 「ッセイ！ロビン！！」 ｻｸｯ ガリウスのラッシュが終わり、 ｸﾞｷﾞｬｯ!? えげつねぇ麻痺だ。 「ヴァルムさんよろしく！」 「流石だよ！」

クワトロゾンビ @QZombie

暴風に乗って獅子を繰り出す。 「おぉらぁ！！」 頭に引っかけて正面に着地、乾坤一擲の一撃くれてやる！ 「おおおぉ！震怒、竜怨斬！！」 無事じゃ済まさん！！ ――手ごたえ、無し！？

クワトロゾンビ @QZombie

ｸﾞｩｳｳｳ、ｷｼｬｱｱｱｱｱ――!!! チッ、毒が抜けてまた暴風が纏えたってワケかよ！！ 「なんだ、この威圧感ッ！」 「ここにいるだけで・・・！？」 「吹き飛ばされそうだよ！」 ﾌﾞｵｫｰﾝ!! っと、暴風のまま俺に滑空かよ、っと！！

クワトロゾンビ @QZombie

ﾌﾞｨｲｰﾝ､ｽﾞﾄﾞｫｰﾝ! 旋回して、また俺に向かって、今度はブレスか！？ ｷｼｬｱｱｱ!! 俺に向かって威嚇・・・俺に、向かってだけ？ 「やっこさん、怒り狂って俺しか見えてねぇってワケか。」 今度は俺に向かって突進、か。

クワトロゾンビ @QZombie

・・・甘い。 暴風の上、見せ付けてやる。 ――神風に乗って神速を得、斜め後ろに跳躍。 「おおお！！」 溜め抜刀、一閃。 暴風を地に叩き堕とす。 「・・・終幕だ。」 クシャルダオラの正面に陣取り、精神を統一。 フゥー・・・

クワトロゾンビ @QZombie

「でりゃあ！！」 強溜め斬りを顔面に当てる、角が弾け跳ぶ。 「トドメだぁ！！」 輝きの御剣の、星の力を解放して強溜めなぎ払いでぶった斬る！！ 「シィィ・・・！」 鋼の龍は断末魔も無く崩れ落ちる。 顔面からは血を流し、身じろぎ一つしなくなる。

クワトロゾンビ @QZombie

――嵐は、過ぎ去っていた。 討伐、完了。

クワトロゾンビ @QZombie

━━酒場にて 「うぉおおおい！！ヴァルムが吹雪の覇者！？」 「まさか、なぁ・・・なんてこった・・・こりゃすげぇ。」 「それで！続きは！？エンディングはどうなったんだよ！」

クワトロゾンビ @QZombie

「え、あぁ。ラストですか。 事後処理をした後、吹雪の覇者は正体をガリウス達に口止めしたみたいですね。 それからは祝勝会をしてまた次の狩りに行ったのでしょう。」 「じゃ、じゃあ！ガリウスたちは！？カトーとロビンはどうしたんだよ！」 「俺も気になる。あいつらはどうなったんだ。」

クワトロゾンビ @QZombie

「いやぁ、ここから先は英雄ではなく狩人の噺ですから私は知りませんよ。」 「「なんだとぉー！？」」 おや、夜が明けましたね。では、吹雪の覇者はこれにておしまい。 ご清聴、有難うございました。 吹雪の覇者　完