2016.10.9開催「放射線影響研究所(RERF)と国際放射線防護委員会(ICRP)の合同ワークショップ」資料論文のAbrtract和訳 Yurihiranumaさんのツイートまとめ(2016.10.9作成)

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

原爆被爆者寿命調査(LSS)での固形がん発生率:1958〜2009年 LSSコホートの固形がん発生率の分析。前回の報告に11年間の追跡期間を追加し、線量推計値をアップデートし、喫煙について調整。 drive.google.com/file/d/0B9Sfbx…

2016-10-09 13:53:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)105444人のがん歴のない生存者のコホートメンバーの1958〜2009年データをポワソン回帰分析。30歳で被ばくした人の70歳までの寄与リスク。22538例のひとつめの原発性固形がんが同定された。

2016-10-09 13:54:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)女性での線量反応は線形で、ERR=0.64/Gy(95% CI: 0.52 to 0.77)。

2016-10-09 13:54:53
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)男性では、有意な上昇カーブが観察されたので、線形二次モデルが用いられ、1 GyではERR=0.20/Gy (95% CI: 0.12 to 0.28) 、0.1 GyではERR=0.010 (95% CI: −0.0003 to 0.021)だった。

2016-10-09 13:54:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)結論として、固形がんリスクは被爆後60年以上、上昇したままである。喫煙での調整は、線量反応の形にほとんど影響なかった。現時点では、線量反応の形における不確定さのため、確信を持って放射線防護政策を導くための絶対的な結論は不可能である。

2016-10-09 13:55:15

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

原爆被爆者における非がん疾患についての現在の研究 原爆被爆者における非がん疾患の放射線関連リスクは、寿命調査(LSS)と成人健康調査(AHS)で評価されてきている。LSSでの非がん疾患についての情報は死亡届のみから得られている一方、

2016-10-09 14:53:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)LSSのサブコホートであり、メンバーが2年ごとに臨床検査を受けるAHSでは、正確かつ詳細な情報が得られている。しかし、そのような情報は、選択された期間中での限定された被験者での医療行為から得られているため、その結果は、LSSとの比較で一般化できない可能性がある。

2016-10-09 14:53:55
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)さらに、日本における死亡と疾患の傾向と非がん疾患の病因は、打撃を受けた戦後期間から経済発展や生活スタイルの西洋化を通した長期の追跡期間中に変わってきている。

2016-10-09 14:54:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)心血管疾患の放射線関連リスクは、日本での心血管疾患の主な理由は高血圧なので、放射線関連の高血圧症により仲介されているかもしれない。

2016-10-09 14:55:03
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)動脈硬化の傾向は放射線被ばくにより少し上昇したかもしれないが、その上昇が原爆被爆者における心血管疾患の発病にどれくらい大きな影響を与えたかは、いまだ不明である。

2016-10-09 14:55:25
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)死亡時の状況が潜在的に不確定である心血管疾患と呼吸器疾患による死亡では、一見して放射線関連死亡リスクが観察されたようであり、それが結果の解釈を複雑にし、決定的でないものとしている。

2016-10-09 14:55:32