あいちトリエンナーレ2016におけるブラジル人アーティスト ラウラ・リマ氏の“廃ビルに小鳥を100羽放ち人は何を思うのか”という生体展示”アート” への賛否と問題および経緯

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6) なぜなら、最初から万全の体制で行うのが当然であるし、生き物を使うならば、それ相応の準備や対応が練られていなければならなかった。手続きのことも含め、飼養面においてもずさんだったわけで、たんに当然やるべきことを多方面より指摘されてはじめてやるようになっただけである。

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5) 「すでに異常事態である」ということを安心する一方で忘れてはいけないと思う。小鳥が展示されている状況が知られるにつれ苦情が一気に増えたことで、ようやく運営側は対応をし始めた。もちろん、改善されたことは良いことだが、それをもって「すばらしい」と称賛することには同意しかねる。

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7) 生き物を扱っているのだから、たんに「知識がなかった」では済まされない。小鳥の知識がなくとも、小鳥を芸術作品の展示に使うために、専門家に相談する、指示を仰ぐ方が良い、くらいの知識や考えは無かったのかいまだに不思議に思う。いくらでもアドバイスを受けられただろうに。本題に戻ろう。

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8) おそらく里親会の案内を読んで違和感を覚えた人の多くは、あいちトリエンナーレの運営側が知識不足（や無関心さ）による改善に取り組む前の状況を知っているだけに、運営側がしてこなかったことを里親になる条件に多く入れている点が引っかかったのではなかろうか。

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9) TSUBASAのアドバイスのもと作成した内容であることや責任をもって飼養できる里親に引き渡したいという意図は伝わる。しかし、腑に落ちない点もいくつかあるのも事実。まず、小鳥の健康状態についてである。「衛生面・栄養面の管理が万全とは言えず、健康である保証はありません」とある。

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10) そして健康状態はおろか、どのような個体なのかさえ全く把握されていない鳥を一度の面会で決めなくてはいけない。もっとも不可解なのが、里親会で引き取ったあとの1ヶ月間のトライアル期間に、里親が健康診断を受けさせることが条件とされている点である。

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11) 健康診断にかかる費用や時間が惜しいとか、そういう次元とは別の問題である。先住の鳥がいるばあい、健康診断の結果がわかるまで別部屋で飼うことが確認事項にある。我が家でも新しい鳥を迎えた時には、必ずそうしている。それはすでに飼っている鳥たちの健康を守るためである。

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12) 今回、里親に出される鳥たちのことを考えてみる。少なくとも2ヶ月間、個別に観察されることもなく、広い空間で多種・多数の鳥たちと接してきた小鳥である。その2ヶ月間で9羽が落鳥し、3羽が保護療養中になった場所にいた鳥たちである。落鳥した死因も分からないし、健康状態は全く不明だ。

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13) 反対の声を押し切って、あいちトリエンナーレ閉幕まで芸術作品の一部としてがんばって生き延びた小鳥たち。展示の責任者である愛知県（知事）、実行委員会が小鳥たちを獣医にみせ健康診断を受けさせるべきだと私は考える。「鳥のことを第一に考え」というのなら、なぜ健康状態を気にしない？

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14) それでいて、1ヶ月の里親トライアル期間中に自費で健康診断を受けさせることを条件にし、病気が発覚してもその治療費等は里親負担と確認事項にある。引き取る鳥の性格どころか、性別や年齢、一番大事な健康状態さえ全くわからないまま、初見で引き取ることを決めるのは相当の覚悟がいる。

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15) 明らかにおかしいと思うのは、その自費で健康診断を受けさせなければいけないトライアル1ヶ月を経て、はじめて正式に譲渡が成立する点である。つまり、トライアル期間中というのは鳥をあいちトリエンナーレから預かっているのであって、はっきりと所有権はトリエンナーレ側と明記されている。

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16) 里親負担の健康診断を条件にしておきながら、健康診断に連れていかなければいけない時期にあたる1ヶ月はあくまでも鳥の所有者はあいちトリエンナーレであり、健康診断に連れて行く里親は預かっているだけにすぎないのである。トリエンナーレから鳥を預かり自費で健康診断を受けさせるという。

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17) トライアル期間は所有権があいちトリエンナーレにあるため、その期間中に（連絡が途絶える、指示に従わないなどで）専門スタッフが自宅訪問し、健康診断に行っていない、適切な環境で世話をしていないなどが発覚したばあいはトリエンナーレに返還しなくてはならない、のだそう。

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18) そのほかにも売買・貸出・贈呈の禁止や繁殖目的の飼養禁止なども項目に入っている。「自分たちがしなかったことや出来なかったことを相手に求めるな」とは言わないが、自分たち（運営側）でやれることをやり尽くしてから（全羽の健康診断など）、里親を探すべきではないかと強く思う。

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19) どこかの個人の飼育崩壊ケース等とは違い、愛知県、県知事が関わっている事業なわけで、予算や人員に全く余裕が無くこうするしかないなんてまずあり得ない。そもそも、あいちトリエンナーレ終了後、小鳥たちをどうする予定だったのか。企画書などの書類にはどのように記載されていたのだろう？

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20) 関係各所に譲渡だったか売買し、それでも残った生体は里親を探すことになっているというのをどこかで目にしたが、里親募集中は64羽。コキンチョウや保護中の6羽を入れて70羽。つまり、全羽が里親募集の対象になっている。小鳥の行き先を全く考えていなかったとしか思えない。

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21) 里親会の告知が開催日（30日）の一週間前、しかも申込み締切までは5日間（金）という短さで、里親会はその日一日のみ。新しく小鳥を迎えるということ、しかも健康が保証されておらず、全く知らない初対面の鳥を引き取ることを簡単に考えてはいないだろうか？と邪推してしまう。

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22) 里親会の日程を決定済みだったのなら、せめてもっと前もって広く告知すべきで、これでは里親になることを考えていた人でも家族と相談するなどの検討する時間がなかったり、スケジュール調整がつかずに諦める人たちだっていることだろう。 すべてが「自分たちの都合ありき」で進んでいる印象。

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23) なんというか、あくまでも自分の感覚だけど、誠意というか真摯さが感じられない。組織や組織のトップからの公式見解や対応策も発表されないし、行き当たりばったりのその場しのぎの対応で（かつ予算や労力をなるべく使わずに）早く終わらせたい、というのが感じられて…。無論、鳥に罪はない。

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24) ちなみに里親になることをお考えの方へ。 長々とツイートしてきた里親会についての資料がこちらになります。PDFです。そのPDFも含め、詳しくは以下のサイトへ。（とりあえず終わり） aichitriennale.jp/info_lauralima… aichitriennale.jp/info_lauralima…

ぴょろり🌗 @mofupyorori

#あいちトリエンナーレ のリマ氏の展示に関わった者には今一度原点に返って鳥たちの気持ちになって考えて欲しい。 たかが鳥ではない。私達と同じように心臓が動いている生き物だ。 @sbok_ さんのツイートと @yuk_i25 さんのブログを読んで欲しい。 一人の愛鳥家からの願いです。

𖥧𖧧𖥣𖥧𖤣𓅂𓅫✽vanilla✽𓅩𖤣𖥧𖥣𖧧𖥧 @vanilla_crow

【トリエンナーレの鳥達は可哀想だけでは助けてあげられない】という記事。里親を考えている方は必読。 saltdec25.blog.fc2.com/blog-entry-823…

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はっ！？なぜこんなに他人事のよう？ HPからは消えてますが… 第一種動物取扱業登録／大村秀章／あいちトリエンナーレ実行委員会 種別：展示／動東第442号／登録年月日：平成28年7月11日 トリエンナーレの無許可鳥　知事が「残念」 rnb.co.jp/nnn/news862320…