「急に走って行く子を呼び戻す訓練」について自閉症のお子さんで考える

 だいたい表題通りかな。
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kingstone @king1234stone

で、後でわかったのが「特殊教育学会へ」 http://bit.ly/gdQP1G この先生が暴力をふるっているのを見たのはこの1回ですが、人目につかないところでやっていたのは確実と推測されます。

2011-02-25 12:59:56
kingstone @king1234stone

でまた自閉症の子供たちが「意味のわからない集会で並ぶ」とかに陰で暴力を加え「指示に従わせる」ことが「効果」があるのは確からしいです。ただし、それ以外の場で大きな問題を引き起こしていた、あるいは伸びるはずの点が伸びなかったのはあるのじゃないかな。

2011-02-25 13:01:49
kingstone @king1234stone

あと、別の先生が、やはり「周囲から見えないように」して暴力をふるっているところも見ました。ある多動で指示が通らないと考えられていた自閉症のお子さんが、教室の中にいてこの先生が廊下を歩いている足音が聞こえたら「行動を止める」という話がありました。

2011-02-25 13:06:02
kingstone @king1234stone

通常校の一般のクラスの教室経営でも、教師の間で「年度の始めはガチガチに厳しく、また叱ったりしてルールを教え、それを時間と共にゆるめて楽しい方向にやっていく」みたいなことはノウハウとして伝えられていました。

2011-02-25 13:09:12
kingstone @king1234stone

知的障害特別支援学校でも異動してきた先生方は、障害特性とか学ぶことなく(そんな研修ありませんでしたから)通常校のやり方をそのまま持ち込もうとしたけど、それではうまく子供に伝わらない。

2011-02-25 13:12:03
kingstone @king1234stone

そこで刺激(「表情」「音量」(これは「大きい」、とは限らず、「気合の入った」みたいな方向も)「身体的プロンプト」)を大きくする方向へ行ったものと思われます。それがいつしか「暴力」までいっちゃった。

2011-02-25 13:15:12
kingstone @king1234stone

ただし「暴力」は私の赴任以前にも問題になったらしく、同僚にも「見えないところで」やることが多かったです。なお、書いたように「音声」「身体」の刺激はあるけど「視覚」の方はほとんど無かったですね。

2011-02-25 13:16:38
kingstone @king1234stone

で、もちろん「その場の意味が子供にわかる」という方向には行かず、「問答無用でこの場にじっと居続けなければならない」という方向での「指導」「訓練」になっていたわけです。

2011-02-25 13:18:16
kingstone @king1234stone

ちなみに「か弱く見えて、陰で暴力をふるっている」先生から別の「優しい」(でもどうしたらいいかはご存知ない)先生に担任が変わったら、びっしっと並んでいた子たちは飛び跳ね、くるくる回るようになりました。私は「なるほどな」と思うと同時に「そのほうがええな」と思いました。

2011-02-25 13:21:25
kingstone @king1234stone

その新しい担任は情け無さそうに「◯◯先生(か弱く見える先生)は指導力がおありになるのに・・・(私には無いから並ばせられない)」っておっしゃってましたが。

2011-02-25 13:22:49
kingstone @king1234stone

ええっと、通常校の通常学級で、教師が「それなりに「おもろい」話をしないとダメ。」と書きましたが、これは「くすぐり」だけではなく「知的好奇心」ってのも入ります。どっちにしても相手(子どもたち)にわからなければ意味は無い。

2011-02-25 14:57:41
kingstone @king1234stone

で、通常校における子供への叱るのも賞賛も、子どもたちに「わかる」から意味あるわけで。

2011-02-25 14:58:55
kingstone @king1234stone

ところが知的障害特別支援学校では、少なくとも私がいた当時の小学部では「音声言語」の意味、集会などの「場の意味」授業の「教材の意味」など、わからせる努力は無く、ただ「音量」「音の鋭さ」「身振り」「身体的プロンプト(?触る、つかむ、引っ張る、叩くなど)」で従わせる感じかな。

2011-02-25 15:03:19
kingstone @king1234stone

でTEACCHを学び出してわかったのが、自閉症のお子さんを含めて、他の障害のお子さんでも「こちらの意図したことが伝わっていない」ということ。そして「お子さんの意図したことが、こちらに伝わっていない」ということ。また「スケジュール」も伝わっていない。

2011-02-25 15:07:55
kingstone @king1234stone

私の勤務した知的障害特別支援学校小学部では私が赴任するまで、「机の前に座ってする勉強」というものはありませんでした。はなから「この子たちには無理」と考えられていたから。当時の教師の知識・技術ではその判断は正解だったと思います。

2011-02-25 15:10:59
kingstone @king1234stone

しかし、当時でも給食はどの子も座って食べていました。(突然立つ子もいましたがごく少数)つまり給食は「何をするか」「自分に得になるか」がわかりやすいからですね。

2011-02-25 15:12:33
kingstone @king1234stone

で、私は「見てやり方がわかる教材・課題」を用い「どういう順番でやったらいいかも見てわかる」(ワークシステム)、また量の調整、終わったら何ができるかわかる(これはワークシステムとも言えるだろうしスケジュールとも言える)、などで「ひとりでできる」自立課題学習を始めました。

2011-02-25 15:15:50
kingstone @king1234stone

ブログにある記録を読みなおしても、一番最初は身体的プロンプトを使っていることも多いですが、それを速やかに外すように努力しています。(ひょっとしたらノースカロライナの髭のジャックは最初すら使わないように努力していたのかもしれない)

2011-02-25 15:18:08
kingstone @king1234stone

また机の前に座ることに拘ったわけではなく、立ったまま作業する子はそれもOKにしています。結局、みんな「わかる教材を」「わかるだけ」なら、そこまでやって来て、やってくれるわけです。

2011-02-25 15:19:46
kingstone @king1234stone

『「走ってっちゃうお子さん」に対する「呼び戻しのトレーニング」』ですが、るる述べて来たように私の勤務した当時の知的障害特別支援学校では、例えば保護者や教師が「この課題をして下さい」と言ったら、どういう方法になったかは火を見るより明らかだと思います。

2011-02-25 15:26:11
kingstone @king1234stone

そのお子さんには「その場」より、何か「面白い」「興味あるもの」があったんじゃないか、と考えられるのに「スケジュールで見通しを伝える」もせず「面白いもの」も用意せず、音声言語、身体的な何か、でその場にとめおく「訓練」がなされたことでしょう。

2011-02-25 15:28:43
kingstone @king1234stone

「街中などで急に走っていってしまうような場面」ですが、こういう場面はよく起こりえます。特に年齢の小さいお子さんで。で、まず大人になれば走らず結構歩くようになることが多いことは伝えたいですね。

2011-02-25 15:31:09
kingstone @king1234stone

「街中などで急に走っていってしまうような場面」これを1対1でガイドヘルプしている場面と考える、と一緒に走って行きますね。で止まったところで何に興味があるのか一緒に見る。

2011-02-25 15:33:03
kingstone @king1234stone

「街中などで急に走っていってしまうような場面」しかし車道に飛び出して危険、という場合ならお子さんの進行方向の前に回りこんでブロックします。「泣いているお子さんを蹴りに行く」などの場合も一緒。できる限り「後ろから引っ張る」はしない。非効率だし。

2011-02-25 15:35:33
kingstone @king1234stone

「街中などで急に走っていってしまうような場面」あと、落ち着いたらスケジュールの提示や、やりたいことが何かを尋ねるなど。また「泣いてる子を蹴りに行く」などの場面だと「興味ありそうな物」に興味を引きつけてそれで移動してもらう、など。

2011-02-25 15:37:33