現代俳句史のための材料集め

青木亮人さんがえらい作業をしなければならないようです。
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青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

1988年に吉本ばななが「キッチン」、同年に山本健吉死去。1985年に「俳句研究」が角川に買収。その後、「俳句空間」が1980年後半に出る。その頃の角川「俳句」の記事の主流はハウツーもの。1990年初頭に爽波、誓子、青畝、楸邨が死去。「昭和」が消滅し始め、飯田龍太が「雲母」解散。

2016-12-05 20:45:06
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi その記事、出典等が知りたいなあ。。なかなか1980年代的エピソードで、いいですね。実際に会ったのは90年代かもしれませんが。

2016-12-05 20:46:37
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 兜太関連は田中亜美さんに聞けば何かしら情報くれるんじゃないかと。攝津の方は未亡人の資子さんが『幸彦幻景』という本を出していますが、資子さんは俳句やってない人なので同居人としての観察中心。

2016-12-05 20:48:56
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

1990年代と2000年代の時代的な「何か」と俳句界の動向をどうつなげていいのか、まるで分からないんですよね。。資料が絶対的に不足しているのもあるんですが、1990年代以降の俳句界の動きが、総合誌以外に判断材料が少ない。そうなると、時代と絡めるのが難しすぎることになってしまって。

2016-12-05 20:49:01
四ッ谷龍 @leplusvert

@k551_jupiter 権力者を簡単に絶賛しちゃう人って、いざとなったら国家権力を真っ先に絶賛しちゃうだろうというのが、私の常識的判断ですね。そういう人が「アベ政治を許さない」とか言っていると聞くと、もう悶絶しちゃう。

2016-12-05 20:52:36
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 83年に小林秀雄が死んで入れ代わるように浅田彰『構造と力』がベストセラー、同時に俳壇では高柳重信と中村草田男というそれぞれ文学主義的な二人が死去というのも象徴的。

2016-12-05 20:53:58
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

例えば黛まどか氏「ヘップバーン」創刊は1995年で、女性が「俳句って楽しい」という感覚で集った感じの雑誌(らしい、創刊号をまだ読んでいないのですが)。95年はサリンと震災、エヴァのテレビシリーズ開始。バブル完全に崩壊、keikoが苦しそうにハイトーンを謳うglobeがデビュー。

2016-12-05 20:54:57
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter その辺、次号の「円座」のシンポ補足記事にちらっと書きましたが、90年代バブル=冷戦崩壊後の文化的大停滞が俳句においては「平成無風」として現れたという、いわば直結するものと見ています。

2016-12-05 20:58:24
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@314S ありがとうございます! 助かります。まだ未見ですので、さっそく探してみます。

2016-12-05 21:07:14
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@musashinohaoto 後続の活動をされていたんですね。これも知らなかった。。ありがとうございます、お聞きしてみます。

2016-12-05 21:08:48
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi なるほど、田中さんがおられましたね。お聞きしてみます。『幸彦幻景』、これも探してみます。

2016-12-05 21:10:10
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@leplusvert コメントありがとうございます、金子兜太は一種のキャラクターというか、その是非は別として時代の雰囲気や象徴を図らずもまとってしまうその時期ごとの中心的なキャラとして、各時期のありようを探るのにとても羅針盤として凄い、という感じがして、興味深いなあ、と。

2016-12-05 21:13:22
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 資子さんのは入手至難な本ですし、2部持っているはずなので送ります。

2016-12-05 21:15:23
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

「ヘップバーン」が時代を画する俳誌だったと言いたいのでなく、また俳句界と時代が密接に連動する必要もないんですが、1980年代まではあった、時代の風潮や雰囲気と“図らずも”踵を接していたかのように感じられるものが、990年代以降の総合俳誌群にまるで感じられないんですよ。なぜ? と。

2016-12-05 21:17:39
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter その辺で文化の全領域を見通し秩序づけるのが不可能になって(95年後半以降はネットの普及という大変動もあるし、海外からも思想的な流行がぱったり入ってこなくなりポスコロ・カルスタばっかになった)どのジャンルも自閉した島宇宙化したというのの一環でしょう。

2016-12-05 21:27:54
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter と同時に「カネの若者離れ」も始まるから若い作家が本を出しにくくもなっていく。

2016-12-05 21:29:58
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi  幸彦幻影ですか? ありがとうございます、もしよろしければで構いませんので、お手すきの際にお願いできれば嬉しいです。

2016-12-05 21:33:14
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

確かに総合俳誌だけ見ると「無風」に感じるんですが、本当にそれだけで割り切って良いのだろうか、と不安になるんですよね。 @Seki_Etsushi (…)90年代バブル=冷戦崩壊後の文化的大停滞が俳句においては「平成無風」として現れたという、いわば直結するものと見ています。

2016-12-05 21:40:16
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

総合俳誌が愛好者のための実作の手引き書シリーズになったと、それはいいんですよね。1970年代以降の動きが完全に商業化して、「俳句研究」も失調して、時代的なものから浮遊している、と。ただ、その内や外に微細な、それだけで括れない可能性みたいなものが、論じる側としては欲しいな、と。

2016-12-05 21:45:49
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter そこらへんは90年代に出てきた高山れおなさん、五島高資さん、山田耕司さんらに取材でもできると何か出てくるかもしれないですね。

2016-12-05 21:48:24
四ッ谷龍 @leplusvert

@k551_jupiter @Seki_Etsushi そうね、そのころは「平成の俳句は停滞している」みたいなことを言う人が多くて、「何言ってるんだ、おまえには田中裕明の俳句が読めないのか」と怒り狂っていたものですよ。本当に当時はそんな感じだった...

2016-12-05 21:49:28
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

例えば「俳句」平成元年三月号鼎談で沢木欣一、岡田日郎、波多野爽波が出席。爽波と岡田は全く噛み合わず、岡田の絶賛句を爽波は否定する。で、爽波だけが「寒晴やあはれ舞妓の背の高き 飯島晴子」を礼讃している。この数頁だけでも、平成元年の俳句界は面白かったと言えるんですよね。それが欲しいw

2016-12-05 21:51:08
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@shinobu3051ak ありがとうございます、本当は両先生にお聞きしたいのですが、時間がなさそうで、無理なんです。。それで、文献と直感で何とか方向性だけは示せたら、と。

2016-12-05 21:53:38
関悦史 @Seki_Etsushi

@leplusvert @k551_jupiter 「無風」の内実はまず個別に優れた作家がいても「新人」が集団や流派を形成する必然性があまりなくなって世代交代が見えにくくなったということでしょうね。

2016-12-05 21:54:35
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