「円環少女」完結後のとあるやりとり

長谷敏司 @hose_s

次の小説になるニュータイプ連載の記事を、３月１０日発売の月刊Newtypeにも載せていただいております。（p198～199）今度は、挿画のredjuiceさんとの対談です！

長谷敏司 @hose_s

発売日から一週間経ったことだし、TLにいただいている最終巻読了つぶやきを、そろそろネタバレ配慮しつつRTしてみて大丈夫かし。日あたり上限３発言くらいで。たくさんいただいているので、通り過ぎてゆくのも惜しい気がしてまして。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 円環少女、最終巻、先ほど読了いたしました。……いや、もう、何回泣いたことやら。すばらしい最終巻です。じつに、堂々と物語りは円環、いや螺旋を描いて終結と始まりをむかえました！　ちょっと興奮していて、いろいろと支離滅裂です！　(あ、いつもか、笑)

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　なんか興奮して、長谷さんに勢いで電話してあらぬことをしゃべりそうなので、いろいろと自重。こんど、うちの事務所の若い子たちに、終結していく物語と解放されていくキャラクタ、そして、世界の広がりについて語りたいです。うざいオヤジといわれようとも！　(笑)

長谷敏司 @hose_s

@shigema うわ、どうもありがとうございます！ 光栄です。ＴＬでお話うかがっているかたにそう言っていただけましてムチャクチャうれしいです。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s キャラクタたちが、物語の中で迷い、苦悩し、生き、血を流し、笑い、愛し、裏切り、葛藤し、許し、支え、そして、絆をつなぎながら、ひとりひとりが成長をとげ、解放されていく。ジュブナイル好き（そしてヘンタイ好き）にはたまらない名作です！

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　そして、ＳＦとしてのたしかなガジェット。決定的な場面でのセンス・オブ・ワンダー。これが、物語、キャラクタと遊離していない。彼らが戦い、つかみとるべき明日へとすべてがつながっていく……。

長谷敏司 @hose_s

@shigema 円環少女は、人物の多さと各人の主張のバリエーションのせいでラインが複雑になっているだけで、エンタテインメントとしては基本に忠実な構成の物語だと思います。シンプルなことを積み上げてゆく物語なので、だからこそもうすこし読みやすいものにするべきだったかもとは思います。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　おもえば、ボクもＬＵＮＡＲやＴＯＤ２、ノベライズの小説などで、いつもいつもひとつのテーマにこだわって書いてきました。それは、絶対的な支配からの解放。「あなたのため」という優しい拘束からの脱却でした。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s この円環少女は、自分がこだわっていたこのテーマが、ここまで、この温度まで高めて描ききれるものであったのか！　と率直に賞賛をおくらざるおえないほど、そこに踏み込んでいたと思います。よくぞ、ここまで！　長谷さん、偉い！

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　シンプルな構造、まさにそうですね。基本に忠実だからこそ、力強い物語になったと思います！

長谷敏司 @hose_s

@shigema 「あなたのためという拘束」は、中高生時期にかならずぶち当たるもので、これとの戦いはジュブナイルを代表するテーマであるように思います。円環少女は、主人公がおとなだったので、「拘束と社会に荷担する」立ち位置からスタートするぶん複雑な展開になった気がします。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　すごく正直に書けば、「円環少女」が、いまの読者、すべてに口当たりよく咀嚼できるかというと、ちょっと疑問。でも、でも、これは、ぜひ、受け取って欲しい物語であると感じました。そして、自分の足で、明日への一歩を歩むときのパワーにしてほしい……。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　「あなたのための拘束」、本当にそうですね……。ああ、もう、どうしよう。ちょっと楽しすぎてワクワクがとまらない。(笑)

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 　ニュータイプ、楽しみにしております！　いや、もう、本気で！

長谷敏司 @hose_s

@shigema シリーズ開始時、「主人公はせめて高校生にするほうが」と言われて、それでも「小学生と小学校教師」にしたくておとなでやったのですが、一理以上のものがあったなと、１３巻やった結果思います。「あなたのための拘束」という概念の意味が、高校生とおとなでは違いすぎる。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

長谷さんとのやりとりでも書いたけど、「自分を支配し自分以外の誰かが信じるすばらしい未来へとむかわせようとする力」への抵抗は、思春期の少年少女たちに語るテーマとして、自分もずっと追い続けたい。今までもそうだったし、これからも……。

長谷敏司 @hose_s

@shigema どうもありがとうございます！ ニュータイプ連載も、ああでもないこうでもないと悩みつつ前に進めている最中です。楽しみにしてやってください！！

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s もちろん、一理以上のものがありましたね！　ただ、これについては、描写の随所に、長谷さんの潜在的なヘンタ……あ、いや、なんでもないです。ｗ　　でも、ボクもメイゼルにならいぢめられたいです。ぜひ。ｗ

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s 「一歩前に進む」物語として、オトナの先生で、正解であったと思います。大人って、子どもに背中をみせて進むものですもの。一歩先を歩いて、ちゃんと背中をみせて進める大人にボクもなりたいです。

長谷敏司 @hose_s

とはいえ、高校生主人公なら、武原さんはあんな迷路に落ち込むこともなく、円環最終巻の結論には至らなかったはずなので、それはそれで選択した意味はあったのか。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@snapwith 親からみれば、「馬鹿なこと」でも、そして10年後に自分でもそう思うことでも、でも「今の自分」にとってはどうしても必要なことがありました。間違うこと転んで傷つくことも自分のものであって、絶対的な他者が決めることではない。……というテーマかな？　青いですけど。ｗ

長谷敏司 @hose_s

おとなとして生きることって、３６歳の今見えている感じでは、戦いだものなあ。とりあえず倒れるまでは前に進もう。

重馬 敬(しげま けい)　シナリオ工房 月光 @shigema

.@hose_s そうですね、ボクも前のめりに倒れるまで進みます。痛いのはヤだけど。ｗ　　しかし、最終巻を読んで、ますます長谷さんに、マップスを書いてもらいたくなりました。時間がとれれば、ぜひに！　こんなとこでする話でもないですが。(苦笑)

長谷敏司 @hose_s

なりたいですね。背中を見せて進めるおとな。 RT @shigema: .@hose_s 「一歩前に進む」物語として、オトナの先生で、正解であったと思います。大人って、子どもに背中をみせて進むものですもの。一歩先を歩いて、ちゃんと背中をみせて進める大人にボクもなりたいです。