大大大博士こと神田橋條治氏とEBM、発達障害

某出版社の某ブログで「大大大博士」として紹介されていた、謎のカリスマ精神科医って誰なの?という謎解きから、その方の独特の治療方法への賛否両論など。通奏低音としてEBMについても。
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@afcp_01

それを一般書にするかどうか、というのはまた別の話ですが。

2010-03-26 00:41:20
@sora_papa

@afcp_01 なるほど、アカデミックにはそういう感じかもしれません。でも「患者」とか「障害児の親」から見たカリスマは、「きっとワタシに奇跡を起こしてくれるはずの人」なわけですよ。

2010-03-26 00:44:23
@afcp_01

@sora_papa 確かにそうです。ただそうやって人柱になってくれる人がいないと進歩もないわけで。治験とかDB-RCTあたりにまでたどり着けば、インフォームドコンセントの世界に入ってきますが、それはすでに突破口の拡大のフェーズ。

2010-03-26 00:48:04
@afcp_01

Lovaasの最初の被験者なんて、向こう見ずとしかいいようがない。効果が確認されてもいない治療に、こどもを週40時間も預けるなんて、まともな親のすることじゃない、とか言ってみる。

2010-03-26 00:50:33
@sora_papa

@afcp_01 科学と、そうなる前の直観の世界の境界線あたりを巧みに走っていくのが「こころ」を扱ってる学問なので、私自身としては共感できる気がします。でもやっぱり、考えれば考えるほど「一般」向きの話じゃないし、ましてや「すぐ解決法を」と願う人に出すレシピじゃないですね。

2010-03-26 00:56:16
@afcp_01

もうちょっと言うと、大大大先生の本で突破口になる可能性があるのは、邪気払いでもOリングでも気功でもない部分だと思いますよ。おそらくは漢方でもないと僕は思うし。大大大先生は権威ですが、なにが彼を権威たらしめているか、編集氏がそれを理解しているかどうかは、よくわかりません。

2010-03-26 01:00:25
@sora_papa

それは重要な話ですね。 RT @afcp_01: 大大大先生の本で突破口になる可能性があるのは、邪気払いでもOリングでも気功でもない部分だと思いますよ。おそらくは漢方でもないと僕は思うし。大大大先生は権威ですが、なにが彼を権威たらしめているか、編集氏がそれを理解しているかどうかは

2010-03-26 01:06:50
@afcp_01

たとえば彼が幽体離脱したり邪気眼でみつけたりして、そこに見るべきものがある、ということさえ示してくれれば、いずれ普通の人が普通のやり方でたどり着ける日が来るかもしれませんよ。たぶん答えを見つけるより問いを立てる活動に近いんじゃないかと思います。

2010-03-26 01:11:02
@panda_pp

@sora_papa 「自閉症を治す天才技」を一般化すればいいんだと思ってます。業務フロー分析と同じ。昔はおいしい牛丼を作るのは名人技、でも今はバイトの仕事。療育の世界にいる人には、そんな概念がないのが残念。

2010-03-26 00:25:17
@sora_papa

@panda_pp 先ほどの問題提起は、言語化、マニュアル化が「できない」という前提が生まれてしまうという世界を考えています。実際、ひとの「こころ」と称されるものは牛丼よりは複雑でしょう。

2010-03-26 00:29:04
@panda_pp

@sora_papa 牛丼でも「こころ」でも、マニュアル化が命題になれば、それなりにそこそこマニュアル化できますよ。マニュアル化されていないから、何とか先生の受診半年待ちとかの現象が生まれる。大阪出身の私は、列で待つのは嫌い。(酔ってます)。

2010-03-26 00:49:01
@sora_papa

@panda_pp 「こころ」は観察できませんよ。こころ=行動ととらえるABAにしても、カリスマがとっさの状況にどう対応するかの「先行条件」なんて観察できないわけです。

2010-03-26 00:51:01
@panda_pp

@sora_papa 「こころは観察できませんよ。」おっしゃるとおり。可観測なものだけでも、観察対象にされていなかったりする。

2010-03-26 00:56:02
@sora_papa

@panda_pp さんがおっしゃっているのは、最大公約数的な「80点の療育」のマニュアル化で、私が想定する「言語化できないカリスマ」は、そこからさらに突き抜けた「95点の療育」のための上乗せ15点分の部分なのだと思います。

2010-03-26 00:52:54
@panda_pp

@sora_papa 「80点の療育」と「95点の療育」、納得。私はマニュアル化できそうな部分があるのに、そんなマニュアルが存在しないことを嘆き、じゃあどうやったら手分けして80点(50点でもいいんだけど)のマニュアルができるかを考えています。

2010-03-26 00:59:11
@sora_papa

@panda_pp 「80点の療育」なら、牛丼作りと同じ程度にはマニュアル化できると思います。

2010-03-26 01:00:33
@panda_pp

でも80点とか95点とかじゃないんだよね。ひとつのことを学習(あるいは達成)するのに、どれだけ短い時間でできるか。ある方法論だと1年、ある方法論だと1週間、ある方法論だと1時間。さすがに0分でできるような方法論はないけど。効果のブレを少なくすることが、歩留まり向上の鉄則。

2010-03-26 01:06:24
@nqjjq

@sora_papa中井久夫氏の説によると一般的に臨床系(心理、精神医学)の人が「一般書」を出版すると臨床的には終わってしまうそうです。理由を憶測すると患者の秘密を他人に売り渡す事になるからではと考えています。

2010-03-26 01:01:44
@sora_papa

@nqjjq それは「俺は一般書なんか出さないぞ」という主張を大げさに言っただけのような気もしますが(笑)、私がこれまで接してきた方面の療育業界の先生は、普通に臨床と一般書を出されているように思われます。力動系だけの話でしょうか。

2010-03-26 01:05:02
@nqjjq

ウコンがうつ病に効くという本をだいぶ前に読んだ、確かやはり沖縄さんが良いと書いてあった気がする。今頃気づいたけど抗うつ薬、重症患者以外全く効果ないと(プラセボのみ)Neesweek2/10号が報じたらしい。本当なら大変な話。副作用もあったという話だし。

2010-03-26 01:27:03
@nqjjq

抗うつ剤がプラセボでしかないと言うNewsweek報告を調べたら日本語版は3月10日号英語版は2月2日発売号でした。元記事はJAMA誌http://bit.ly/d040m4

2010-03-26 08:08:10
@hotsuma

臨床家にとってPDDもSも患者の一人に過ぎない EBMへの関心は誰に何が効くかということになりやすい(例えばレイプ被害女性のPTSDにパキシルは効くか) What Works for Whom? 臨床家はある治療がプラセボと同等であることを知りつつ施行することがある 大半は善意で

2010-03-26 01:22:31
@hotsuma

ユーザー側には圧倒的な情報格差の中で臨床家にだまされまいとあがく人が出てくる 彼らの武器もEBMである ガイドラインやRCTだけではなく エビデンスレベルが低くてもアカデミズムに食い込んだ臨床家の推奨する治療(例えばPE,EMDR,ABA)が好まれる

2010-03-26 01:22:41
@hotsuma

エビデンスレベルが同等であるにも関わらず アカデミズムに食い込んだ臨床家が推奨する治療が一部のユーザーに好感を持って受け止められ在野のカリスマ的な臨床家が貶められる傾向は興味深い EBMに対する理解の乏しさは単純な知識不足もあるのだろう

2010-03-26 01:22:56
@hotsuma

精神医療にカリスマは不要である 神田橋も一人の老精神科医に過ぎない(私自身は同僚の内科医の本棚から拝借して対談本を一冊だけ読んだことがある) しかしこの領域からカリスマがいなくなることはないだろう

2010-03-26 01:23:06
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