2011年3月10日 チベット民族蜂起52周年記念日によせて
仏教の修行者たるもの、学究の徒たるもの、政治に首を突っ込むべきではないと言ってくる人が何人かいるんだけれど、僕自身は、政治的なものから自由になるには、俯瞰的に歴史を分析するような態度が必要だと思っている。
2011-03-10 17:21:21@goyou 日本だと僧侶で政治家は結構いますよね、一番有名なのは今東光氏とか。海外でもそのような方はいるんでしょうか?
2011-03-10 17:31:01ニンマ派は政治から距離を置いていたって Wikipedia に書いていた人がいたんだけれど、あれは大間違い。古代王国時代に大臣を輩出していた地方豪族の家系がニンマ派の伝承者だった。だから弾圧を受ける目に遭うことが多かったのだ。
2011-03-10 17:34:20政治には関心がないという人も、私はこの師に純粋に深く帰依しているとか、この流派の教えを学んでいる、という時点で、政治性を帯びてしまう危険性がある。
2011-03-10 17:59:33師というのは、究極的にはお前の心に他ならないのだから、師に帰依をするということは、自分の心を見つめることなのだよ、って子供の頃から毎日唱えているお経の一番最初のページに書いてあるんですよ。
2011-03-10 18:11:16だから、いつまでも一人の先生のところにべったりくっついてるのがいいとも思えないんですよ。そういう人は、師がお亡くなりになった時に、ようやくはっと気がついて考え出すのかもしれませんが。
2011-03-10 18:13:23仏教の修行者や、学究の徒が、本当に政治的なことから自由になるためには、師だとか仏だとか浄土だとかいうものが、自分の心の中にしかないということを知ることより他に方法はないんです。
2011-03-10 18:18:10それは最奥義でも説かれていることだけれども、一番最初からそのつもりで心していなさい、という意味で、入門の時からずっと唱えている帰依の文句にもそのように書かれているわけです。
2011-03-10 18:18:19いつまでも自分の下に弟子を縛りつけておこうとするような教師だとか教団というのは、実に政治的な存在なんです。カルト教団のような問題も、本質はそこです。
2011-03-10 18:33:58大学の教師だって、若者が社会に出るにあたって必要な、例えばリーガル・マインドとか情報リテラシーのようなものを身に付けさせて卒業させるのが仕事であって。
2011-03-10 18:44:14宗教だって、教えを求めてやってきた人に、精神的に自立できるための手がかりを示した後は、卒業させてやらなければならないのではないだろうか。
2011-03-10 18:51:06だからね、宗教団体も、いつまでも信徒を縛りつけておくのではないやり方で、成り立つような経営の仕方というのを考えていかないといけないよね。そうすると専業の宗教者なんて沢山養っておくのは難しいだろうね。
2011-03-10 19:04:17ダライ・ラマの政治職からの引退には賛成です。 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031000849
2011-03-10 19:10:39