神話が考える
『神話が考える』(福嶋亮大/青土社)、福嶋さんから献本をいただいた。東浩紀さんが推薦文を書かれた帯を読み、ぱらっと目次を眺めただけで、すでに「別格」感が漂ってくるのがなんとも嬉しい。この本は売れてほしい!
2010-03-26 21:11:52【神話が考える ネットワーク社会の文化論】大変面白く読みました。 http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5507428
2010-03-26 21:25:53知識が集約されるのではなく、同時多発的なガバナンスが生まれること。それによって世界の複雑性が担保される。福嶋亮大氏の『神話が考える』はまさにその、知識の集約と散逸の構造をこそ「神話」とし、その客体としての「神話」の原理を分析している。まさに今の時代の教養書。
2010-03-26 21:49:58おお、円城さんが。軽く福嶋くんに嫉妬w RT @EnJoeToh 【神話が考える ネットワーク社会の文化論】大変面白く読みました。 http://short.to/1x18z
2010-03-26 22:04:20福嶋亮大「中国は「閉じた」国家なのか」。待望の著書『神話が考える』が出たばかりの福嶋さんによる中国/東アジア文化論。Googleの本土撤退を典型に、「排外的な専制国家」と思われがちな中国の見方がかわります。 http://tinyurl.com/yeop44j
2010-03-26 23:06:53釣られて福嶋亮大『神話が考える』を購入。60ページくらいまで読んだけど。意外と読みやすくておもしろい。ヘルダーリンなんて固有名が召喚されていて、それこそ神話素のようだ。
2010-03-26 23:26:57福嶋亮大『神話が考える』を読むのはこれからだが、書名が既に思考を喚起する。神話を<意味のアーキテクチャ>に置換すれば、<アーキテクチャが考える>ということに。他方で、神話と小説(散文=思考)の差異も浮上する。そんな時期に<植物>をモチーフとした阿部和重『ピストルズ』が発売された。
2010-03-28 05:26:16『神話が考える』読み終える.だんだんと自分の興味からは離れていったような気がする.「客体の優位性」とか.「神話が扱う知覚可能な「もの」(神話素)というのは,オリジナル(自然物)の情報量を適度に減らされた圧縮済みのデータである」(p.137)というところは興味ある.
2010-03-28 17:08:30福嶋亮大『神話が考える』を一気に読みました!いやぁ、マーカーの線と書き込みだらけになっちゃいました。これは、読み応えあります!「文化」=「世界に散らばった無数の情報を加工して、ひとびとにとって共有可能な神話に高めること」…などという注書までも、深いなぁ。
2010-03-28 22:28:42福嶋亮大『神話が考える』を読んで、このtwitter上でときどきみかける「w」という記号の意味が、初めて理解できました。いやぁ、恥ずかしいなぁ。…「(笑)」という表記の略が進化したもので、福嶋氏の解釈ではこれは「コミュニケーション上のリスクを押し下げる減圧装置」だそうで・・・
2010-03-28 22:36:27『神話が考える』入手。目次もそうだけど、索引でさらに浮かれてしまう。思想の夢が満載。考えることの楽しさがここにつまってる、と思わせる。wktk感が半端ない。
2010-03-29 14:26:01なるほど索引。巻末のキーワード集も神ですね。RT @motonaga_masaki: 『神話が考える』入手。目次もそうだけど、索引でさらに浮かれてしまう。思想の夢が満載。考えることの楽しさがここにつまってる、と思わせる。wktk感が半端ない。
2010-03-29 14:34:50出雲人必読の書「神話が考える」を購入。情報の発見は、ルネッサンス期の透視図法(あるいは哲学で言えばデカルト)の出現にも比すべき巨大な思想史的変容である。 福嶋亮大著「神話が考える」の おわりに から。
2010-03-29 22:04:26現状を振り返ってみても、私たちの住まう文化的空間においては、無数の書き方の規則がーーほとんど国語から逸脱してしまっているような書式さえもがーー散らばっている。 福嶋亮大著「神話が考える」の おわりに から。
2010-03-29 22:13:59ここでやろうとしているのは、文化的な営みを情報処理のプロセスとして見立てると、いったいどういう世界が浮かび上がってくるのかという一種の実験である。 福嶋亮大著「神話が考える」の はじめに から。
2010-03-29 22:15:51「しかしソフトウェアの生態系がより発達し、匿名的でハイパーリアルな神話にも相応の質が確保されるとなれば事情は変わってくる。そこでは生態系と美学が対等に接しているのではなく、むしろ前者が後者の役割を併合して行くだろう。」(『神話が考える』※若干改変ed)
2010-03-29 22:32:50福嶋亮大さんのデビュー作『神話が考える』(青土社)を読んでいる。今、ちょうど半ばを過ぎたところ。批評の読み方としては本当に邪道だと思うけれど、僕は「批評」は僕の未来の仕事に「役に立つ批評」であってほしいと密かに思っていたりもするんだ。で、この本はまさにそういう本。
2010-03-29 22:34:22『神話が考える』でザハ・ハディドが取り上げられてた。Tumblrで最近よく見るなと思ってTwitterでも以前リンク貼ったが、やはり重要な建築家らしい。(そのときにちゃんと調べろよ、って話なんですがね)
2010-03-29 22:41:29肯定的に捉えれば『神話が考える』で記したフォーミュラに則り、福嶋自身が、過去の自分が認めた連載時原稿にハッキングをかけチートして今の本になった、つまり、彼自身が『神話が考える』によって開かれた神話環境の変換式に従って計算し直したというように見える。超越的視点には立つことなく。
2010-03-29 23:22:37『神話が考える』自体は相当チャート式的マニュアル的構成になっていて、連載時にあった記述の淀みの部分が綺麗に除去されている。あまりに素直に読めすぎてしまうところがひっかかりの原因。
2010-03-29 23:28:30