【PFA】災害やテロ後に行う支持的介入法のまとめ

PFAはサイコロジカルファーストエイドの略です。 今回の東北地方太平洋沖地震に対してのケアのポイントについて@kotatakayamaさんのつぶやきをまとめています。
8
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【聴覚障害者の専門家の方へ】まず、「サイコロジカルファーストエイド」の熟読を。http://bit.ly/eFi3Ug

2011-03-14 09:07:13
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

サイコロジカルファーストエイドはギャローデット大学でも習ったが、改めて。サイコロジカルファーストエイドは、アメリカの国立PTSDセンターとNCTSNが策定した災害時の支援活動の手引き。活動内容は8つのカテゴリーがある。

2011-03-14 09:11:21
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】サイコロジカルファーストエイド(以下、PFA)は災害やテロの後に行う支持的な介入法である。

2011-03-14 09:12:29
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】活動場所:避難所、病院、災害本部など安全が確保される場所で実施するのが基本。それぞれの現場における課題も熟慮すること。

2011-03-14 09:14:02
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】PFAは基本情報を収集するためのアプローチが重要。被災者が不安に思っていることや必要なことを適切に迅速にアセスメントし、対応することが重要。

2011-03-14 09:15:29
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】基本目的:人間関係の調整、安全性の確認と提供、安心感の提供、被災者をネットワークにつなげる、被災者の対処行動を支持、心理的衝撃への対処するための情報の提供、適切なサービスへつなぐ。

2011-03-14 09:18:54
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】専門家としての態度:災害救援のシステムの中で動くこと、良識のある振る舞い、被災者がアクセスしやすいように、秘密保持、自分の専門領域を越えないように、他専門職との適切な連携、文化と多様性の理解、自分自身のセルフケアを忘れない

2011-03-14 09:20:40
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】提供の方針:強制ではなく思いやりのある介入、最も有効なのは現実的な支援、被災者に負担にならないようにする、シンプルでわかりやすい言葉、被災者を認める、役立つ情報を提供、被災者の年齢に合わせる、通訳を介するときには、本人を見て話す、トラウマを聞き出すことが目的ではない

2011-03-14 09:25:15
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】避けるべき態度:被災者の気持ちを思い込みで決めない、病理化しない、医学的な観点から話をしない、批判しない、話をしないといけないと思い込まない、無理矢理に詳細を語らせない、憶測しない

2011-03-14 09:27:49
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】子どもへの対応:椅子に座ったりして子どもの目線に合わせる、感情を言葉にできるように手助け、きちんと聞いていると伝える、言葉遣いを子どもの発達に合わせる,思春期の人には大人として話す、親の機能を補強し支える

2011-03-14 09:30:24
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】高齢者への対応:身体的には弱くとも、対処能力が高いことを知る、聴力面から低い声で話す、見た目で決めつけない,精神的な疾患を抱えている場合には専門機関につなぐこと

2011-03-14 09:32:46
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】障害者への対応:できるだけ刺激の少ない場所で対応する、可能な限り介護者ではなく本人に話す,簡単な言葉で話す、障害は見える障害だけではないことを念頭に入れる、移動支援や情報提供ができるように、必需品を確保する

2011-03-14 09:35:11
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】PFAの提供準備:準備→現場に入る→PFA提供。集団への適応、落ち着いた態度を保つ、文化と多様性に対して繊細に振る舞う、リスクの高い人に配慮する

2011-03-14 09:38:28
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】リスクの高い人;子ども、けが人、何度も移動哉避難をさせられた人、病弱者、精神疾患、身体障害、危険なことをやりたがる思春期のことも、薬物乱用者、妊婦、乳幼児を連れている母親、災害救援者、支援者、大事なものを失った人、衝撃的なことを目にした人

2011-03-14 09:40:48
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】8つの活動内容:1】被災者に近づき、活動を始める。2)安全と安心感の提供。3)安定化。4)情報収集、5)現実的な問題の解決を助ける、6)周囲の人々との関わりを促進する、7)ストレスや苦痛への対処に役立つ情報の提供、8)紹介と引継ぎ

2011-03-14 09:43:57
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】1)被災者に近づき、活動を始める:最初の挨拶は重要。共感的な態度でこちらから手をさしのべる。自己紹介(氏名、肩書き、役割など)を述べ、話しかけてよいかたずね、今すぐに必要なことを聞く。できるだけ腰を下ろして話す。最優先事項は医療的問題。名字で呼ぶ。秘密は守る。

2011-03-14 09:47:39
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】通告義務と守秘義務:児童虐待や犯罪などを発見したときにはすみやかに関係機関に通告する。通告義務は守秘義務に優先される。安全が優先となる。

2011-03-14 09:49:08
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】2)安全と安心感の提供:安心感を取り戻すために、被災者が受け身ではなく、なじみのやり方でできるよう尾にする、不的確な情報から自分を守る方法を教える、現実的な支援を受けられるようにする,救援活動に関する情報を提供、同じような体験をした人とのつながりがもてるようにつなぐ。

2011-03-14 09:52:01
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】現在の安全を確かにするために:リスクはすぐに公的機関に連絡、周囲の環境を安全にする、メガネや補聴器の確保、健康上の支援、薬、特別なニーズを持つ被災者のリストを作成する、親族がいるなら今後のために連絡を取る、自傷他害の恐れがないか、ショック状態ではないかどうか。

2011-03-14 09:55:13
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】被災者が見通しと安心感をもてるように、次に予定されている行動、実施されている支援、現時点で分かっていること,利用可能なサービス、一般的なストレス反応について、セルフケア、家族のケアの方法などをの情報を提供する。

2011-03-14 09:57:15
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】被災者が見通しと安心感をもてるように、次に予定されている行動、実施されている支援、現時点で分かっていること,利用可能なサービス、一般的なストレス反応について、セルフケア、家族のケアの方法などをの情報を提供する。

2011-03-14 09:57:15
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】情報を伝えるためには:情報提供の時期の判断、理解できるかどうか、情報を受け止め、理解する心の準備があるのかどうか、専門用語は使わないこと。はっきりしたことがわからないのに適当な情報を伝えない。分からないときには必要な情報を集める方法を一緒に考えること。

2011-03-14 09:59:14
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】確証が得られない限りは「安全だ!」と保証をしないこと。知っている範囲のことを伝え、気持ちに共感する。

2011-03-14 10:00:19
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】高齢者や障害者に対する留意:健康上の問題、加齢による知覚低下、注意力、集中力、記憶力、運動機能の低下、刺激の多い環境、なじみのない環境、騒音、トイレなど永井列に並ばなくてはいけないこと,盲導犬などの安全に対する配慮を忘れないこと。

2011-03-14 10:04:00
高山亨太/Kota Takayama, Ph.D @kotatakayama

【PFA】人々の交流を促進する:うまく状況に対処している人のそばにいることは気持ちを落ち着かせる方法ともなる。うまく状況に対処している人には、うまく対処できていない人に声をかけてみませんかと勧めてみる。

2011-03-14 10:06:42