『新撰21』読書会(3)「山口優夢+佐藤郁良」

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梅﨑実奈 @umemina

〈これ全部釈迦の鼻糞途方に暮れ〉わたしもこれが一番です。「途方に暮れ」が。〈あじさいは〉とかまでいくと個人的にちょっと、なんですが、この感覚の出し方は好きでした。ぷ、と笑えるところも。 RT @toki2010 あと個人的に好きなのが「これ全部釈迦の鼻くそ」 #shinsen21

2010-03-28 00:19:07
関悦史 @Seki_Etsushi

私も「シェパード」は別に強いて季語と取らなくていいと思います。 @8no07 #shinsen21

2010-03-28 00:19:45
関悦史 @Seki_Etsushi

好きなのでいうと〈月の出の商店街の桜餅〉。「商店街」の人くささとその人くささがうまい具合に消されているあたりが。 #shinsen21

2010-03-28 00:26:39
榮猿丸 @micropopster

みなさんお疲れ様でした。ありがとうございました。とても有意義かつ有益な読書会となりました。3回目にして、形ができてきたような気がします。あと18回!よろしくお願いします。 #shinsen21

2010-03-28 00:27:05
栗山 心 @kuriyamakokoro

お疲れ様でした。目からウロコの読書会でした。ありがとうございました。 #shinsen21

2010-03-28 00:29:49
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 ご参加のみなさま、あらためてお疲れ様でした。のちほどまとめを作成いたします。

2010-03-28 00:31:14
ふじみん @fd_m_n

読書会楽しく読ませて頂きました。 #shinsen21

2010-03-28 00:44:38
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 本日の読書会の内容をまとめました。今後のご発言も随時追加していきます。http://bit.ly/bSCWeL

2010-03-28 00:57:16
@tadayoshi_k

RT @yasnakam: #shinsen21 本日の読書会の内容をまとめました。今後のご発言も随時追加していきます。http://bit.ly/bSCWeL

2010-03-28 14:56:39
@tadayoshi_k

新撰21の写真と、新年の俳句王国にテレビ出演された際の山口氏を見て意外に思いました。あの鋭い口調は体育会系ではなく文化系の鋭角だったのだと。 #shinsen21

2010-03-28 15:03:51
@tadayoshi_k

それで、その作風はというと、「上手い」と思うのです。 心臓はひかりを知らず雪解川 山口優夢 #shinsen21

2010-03-28 15:05:30
@tadayoshi_k

「上手い」のだけれども地に足が着いていないという印象を受けます。先述の心臓の句にしても心臓は誰もが持っているけれども自身が自身の心臓を手に持つなんて経験はまず出来ないわけで、感覚的かつ形而上的に詠うことによって存在意義を確立しようとしている姿勢が見られます。 #shinsen21

2010-03-28 15:09:51
@tadayoshi_k

これは、個人の存在が人生の上でいかなるものなのか、と自己探訪を続ける思春期の青年にはよくある描写だと思われます。実際短歌の世界でもこのような詠み方から社会に出て別方面に分化していく軌跡を辿る青年歌人は多いわけで。 #shinsen21

2010-03-28 15:10:08
@tadayoshi_k

桂馬にはなれぬ一生の一瞬を貫く如き突風が吹く 田中拓也(歌集『直道』より) アルバイト一日終わりて坂降る西日に長きわが影踏みて 岸上大作(歌集『意思表示』より)、などなどなど・・・。 #shinsen21

2010-03-28 15:14:07
@tadayoshi_k

晩秋の都バスの窓は顔ばかり 優夢 「孤独な群衆」の一人として社会を客観視している感覚だろうか。短歌のような切り口なのだけどそれは短歌からすれば「若輩者が作る軌跡」的なものとしてしか捉えられないのが悲しいところ。 #shinsen21

2010-03-28 15:18:51
@tadayoshi_k

荒梅雨や弔辞読むとき前かがみ 優夢 これは、老いを詠っているのだろうか?自分としては「弔辞を読む」という彼岸へ人を送る儀式の中で「前かがみ」になる、というのが「勃起」と捉えて生と死の対比を諧謔的に詠ったものか、などと思ったが。 #shinsen21

2010-03-28 15:22:31
@tadayoshi_k

水中花投げ込むように愛を告ぐ 淡雪や結んで捨てるコンドーム 婚礼の胸は花野になりにけり 優夢 彼の詠う恋愛の句には含羞というものが微塵もなくリアリティが感じられない。率直に言ってしまえば「どうだ、どうだ」と言っているように作られている印象しか受けない。 #shinsen21

2010-03-28 15:25:39
@tadayoshi_k

つまりは、自己顕示欲が人を愛でる気持ちを凌駕している段階であって、その余裕がない人の作った句に見受けられるわけです。・・・私もかつて短歌を詠んでいる時期にこんな思いを持っていたことを思い出させてくれる・・・。 #shinsen21

2010-03-28 15:28:05
@tadayoshi_k

自分が作者より「ちょっと」長く生きているからだけの印象に過ぎないが、この作品100句だけで終わらない「可能性」を持った作者だと思います。今後読者を「静かに」驚かせてくれるに違いない。 #shinsen21

2010-03-28 15:35:08
@tadayoshi_k

老婆心、蛇足ながら。「あっ」と驚かせることばかりを考えていたら、息切れして創作意欲が萎えてしまう危険性も。また、彼の論の口調は時に激しく、折角正論を言っているのに惜しいなと思う場面も。頭が良くて俳句への思いも一入なのは解るから、少し落ち着いて欲しい、などと。 #shinsen21

2010-03-28 15:40:40
@tadayoshi_k

最後に山口優夢氏の好きな句を選んで終わりとします。捨てられて傘錆びゆけり春休 台風や薬缶に頭蓋ほどの闇 どこも夜水やうかんを切り分ける 口とがらす牛乳パック冬ぬくし 優夢 #shinsen21 @yasnakam

2010-03-28 15:56:13
中村 安伸 @yasnakam

@tadayoshi_k 読書会へのご発言ありがとうございます。恋句に関してのご意見など非常に納得です。のちほどまとめに追加させていただきます。 #shinsen21

2010-03-29 07:49:07
Daisuke IKOMA @dwsk_w

雨の日のチューリップ見る珈琲飲む 山口優夢:身体性を持った一連。上手い句、良い意味で気味の悪い句が並ぶ中に、このような句をみるとほっとしてしまうのも彼の術中であろう。その上で、不器用さを身に着けることで彼はさらに面白い句を読んでくれるのではないかと感じる。 #shinsen21

2010-04-12 23:11:25
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