『そうだったのか!池上彰の学べるニュース 3時間SP』(東日本大震災・福島原発特集第2弾)要約

2011年03月23日(水)1900‐2148時放送の要約のまとめ。 池上彰・東日本大震災SP第2弾。 第1弾(先週分)のまとめはこちらです。 http://togetter.com/li/112435 この番組の内容くらいは前提となる知識として共有できればなと思って文字起こししました。 続きを読む
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秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:1コずつの中性子が反応を継続して行く、この状態を「臨界」と言う。 #ikegami

2011-03-23 20:58:16
秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:中性子の量を我々がコントロールしているかしていないかというのが、原子力発電所と原子爆弾の違いです。 #ikegami

2011-03-23 21:03:43
秋田紀亜 @akita_kia

池上:原子力発電所の仕組み→原子力発電所には大きく二通りあって、これは福島原発でも使われている沸騰水型原子力発電所。燃料棒(燃料集合体)の周りで水を沸騰させる。それをタービンという羽にぶつけて、回して、発電している。 #ikegami

2011-03-23 21:18:00
秋田紀亜 @akita_kia

池上:制御棒は、燃料棒から飛び出た1~2コの中性子を吸収してコントロールする役目。 #ikegami

2011-03-23 21:18:28
秋田紀亜 @akita_kia

池上:日本で原発が出来たのは1963年、茨城の東海村で。あの時は「原子の火が灯った」「原子力の時代が来た」と大きく報道された。現在、、(いわゆる商業用は)17カ所54基(研究用は別)。 #ikegami

2011-03-23 21:28:40
秋田紀亜 @akita_kia

池上:発電所に占める割合、1980年度で17%だったのに、2009年度で29%に広がっている。2019年度には41%に増やす計画だったが、今回の事故で難しい情勢になっている。 #ikegami

2011-03-23 21:28:57
秋田紀亜 @akita_kia

池上:[原発はなぜ海のそばにあるのか?]高温の蒸気でタービンを回すと先程言いましたが、その蒸気を冷やすために海水を使っている。放射能を帯びた水蒸気と海水が混じり合わないように全く別のルートになっている。海水はまた海に戻り、冷えた水は燃料棒の周りにまた入る。 #ikegami

2011-03-23 21:40:11
秋田紀亜 @akita_kia

池上:そのために大量の水がいる。ヨーロッパは大きな川のそばで原発の水を冷やしている所も。日本では海辺で、それで今回のような津波の問題も。 #ikegami

2011-03-23 21:40:39
秋田紀亜 @akita_kia

池上:世界には、30カ国、432基(商業用)。原発の割合が最も高いのはフランスで77%。2位が韓国で34%。3位が日本。/原発はメリットも大きいが、デメリットも。 #ikegami

2011-03-23 21:46:00
秋田紀亜 @akita_kia

池上:[原発のメリット]少ない原料で莫大なエネルギー、二酸化炭素を出さない、燃料をリサイクルできる。 #ikegami

2011-03-23 21:46:17
秋田紀亜 @akita_kia

池上:[原発のデメリット]放射線の危険、核燃料の廃棄物が出る、大事故のおそれ。 #ikegami

2011-03-23 21:46:31
秋田紀亜 @akita_kia

池上:[原発の安全対策](1)止める (2)冷やす (3)閉じこめる (今回(1)は成功したが、(2)(3)が上手くいかなかった。) #ikegami

2011-03-23 21:51:20
秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:通常なら止めた後にきちんと崩壊熱が出る。燃料棒の中で核分裂反応が起こっていて、そこに制御棒がポンッと(下から)入って、地震直後には核反応は完全に止まった。その時に溜まった熱(=崩壊熱)は、減ってはいきますがずっと出続けます。 #ikegami

2011-03-23 22:10:03
秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:どうして崩壊熱が出るか。原子核が2つにバラッと分かれます。その時、原子核がバラバラッとエネルギー状態、高くなっている。それが少しずつガサガサッと安定な方に落ちていく。この時に出るエネルギーが放射線だったりする訳です。 #ikegami

2011-03-23 22:10:31
秋田紀亜 @akita_kia

この先生、説明の時、「バラッと」のような擬音とか手振りが多いな(笑)。イメージ的で、自分に似ている気がする(笑)。 #ikegami

2011-03-23 22:12:38
秋田紀亜 @akita_kia

池上:なるほど。次々に核分裂する状態は止まったけれども、それまでに色々な放射性物質ができている。それが次の別の物に変わっていく。その時に出るエネルギーが放射線。長い目で見れば、放射線を出し尽くすことで安定化する。それまでの間、熱が出続ける。 #ikegami

2011-03-23 22:13:06
秋田紀亜 @akita_kia

池上:なので一旦運転を止めた後も崩壊熱が出る。それを「燃料棒の熱が出続けている」と言う言い方をしている。おさまるまで燃料プールに置いて、冷やし続けなければならない。3~4年冷やして、他の場所で処理をすると。 #ikegami

2011-03-23 22:13:32
秋田紀亜 @akita_kia

池上さんはあくまで概念的で具体的だなあ(笑)。個性の違いが面白い。 #ikegami

2011-03-23 22:14:46
秋田紀亜 @akita_kia

池上:[福島の原発]原子炉の格納容器の高さ、34m、ざっと11階建てのビルくらいの大きさ。建屋のてっぺんまでだと47mもある。燃料集合体(燃料棒)、長さ4m。その中の1本1本の管が燃料棒。それらを束にしたものが燃料集合体。 #ikegami

2011-03-23 22:49:09
秋田紀亜 @akita_kia

池上:ニュースでざっくりと「燃料棒」と言っているのは「燃料集合体」のこと。福島第一原発2号機だと、燃料棒60~80本を束にした物を燃料集合体、それが548個搭載されている。1本の燃料棒の中に、ペレットという小さい物が、370個ビッシリ入っている。 #ikegami

2011-03-23 22:49:34
秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:ペレットは、最初は二酸化ウラン。その中にウラン235が(先程池上さんが仰ったように)3%入っている。それがカチカチに焼き固められた酸化物、セラミックですね、それがペレット。 #ikegami

2011-03-23 22:51:03
秋田紀亜 @akita_kia

池上:カチカチに焼き固められたというのが、熱に強いようにという対策なんですね。 #ikegami

2011-03-23 22:51:26
秋田紀亜 @akita_kia

鈴木:そうですね。ペレットが溶けるのが2800度くらい。その周りがジルコニウム合金、ジルカロイという中性子を吸収しにくい金属でできています。これは1200度くらいにならないと溶けない。 #ikegami

2011-03-23 22:51:39
秋田紀亜 @akita_kia

池上さん、「~訳ですね」や「~訳ですけれども」が多いけど、書く時は省かなければな(笑)。 #ikegami

2011-03-23 22:59:26
アブラクサス・アイオーン @Abraxas_Aeon

@akita_kia 紀亜さん、池上ボット化してたんですねw

2011-03-23 23:04:16
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