姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』東京大学ブックトークイベント感想 2018.12.12

2016年に起きた東大生による強制わいせつ事件に着想を得た、姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』(文藝春秋社刊)の東京大学駒場キャンパスでおこなわれたブックトークの感想ツイートをまとめました。 ブックトーク参加者のTweetに限っています。反響は含めていません。
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宇野ゆうか @YuhkaUno

『彼女は頭が悪いから』ブックトークのあれこれを読んでるけど、性体験のない男子をゲイ認定や童貞いじりすることと、レイプは繋がっている。どちらも性的自己決定権の侵害行為だ。童貞いじりはセクハラだし。 twitter.com/m_ngtk/status/…

2018-12-14 04:55:20
Makoto O-N Guitar @m_ngtk

↓まとめ中の、東大男子学生のフロア発言に関するツイートは誤解だ。彼は同書を「東大生の『小さい』感情を千倍に増幅した」と評した。女性に背を向けて勉強して東大に入ったのに、そこでゲイ認定や童貞いじりをされる理不尽を訴えていた。加害者の自己弁護には聞こえなかった。#彼女は頭が悪いから

2018-12-13 23:02:20
宇野ゆうか @YuhkaUno

性的自己決定権…つまり「全ての人は、いつ誰と性的関係を持つか持たないかを、自分で決める権利がある」ということ。私たちはこれを、成長過程で教えてもらっていない。というか、現状、日本にはこの社会的コンセンサスが乏しいように思う。

2018-12-14 04:57:48
宇野ゆうか @YuhkaUno

義務教育を終了するまでに、性的自己決定権について教わっていれば、あるいは社会的コンセンサスがある世の中ならば、人を性体験のあるなしでからかうのは、非常識な人のすることだと認識されるだろうし、女性へのレイプも起こらなかったかもしれない。

2018-12-14 05:01:19
宇野ゆうか @YuhkaUno

もし性的自己決定権について教わる機械があれば、童貞をからかわれれば「セクハラだ」と思えるだろう。そんなこと言うほう相手のほうが非常識だと。でも、教わっていないと、からかいをきっかけに、セクハラ加害者の価値観に取り込まれてしまう。

2018-12-14 05:03:46
宇野ゆうか @YuhkaUno

セクハラ加害者の価値観というのは、女を「モノにできる」男が偉いという価値観。この小説のレイプ犯のような、女性を人間として尊重しない価値観。童貞いじりというセクハラを受けた時点では被害者でも、相手の価値観に取り込まれると、今度は女性に対して加害者になってしまう。

2018-12-14 05:09:57
鬼神 櫻 @onigamisakura

「彼女は頭が悪いから」ブックトーク。いただいた冊子が秀逸だった。セクシャルコンセント(性的同意)と、バウンダリー(境界線)について。 これは性的であっても、なくても、重要なことだと思う。 pic.twitter.com/JkDnyTawrd

2018-12-13 02:45:10
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2018/12/28

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リンク WEDGE Infinity(ウェッジ) 『彼女は頭が悪いから』著者が受け取った読者からの手紙「夫は小説を読むなと……」 性暴力の事件が大きく報道されるとき、被害者をバッシングする声は必ずつきまとう。『彼女は頭が悪いから』で描かれる集団強制わいせつ事件でも、被害者の女子大生は「勘違い女が東大生の人生を台無しにしようとしている」と、匿名の人々から非難される。発売当初から話題を呼んだ同書について、著者の姫野カオルコさんに話を聞いた。 2

2019/02/05

リンク 東大新聞オンライン 「姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』ブックトーク」レポート ~「モヤモヤ」とともにを振り返る~ | 東大新聞オンライン 2016年、東大生・東大大学院生5人による集団強制わいせつ事件が起き、世間に衝撃が走った。あれから2年以上がたった2018年7月、事件に着想を得た小説『彼女は頭が悪いから』(文藝春秋社刊)が出版され、再び大きな話題となった。 そんな中、2018年12月に東大駒場キャンパスで開催されたブックトークイベント。あっという間に過ぎた、濃密な2時間の内容を、編集部員によるイベントの書き起こしと共に振り返る。 (取材・石井達也、一柳里樹、高橋祐貴、武沙佑美、楊海沙 構成・武沙佑美 撮影・石井達也) ※レポート記事本文 7 users 187

姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』ブックトーク

日時
2018年12月12日水曜日 19時~21時

場所
東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE EAST 地下 K011教室
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/news/kyoumu/file/2014/21komcee_east_map.pdf

講演者
姫野カオルコ(作家)

パネリスト
大澤祥子(ちゃぶ台返し女子アクション・代表理事)
島田真(文藝春秋 ノンフィクション編集局、「月刊文藝春秋」・ノンフィクション出版部担当局次長)
瀬地山角(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
林香里(東京大学大学院情報学環・教授、MeDiメンバー)

司会
小島慶子(エッセイスト、東京大学大学院情報学環 客員研究員)

概要
2016年に起きた東大生による強制わいせつ事件に着想を得た話題の小説『彼女は頭が悪いから』(文藝春秋社刊)。執筆の動機や制作秘話を姫野さんに伺いつつ、登壇者と会場との対話を通じて、主に以下について考察するブックトークを開催します。

・性の尊厳、セクシュアル・コンセントとは?(性暴力事件の再発防止のために何が必要か)
・「学歴社会」と性差別について
・「東大」というブランドとの付き合い方、向き合い方

会場の皆さんにもご意見を伺いながら、活発な議論ができればと思います。

主催
・メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会(MeDi)
・東京大学大学院博士課程教育リーディング・プログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」教育プロジェクトS

協力
・株式会社文藝春秋

http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/event/姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』ブックトー

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