被災地の自衛隊のいま・・・山本晋也監督がレポート

とし @toshihiro36_sub

（朝礼の様子）　「きょうは門之浜漁港については、午前中いっぱいである程度メドをつける」・・・

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<ナレーション>　救援活動の中心的役割を担ってきたのは、弘前駐屯地からやってきた第３９普通科連隊だ。

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山本：隊員に求める一番のものっていうのは何ですか？

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一等陸佐：ひとつは被災者第一だということ。住んでいる方の目線に立つことが基本であろうということと、それを基本にして活動してもらいたいなと思っております。

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<ナレーション>　被災者の立場になり、行われるという救援活動。その１日を山本晋也が追った。　　この日の活動は午前８時、津波で壊滅的な被害を受けた門之浜漁港のウニやアワビの養殖施設の片づけから始まった。

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山本：とにかくここは養魚場で・・巨大なあれでね・・見て、この中津波で・・泥で全部埋まっちゃって

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----------泥の撤去作業の映像が流れる----------

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山本：ここも地下で何かやってらっしゃいますけど。　ここ、泥を全部とるわけですか？

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隊員：はい。

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山本：全部、手作業です。かなり細かくやってますよねぇ？

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隊員：これは、また（施設の方が）水洗いなどを必ずやると思うんですよね。できるだけ砂・泥を排除しておけば、その作業も早く終わるんではないかと。

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<ナレーション>　被災者がいま何を必要としているのか。隊員は常にそれを意識しながら作業に当たっているという。

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漁協・理事：１００名くらいの隊員さんが、毎日毎日・・・本当に・・私たちも、ありがたい。涙が出るくらい、ありがたい。　これだけやって頂ければ、復旧・復興も早いのではないかと期待しています。

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山本：ここはね、凄まじい光景ですね・・ここから見ると。ここまで波が来たんだ。

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<ナレーション>　いまも一面瓦礫の山が残る大船渡市の赤崎地区。

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山本：ああ、どうも。これはもう・・・どう手をつけていいか分かんないけど・・。

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隊員：行方不明者の捜索が第一ということで今は動いております。地道にコツコツとひとつひとつやっていくしかないです。

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<ナレーション>　ここで行方不明者の捜索に当たっているのは、青森の八戸駐屯地から派遣された第９施設大隊だ。大きな瓦礫を重機で取り除き、その後、隊員たちが手作業で不明者の痕跡を捜す。

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隊員：じゃあ、痕跡なし！

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山本：行方不明の方を発見されたことあります？

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隊員：あります。ちょっと向こうの方で、先週なんですけれど。

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山本：つらい仕事でもあるでしょ？

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隊員：そうですね。でも、早くにご家族の方のにお渡ししたいなと思います。ひとりでも多くですね。

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<ナレーション>　２等陸曹の田中さんは地元、岩手県出身。捜索は過酷な作業だが・・。

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山本：めげるこてってないですか？つらくてもうできないよこの仕事って？