日本地球惑星科学連合の一般公演会「東北地方太平洋沖地震」実況ツイート

@kw36_wav さんのツイートをまとめました。 今回の東日本大震災を地震学の面から考えています。
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KNB @kw36_wav

長谷川「それの繰り返しの測定でどう変化したかを見る。この場は観測点が複数あるが、海保・大学の結果と併せ、本震では24m南南東に。また15m31mという結果もある。推定と比べ遙かに大きな地殻変動が見られた。まとめると東南東の大きな変位・滑りが見られた」 #jpgu

2011-05-22 14:55:57
KNB @kw36_wav

長谷川「海岸での最大で1m以上、と上下変動も大きい。その結果滑り分布は震源東側に、海溝軸に最大60mが有ると推測。真上のデータ含めると大きな滑り量があるのでは。地震での破壊は宮城沖から岩手~茨城の遠距離地震として拡大する結果に。」 #jpgu

2011-05-22 14:58:03
KNB @kw36_wav

長谷川「このような超巨大地震の要因はまだ分からない。M9規模では世界ではチリ地震など近代以降も起きている。こういう地震の要因は強度の領域が蓄積しているなど。しかしなぜM9かは今後の研究による所。更に議論されると思われる」 #jpgu

2011-05-22 14:59:29
KNB @kw36_wav

長谷川「なぜ想定できなかったと言うと、繰り返し間隔が短くないこと、100年程度の観測ではデータ不足である。プレート固着推測は開発中の技術であり、精度・解像度の面で困難な点もあると同時に特定部分での起きないという誤認識が背景にもあるのでは。」 #jpgu

2011-05-22 15:01:25
KNB @kw36_wav

長谷川「兆候と思わしきモノはあったかもしれないので謙虚になれば見れたかもしれない。アスペリティ的な大きな地震でもあるし、釜石沖地震の震源を見ると繰り返し地震の精査すると、地震サイクルではアスペリティ非アスペリティよりも不均質なモノもあるのでは」 #jpgu

2011-05-22 15:02:57
KNB @kw36_wav

長谷川「もう一つのプレート境界の固着状況、非常に理解できないモノもある。小さくとも小出しで解消するのか、という問題。貞観のような大きな津波の痕跡からこのような地震の可能性は指摘されていた。M8.4から陸上GPSで、その程度は予測していたがM9とは考えつかないのが」 #jpgu

2011-05-22 15:04:39
KNB @kw36_wav

長谷川「最後に今後の地震活動、M8程度は可能性がある。余震自体は本震直後にM7レベルが起きている。今後地震もこういう場所での滑りによる応力変化で断層での地震加速断層では起きる。今後も誘発地震の可能性はある。私の話は以上」 #jpgu

2011-05-22 15:06:17
KNB @kw36_wav

Q「アスペリティ固着体と安定体、具体的な組成に依るのか。滑り60mとの関連も」長谷川「アスペリティの性質は実際はよく分かってない。値についてもよく分からない。滑り関連は非常に難しい。今後の研究で明らかにされるのでは」 #jpgu

2011-05-22 15:08:14
KNB @kw36_wav

Q「古いプレートは沈まないという話もあったが」長谷川「かつては境界では大地震はないとされてきた。が、今回では海溝すぐの浅い部分が検知できないので固着している可能性も。念頭に入れる必要があるのでは」 #jpgu

2011-05-22 15:09:59
KNB @kw36_wav

Q「長期評価というのは過去の地震の周期的な予想だが、予測時期の延びた場合のMの変化予測は」長谷川「ない。長期評価自体は非常に単純な前提条件上での概念。まだ研究途上の段階。」 #jpgu

2011-05-22 15:11:35
KNB @kw36_wav

続いて東大地震研の古村氏。『強い地震の揺れと大津波と被害の成因』がテーマ。 #jpgu

2011-05-22 15:12:19
KNB @kw36_wav

古村「大きな地震の拡がりと津波になったのかという地震後の点を中心に。長期評価では宮城沖がM7-8で40年周期で起きているので99%想定だったがM9ということになり広域。そして浅い領域破壊が津波の要因に。最大のチリM9.5。四川でもM7.9、関東でM8、阪神M7」 #jpgu

2011-05-22 15:14:27
KNB @kw36_wav

古村「9日にも海溝付近で大きな地震があった、これで余震があったので緊急速報でも甘く見ていた。その時はM値がどんどん上がっていった。M7.6を超えても止まらずM8.1。その前には都内でも揺れた。これは時間との勝負で5.4秒で出た。165秒後までは破壊観測」 #jpgu

2011-05-22 15:15:52
KNB @kw36_wav

古村「これだけの地震ではK-netのデータでも分かるが、時間単位での揺れの拡大を見られる。加速度分布を見ると非常に巨大な地震。そして震源域500ガル、1000ガルも観測された。地震計の記録では第一波、海溝からも出て、茨城沖でも何度も出て破壊が進行」 #jpgu

2011-05-22 15:17:37
KNB @kw36_wav

古村「震源側のデータ、築館塩釜や日立などのデータ。固有周期を建物で見ると、阪神の鷹取スペクトルと比べると、強い応答が出るまでには小刻みが多かった。木造家屋は周期1秒だがその周期帯は3分の1程度だった。」 #jpgu

2011-05-22 15:19:14
KNB @kw36_wav

古村「なので、揺れ自体では木造家屋への影響は小さかった。家が強いだけではなく周期帯の要因。それでも液状化なども起き、埋立地を中心に被害が出た。加速度で揺れると水圧が上昇して収まると砂が沈降する現象。強い加速度と長期の揺れが原因になる」 #jpgu

2011-05-22 15:21:01
KNB @kw36_wav

古村「で、二つを比べると波形が異なる。拡大した部分も見るとハリのように動いている。普通ではサインカーブになるのだがこれが液状化である。これが地震計の記録、加速度200で継続200ー250秒で液状化が起きる」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:22:58
KNB @kw36_wav

古村「高層ビルが揺れると、数十cm規模の揺れが続いたと思うが、東西南北上下のデータを見ると地震研では60cm揺れていた。このような長周期では遠地でもよく伝わるので強くなり、共振共鳴を起こすビルでは大きく揺れる」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:24:23
KNB @kw36_wav

古村「長周期波自体は大規模な地震の時だけしか観測されない。建物の固有周期を見ると例えば中越では大きな建物はよく揺れたがタワーなどは余り揺れなかった。その一方で今回は短~長周期が含まれ色んな建物が大きく揺れる結果に。」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:26:35
KNB @kw36_wav

古村「長周期波自体、また地震後の地殻変動含め、一緒に引き込まれたモノが滑ったことになるが、揺れると片方はたわみが出るので一部の陸地では水面下となり沈降もする結果に。そして海でも隆起した」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:28:02
KNB @kw36_wav

古村「津波が発生していたとき、海底盛り上がりが起きた。盛り上がった海水が津波として押し寄せていく。陸に近くなるとどんどん大きくなる、海ではジェット機レベルだが、陸近くでは80m/s(??)やそのレベル」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:29:12
KNB @kw36_wav

古村「勘違いされているが、海面の上昇で」

2011-05-22 15:29:24
KNB @kw36_wav

古村「勘違いされているが、海面の上昇が伝わっていくのが津波、巨大な水の塊であって陸に近くなるとかなりの高さになる。震源域で3-5m盛り上がりがいつまでも地球の海面上を伝わる、仙台湾やリアス式海岸では一気に高まる。また跳ね返りで長時間続いた」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:30:54
KNB @kw36_wav

古村「この津波の予報、気象庁が出すが、釜石沖の海底の津波計もある。三陸などでの地震監視のためにある、震源付近で捉える観点から非常に重要で、そのデータを見ると地震後200秒で50cmの津波、10分後には2mに。そして一旦下がって壁状5mがきた」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:32:43
KNB @kw36_wav

古村「5mが沖合数十kmになるのだから陸地では非常な高さになる。陸地に到達した瞬間受信装置も破壊された結果参考データとしてしか活かせなかった。データを12点だけだから解析すると55mの津波という換算が出た。平均でも20mレベルと。滑りが要因も」 #jpgu #jpgu2011

2011-05-22 15:34:45
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