備忘録:作品の性格と読みの方向性とそれによる面白さ(「作家・円城塔が選ぶ<SFと幻想文学の間>」を発端に)

チラシの裏な備忘録です。ビーケーワンでの特集、 「作家・円城塔が選ぶ<SFと幻想文学の間>」 http://www.bk1.jp/books/contents/booklist/1106_enjou 続きを読む
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相楽 @sagara1

奉太郎の姉・折木智恵の存在とその旅の意義http://t.co/ARzvfvf をなおざりする読みというのは、僕にとって何がなにやらよく理解し得なかったりする。「『さよなら妖精』並に露骨に提示されないとわからないものなのかな」と思わされたりもする。

2011-06-27 18:46:40
相楽 @sagara1

なお北村薫の代表作には《時と人》三部作(『スキップ』『ターン』『リセット』)も挙げられることからも自明のように。北村作品においては(三部作に限らず)「しばしば非常なまでに冷酷な《時》の中での「人」の有り様とその思い」が中心的な課題ともなっているのだけれど(続き)

2011-06-27 18:58:34
相楽 @sagara1

それらを踏まえて北村薫ファンとして米澤穂信『氷菓』をその側面から読む時。それぞれ極めて優れた個性を示しながら、しばしばある面において「日常の謎」フォロワーとも目される作家(特にそのデビュー作)は数多い中において……(続く)

2011-06-27 18:58:51
相楽 @sagara1

とりわけ強烈な「縦に流れる時間の流れ」(正に古今東西ということで「横」の広がりの意義も大きいのだけれど)と「その中における主人公たちの自意識」を提示してみせた『氷菓』とその後の作家・米澤穂信の歩みはその中でも特別な関心を持って見ていくことが当然といえる存在であったりもする(続く)

2011-06-27 18:59:06
相楽 @sagara1

そんなわけで。「北村薫先生が米澤穂信『折れた竜骨』を日本推理作家協会賞、山本周五郎賞それぞれの選考委員としてどう評したか」http://t.co/rRJr6oP は北村ファンとして大変に興味深いものであったりもしました。……以上、あまりまとまりのない連投でした。

2011-06-27 19:02:19
相楽 @sagara1

(最近、twitter上でも時折機会を捉えては「「(趣味の方面においては)何よりもまず北村薫ファン」が基本という自分の立ち位置を表明しておいた方がいいのではないか」と思えたりしている。一応、プロフィールでも明示しているのだけれど)

2011-06-27 19:14:01